アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
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また よろしくお願いします。

ソリモンエス水系 二つの河の増水風景

2015年02月26日 | アマゾン河
サンパウロ方面はかなり回復したとはいえ、まだ水不足が続いているそうです。
水不足は続いているのに、市内には嵐が吹き荒れ、昨夜も大雨と風でかなりの被害が出たとか。
何か矛盾...

ここアマゾナスでは、ここのところ毎年のことですが、今年も増水のニュースが毎日テレビで流されています。
マナウス付近の増水は毎年5月の末。
現在のネグロ河の水位は24.83mで昨年よりも33cmほど水位が高くなっています。
前日との水位比は+4cm。
まだそれほどの上昇ではありません。

過去の最高水位は2012年の29m97cm。
5月末に記録した水位ですが、あと5m以上ありますよね。
そこまでには達さないだろうということですが...

現在、ネグロ河とともにアマゾン河を形成するソリモンエス河水系のアクレ河、マデイラ河では増水の被害がでています。

アクレ州を流れるアクレ河では、州都ヒオブランコ付近で、警戒態勢に入っています。
付近の集落はこんな感じで...



また、アクレ河とほぼ平行して流れる、これもソリモンエス水系のマデイラ河もこんな感じ。



付近を通る国道364号線はすでに、道路じゃない?!



湖を走るトラック。
上から見ると、こんな具合。



ちょっと脱輪したらおしまいよね。

この付近の水位は警戒水位の16mを突破し現在16.70m。
それでも、昨年よりもこの時期として2mも水位が低いのだとか。
昨年は過去最高だったそうですから。

もちろん、増水に飲み込まれた集落では電気の供給は止められ、住民は避難所へ入っています。

増水の原因は水源となるアンデス山脈の降水量が異常に多かったことだとか。
幸い二つの河とも水位の上昇は鈍ってきて、マデイラ河では減水の兆しが見えてきたとのこと。
でもね、こうして、この地方を飲み込んだ水の固まりは、徐々にマナウス付近に迫ってきているのよ。
雨季の今、水面からの蒸発量も乾季のときほど大きくないしね。
これからマナウス付近の本格的な水位の上昇が始まります。

このところ、誰に聞いても出てくる冗談。
「ここの水をサンパウロに運んでいけたらいいのに。」
本当、冗談じゃないわよね。
結構、みんな本気の願いかも...

コメント
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