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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Spy in Chancery : 6 7 8 おまとめ

2008-11-16 09:16:03 | Athelstan・Doherty
Spy in Chancery (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)Spy in Chancery (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,209(税込)
発売日:1991-07-04


(6)
酒場の外で,ウォータートン,美女,ドゥ・クラオンの逢瀬を出歯亀(笑)していたコーベットに,よつんばいの乞食が近付きます。お恵みを。。という彼に,スー硬貨を出そうとしたその時,乞食が突然襲ってきます。慌てて応戦のコーベット、お~~っと防弾チョッキ着用ですっ(笑),逆に乞食に一撃。やはり,戦争経験のあるコーベット,文科系としては,弱くありませんなあ。(笑)

コーベットはこの件を,あまり信頼してないとはいえ,一応上司であるランカスター伯に報告。伯爵は,ウォータートンを罠にかけるなら,ここよりイングランドの方がよかろう,と,言い,外交団はすぐにパリを発つ事になります。コーベットは,ポエールやフォーヴェルを殺した下手人は乞食だという事を,アパートの管理人の話(フォーヴェルが硬貨を握っていた)からちゃんとわかっていたんですね。

という事で,外交団は早々にフランスから引き揚げです。
ラナルフは,フォーヴェルのアパートの管理人とお楽しみ(笑)だったそうで,ちょっとがっかり?(爆)彼は確か,コーベットが1巻で住んでたアパートの管理人とも。。。(^^;)

まだ,誰が裏切り者なのか,はっきり決まったわけではありませんが,コーベットは,ランカスター伯爵は違うだろうと何となく感じております。

その頃,ヘレフォードのディビッド・タルボットという人物(エドワードのスパイだな)は,ウェールズでフランスと通じている間者の情報をゲット。谷を一生懸命馬を走らせておりました。ようやく出口に到達,これで追手から逃れられると思って安心,喜んで加速したら。。。。。(汗)

(7)
コーベットはウェストミンスター宮殿に呼び出されます。エドワード王とランカスター伯爵の兄弟,Philip le Bel(イケメンフィリップw)に比べたら,地味やなあと思ってるコーベット。(笑)彼は,王様の顔に表れた斑点から,兄弟で言い争ったなと密かに気づいております。白人はこうなるんですね。
やや色黒な日本人ではほとんどわかりませんが,怒るって,結構,体(頭)に負担かけるんですね。(汗)

さてここで,ロイヤル・ブラザーズは,タルボットの事件,ウォータートンの出生のさらなる詳細(母がフランス人であるばかりでなく,父はサイモン・ド・モンフォールのサポーターである事)またその裏には妹婿リッチモンド伯の陰が見え隠れする事など,新情報を提供してくれます。ちなみにリッチモンド伯はフランス人だそうで。。。。それで当時国と国がそんな関係にあっても,イングランド王女と結婚しなくてはならないなんて,フクザツですねぇ。

サイモン・ド・モンフォールの名前は1巻に出てきました。こちらで復習しましょう。

王様によれば,自分が決めた事が,もう数日でイケメン王に伝わっているので(それじゃあ確かにお○○をしただけでも伝わる可能性が。。(爆)),犯人はすぐそばにいるだろうとの事。

という事で,コーベットは,今度はウェールズのモーガンという人物の調査に行く事になりました。

(8)
コーベットは,ウェールズに行く前に,王の忠実な騎士テューバービルに会いに行きます。彼は元々リッチモンド伯に従って,前年のガスコーニュの戦いに参加していました。仏軍は,Le Loup du Guerre(Warwolf→werewolfじゃないぞ(爆))というたいそうな武器で攻めて来たそうです。英語名から想像すると,LOTRに出てきた「グロンド」みたいな物なのでしょうかね?(^o^;) 火の玉と岩の攻撃にたまらず,英国軍敗退とありますが。(それなら同じLOTRでも巨大カタパルトの方が近いような。。)ああそう言えば,汗留守端(すごい面白い変換ミスもったいないからそのまんま(笑))シリーズの方で,フランス軍はネコパルト攻撃(^^;)をしてきたとありましたね。当然クビパルト(滝汗)攻撃もあった事でしょう。もしかすると,ペレンノールの戦いって,百年戦争時代の英仏の争いがモチーフになっていたりして。。

で,話が完全に逸れてしまいました。え?どこだったっけ?(爆) 。。ええそれで,リッチモンドの戦い振りは相当腰抜けだったようで,テューバービルは業を煮やして,勝手に突撃,リッチモンドには怒られたようですが,エドワードに気に入られて,現在の地位を得たのだそうです。

ところで,この戦いでリッチモンドやテューバービルはフランスに家族を人質に出す羽目になったのだそうです。という事で,コーベットはテューバービルを訪ねた後,今度は人質に送る手紙のコピーを保管している公文書倉庫を訪れます。

公文書倉庫と言えば,コーベットの師であり旧友のナイジェル・クービルの職場ですが,爺さん,まだ生きていたな。(笑)ただ,責任者はゴロンディ・アプ・リーズという,名前から明らかにウェールズ人。彼は現在それでもイングランド王に忠誠を誓っているそうですが。しかしイングランドも大変ねえ。フランスとの関係と言い,これじゃ一体誰を信じて良いかわかりませんよね。誰だって反逆者になり得るし。

コーベットは,リッチモンドやテューバービルの家族宛ての手紙をチェック。後で,筆跡から密かに,ウォータートンが,コピー屋である事に気付きます。(え,ゼロックスありませんから,手書きコピーよ。(笑))


Run!Run!Run!