A Thousand Splendid Suns 価格:¥ 1,436(税込) 発売日:2008-11-25 |
アフガニスタンでどれだけ戦争が続いているかわかるリストです
1979-1989(ソビエト占領時代)
1989-1992(共産主義時代
1992-1996(Mujahideen内戦時代)
1996-2001(タリバン時代)
2001-present(Post 9.11時代)
少し急ぎます。
MariamとLailaは、現在3番目の、ソビエトと戦ったMujahideen同士の内戦時代の只中にいます。治安が極度に悪化し、こわもてRasheedすら、表に出られない日々が続きます。Mariamは、ヘラートに残してきた故郷の友人や父Jalilが気になります。
ある日、Mariamは、Lailaに、母Nanaの事、Faizullah師の事、父Jalilの家で受けた仕打ち等について、Lailaに語ります。それを聞いたLaila、Mariamに、…打ち明けます。
1994年春、いよいよ決行の日。
Mariam、Laila、Azizaは、タクシーでバス停に向かいます。男性の親族の付き添いなしに旅をする事が禁じられていた為、MariamとLailaは適当な男性を探しますが、子供連れのWakilという若い親切そうな男性に決定。バスの出発時間に待ち合わせます。
いよいよバスに乗るという時、(やっぱり?)Wakilが警官に何やら耳打ち。そして、MariamとLailaはあえなく逮捕。「法に則って君達を止めなくてはならない」という警官の言葉に、Lailaは、Mujahideenのやってきた事、殺人、レイプ、略奪、拷問、無実の人々への爆撃を思い、思わず冷笑。しかし、いずれにせよ、家に強制送還。
出迎えたRasheed。彼女達を待っていたのは、Rasheedの恐ろしい拷問。MariamとLailaは別々の場所に閉じ込められます。
でも、やがて、Rasheedが救出にやってきました。
1996年、タリバンがやってきます。
一家で出かけた広場で、Mariamは、かつて国中の人々を震え上がらせた恐ろしい元大統領の、そら恐ろしい末路を目撃します。
その後タリバンは、事細かにいろいろなルールを決めます。男性の髭の長さ、年齢別ターバンの色を規定。歌、踊り、絵画、テレビ等の禁止、変わった所ではオウム禁止、他の宗教は特に禁止されてはいないけれど、イスラム教徒に見られてはいけない、勧誘は死罪。女性のチャーミングな服は禁止。
そしてそして、有名な、女性の就学、就労の禁止。
Lailaは「あり得ない」と思いますが、Mariamは、タリバンにとってNajinullahは、女性よりほんのちょっとだけ、より軽蔑すべき存在、なのだとわかっています。
いよいよタリバンの支配が本格化してくると、Lailaは、Babiが生きてなくてよかったと思います。何せ、人々が美術館に殺到して貴重な美術品を打ち壊し、父の好きだった本、ペルシャの古代からの詩人達の本や詩が全て禁止されたのですから。映画もテレビも禁止。
でも、Rasheedにとっては、タリバンは「予測不能な事をする超面白い奴」(なんつー表現かいな)彼はスタジアムで日々行われる、手チョンパ首チョンパ拷問処刑の数々を楽しんでいるんだな。(滝汗)さらに彼は、Azizaの目の色は両親どちらとも違うと指摘。もし君(Laila)をタリバンに突き出したら、どうなるかねぇ、と極悪な脅し。
お腹に「その気配」を感じたLaila、自転車のスポークを取り、足から刺そうと試みますが、小さな命に罪はない、と、思いとどまりました。
1997年秋、Lailaは臨月を迎えます。ところがこの時、女性を診てくれる病院が極端に不足。(もちろんタリバンの計略で)やっと1つだけ見つけた病院は大混雑。Lailaは破水を起こし、緊急事態。Mariamは、殺到する女性のけが人やら何やらを押しのけ、やっとの事でナースにLailaを診てもらう約束を取り付けますが、女医に会えたのは夜。
Lailaを診た女医さん、Lailaは破水して放置された為、赤ん坊がヘンな位置に来てしまい、帝王切開が必要と言います。
しかし、Mariamにとんでもない事を囁きます。
何と、麻酔がないとの事…!
しかし、それを聞いたLaila、
Then cut me open. Cut me open and give my baby.
またまた、Lailaの強さを見せ付けられます。
…しかも、Lailaが悲鳴を上げたのは、だいぶ時間が経ってからだったそうです。。。