中秋の名月とは満月ではない、と初めて知ったアラカンのペケママ。
部屋がやけに明るくて、夜中の2時半に目が覚めました。
きっとこれからブラジルの東の空にゆっくり上がっていくのね。
私の今までの約60年の人生って一体...
なんて思いにふけってしまった 昨夜の月。
部屋がやけに明るくて、夜中の2時半に目が覚めました。
明かりの方向を探すと...
病室の大きな窓の真ん中に 大きな大きなお月さま。
あまりに美しいお月さま、私が起きた気配にうっすら目を覚ましていた夫を呼びます。
寝ぼけ眼で窓の外を見た夫も、月の美しさにすっかり目を覚ましました。
そこに夜の巡回に来た看護師さん。
看護師さんも一緒に午前2時半のお月見。
そのうちに月は次第に赤みをますと、西の山の向こうにゆっくり隠れていきました。
きっとこれからブラジルの東の空にゆっくり上がっていくのね。
あの子達は 今夜は明るい月の下で眠れるのかしら。
穏やかに 安らかに眠って欲しい。
ブラジルの空に上っていく月に、ただ ただ そう祈りました。