アマゾンわんわん日記 2018

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サンパウロ・スザノ市の学校襲撃事件

2019年03月13日 | ブラジル雑記
大サンパウロ圏スザノ市。
昔から、日本人が多く入植した町として知られています。
比較的治安も穏やかで、大きなビルよりも、普通の家が多く建っているような、こじんまりとした地方都市です。

その スザノ市にある州立ハウル・ブラジル校で、今日 大変な事件が起こりました。

州立ハウル・ブラジル校は小中高まで、あわせて1000人以上が籍を置く、この地域では大きな学校です。
大きいだけでなく、成績の面でも国の平均を上回る成績を修めている、ごく普通の学校でした。

午前9時半。
ちょうど、高学年の生徒たちが 休息時間に入っていました。
休息時間には軽食が出るため、多くの生徒たちが食堂に入っていきました。

そこに、二人組の男たちがやってきました。
一人は17歳の少年、もう一人は25歳の青年。
2人とも、この学校の卒業生でした。
2人は 開けっ放しになっていた表の門から校内に入りました。
そして、学校の教務室に行きました。
そこで、教務の先生と学校の職員を射殺。
その後、休み時間の生徒達で賑やすわうパティオに行き、生徒たちに銃を乱射しました。



パティオに続く食堂では、休み時間の軽食が配られていました。
生徒たちの叫び声を聞いた調理員たちは、とっさの判断で近くのドアから、生徒たちを調理室内部に避難させました。
調理員たちは 自分たちも怖くて泣き叫びたかった、でも 生徒たちを落ち着かせるためには 自分たちが冷静にしていなければと思い、生徒たちを調理器具の陰に身を低くさせ 隠したのだと話していました。
ここでは50人以上の生徒が 調理員たちによって助けられちゃそうです。



短時間の間に 15歳から17歳までの生徒達5人、教務の先生と学校職員の2人が亡くなりました。
また2人は、学校を襲撃する前に、近所の中古車販売業をやっている叔父の店を襲い、おじを殺害していました。

その後、2人は自殺しました。
事件を起こした目的は まだはっきりとはわかっていません。
この後の捜査が待たれます。





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