先月末に勃発した、イスラエルとハマスの戦闘が激化しています。
10月に入り戦闘はますます激しくなり、イスラエル在住の外国人への被害も多くなってきています。
外国人の中には戦闘に巻き込まれて死亡、負傷した人ばかりでなく、人質として拉致された人も多数いるということで、多くの国が自国民の救出のために動き始めました。
ブラジルももちろん。
10日にはブラジル空軍のエアバスKC-30をイスラエルに向けて派遣しました。
今回は14時間かけてイスラエルまで飛行。
211人のブラジル人を乗せ、水曜日の未明にブラジリア空港に着陸しました。
着陸の瞬間には乗客みんなでブラジル国歌を歌ったとか。
救出された人々はその後自身の帰る場所まで無償で送り届けられたということです。
政府発表によると国内移動については、航空会社AZULとともに行っていくそうです。
ブラジル政府は今後15日まで5回救出機をイスラエルに派遣し、計700人余りの自国民を救出する予定です。
またパレスチナーガザ地区には現在26人のブラジル人がいることを確認しています。
この地域については救援機を派遣することは安全上問題があるということで、バスによる陸路での救出作戦を考えているそうです。
現在、パレスチナと国境を接するエジプトと交渉中ということで、交渉がまとまり次第救出を開始するそうです。
ヨーロッパ各国も自国民の救出について動き始まっているそうです。
このような非常時にまず自国民+αの救出に迅速に動くことのできるブラジル政府の対応には、いつものことながら感心させられます。
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