Spy in Chancery (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett) 価格:¥ 1,209(税込) 発売日:1991-07-04 |
シモン・フォーヴェルは,エドワード王の,え~と,agentっていかなる風にも訳せますけど(笑),スパイ? 外交官? 代理人? で,主にガスコーニュの事についてフランス側と交渉するのが,現在のお仕事。フランスはガスコーニュをぶん取っていて,返還する気がないんですね。え,ガスコーニュってフランスじゃんって思います(^^;)けど,イングランドにとっては,やっぱり,まあ,現在の,北方領土問題のような物ですね。
で,フォーヴェルという人は,信心深くはないけれど,パリの自宅近くの小さな教会の,世間のギラギラも陰謀も関係ない,清らかな雰囲気が好き。本日は亡妻の命日です。彼は仕事で妻の死に目に会えなかった事を非常に悔いて,毎年命日の,妻の亡くなった時間にお祈りしているそうです。
何か,コーベットによく似た人ですね。
。。。な~んて感心していたら,
ポエールと定期ミーティングしてた? それはやばいと思った瞬間,しつこい「乞食」がっ!!(泣)
コーベットは,パリに到着。食べ物等,結構楽しんでおります。一行は,やがてフィリップ4世に謁見。高価なオコジョ(って要はイタチね)の毛皮に縁取られた青いビロードのガウン,肩までの金髪のイケメン王様。。
がっ; コーベットは,王の隣に,と~んでもない人物を大発見!(笑)で,腰を抜かさんばかりにび~っくり。ドゥ・クラオンでございます~。
この外交団,表向きはガスコーニュの返還交渉に来たんですね。(今頃納得(笑))ですがもちろん,交渉は難航。シモン・フォーヴェルが殺されたと聞いて,騒然のイングランド交渉団。ですが,もちろんフランスのスパイを捜しに来たなんて言えませんので(笑),若造の王様に言いたい放題言わせざるを得ません。