コロナ禍がおさまらず、日本からの派遣の人たちが次々日本に戻っていきます。
ブラジルの罹患率、死亡率を考えると仕方のないこと。
もしも病気にかかってしまったら、日本人の方は自力で病院にかかることも難しいです。
小さな子供さんがいる家族だったら、家族の中の誰かが病気にかかってしまったら、生活を保っていくことも難しくなりますから。
そんな日本からいらしているご家族がお帰りになるとき、いろいろなものを残していってくださることがあります。
食材あり、日本から持ってきた日用品あり。
ブラジルで暮らすものにとって、日本の日用品はおしゃれで便利ですし、食材もブラジルではなかなか手に入りにくいものもあって とても助かります。
「みなさんで…」といただいたものは、必ず何人かで みんなが一番いい形で受け取れるよう 配分します。
ブラジル人スタッフにとっても 日本の物は食材でも日用品でも便利でありがたいものばかりですから。
もちろん、「このご家族にはこれをいただいたから…」と言って、その後の対応が変わることはありません。
これは絶対ね!
だって、スタッフによってはだれに何をいただいたか、はっきりわからない人も出てくるぐらいですから。
ただただ ありがたくいただきます。
まあ、そんなこんなで、ここのところの帰国ラッシュで現地に残る私たちもいろいろバタバタとしておりました。
そんな帰国ラッシュも終盤になるこの頃、日本に一時帰国されることになったご家族がいらっしゃいました。
もう残っている日本人もほとんどいなくなってきています。
荷物の運び出しなど、ちょっとしたところで人手がいるのでは?と思い、
「何かお手伝いできることはありませんか?」と声をかけてみました。
その答えが…
「いえ、本帰国ではないので 生活用品は残していきますし、食料品はみんな捨てましたから。」
こうして字面にするにと 至極まっとうな答えに見るけど、その時の雰囲気はまるで私が物乞いよろしく 何かいただけるかと催促していたみたいな扱いだったわ。
質問の答えにまったくなっていないしね!!
ペケママ家の内情を知っている人たちだったらわかってくれると思うけど、別に日本の物を「めぐんで」いただかなくても 困っていないから。
今までも皆さんからいただいたものは、ほとんどスタッフに分けてるから。
なぜ私が一括して受け取るかというと、いただいたものが何なのか?どうやって使うか?どうやって食べるか?きちんとブラジル人スタッフに説明をしないといけない。
だから 日本人である私が一旦受け取って、説明をしながらみんなでわいわいと分けっこするのよ。
まあ、言った本人はそこまで言葉の意味を考えずに言ったのかもしれない。
でも、人を貶めるには十分な言い方だったと思うわ。
ひっさびさに沸々と激怒スイッチが入ってしまったペケママなのでした。