お出かけ先で足元に転がってきた、この子を拾いました。
ちょっと小ぶりだけれど、まさしくマンゴー
調べてみたら manga itamaracá (イタマラカー)っていう種類みたい。
ペケママがマナウスで食べていたマンゴーとは、種類が違うみたいですね。
小ぶりで、ちょうど片方の手で包めるぐらいの大きさ。
香りはとても強く、バスの中でもマンゴーを入れたお弁当バッグから、良い香りが漂ってきていました。
家に帰って切り分けてみると...
透き通るような美しい果肉。
完熟の一歩手前と言ったところで、歯ごたえを残しつつとろけるような甘さ。
久々に出会ったマンゴーの香りで、一気に昔がよみがえってきました。
リオでお世話になっていた友人の山荘にあった大きなマンゴーの木。
そこで友人が作ってくれた、マンゴーのバッチーダ(カシャーサのカクテル)。
これは我が家のマンゴーのバッチーダ
マナウスの職場にあったマンゴーの木
マナウスでは街中にマンゴーの木があり、季節には必ず毎日どこかで手に入りました。
ワンコ達の散歩の時もしかり。
毎日必ずマンゴーを手にして戻って来たものでした。
朝早くの散歩には、ビニール袋を持って散歩に行ったりね。
三女のチコちゃんはよくマンゴーをくわえてきました
野良生活をしていた時に、お腹が空いたらマンゴーをかじっていたのかな?
と思っていました。
マンゴーの木にはイグアナが何匹も来ていました。
これはマナウスのペケママ家に現れたイグアナ君。
イグアナ君たちにとってもご馳走だったのね。
夫はゴルフに行くと、いつもビニール袋一杯に詰め込んだマンゴーを持って帰ってきてくれていました。
週末は朝1番のプレーだから、拾い放題なんですって。
きっと一緒にプレーしていた方たちにはご迷惑をかけていたことでしょう。
フェイラで売っているマンゴーを見てもあまり思い出すことはありませんが、こうして落ちているマンゴーを一つ手に取っただけで、本当に多くの思い出が津波のように押し寄せてきました。
みんな みんな もう空に旅立ってしまいました。
リオの友人も、黒犬三女のチコちゃんも、夫も。
イグアナがいた森も、もう無くなってしまいました。
足元に転がってきた、ひとつのマンゴー。
友人が、夫が、そしてチコちゃん達 空に上ってしまったわんこにゃんこが
「ペケママ、大丈夫だよ、いつもそばに居るからね。」
そう伝えてくれる贈り物のような気がしました。