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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME9 XI : The Epilogue (5)

2007-07-13 21:39:08 | Tolkien・HoME
エラノールは,とりわけ,アラゴルンとアルウェンが出会ったアムロスの丘に興味を持っているようです。niphredilの花(う~~ん;私の自作LOTR辞書にはこの名前あるのですが,どう訳されているのかわかりません)も見たいです。緑の草原を埋めるエラノールの花も見たい。。でも彼女が気にしているのは,エルフの光が消えてしまう事です。

サムは,正確ではないだろうが,人々が話を語り継いで行くだろうと言います。

するとエラノール,話と実際は違う,昔に戻りたい,と。

サム「エルフ達はまだいるし,きっともうすぐ会えるよ。」

エラノール「何故ケレボルン様がアラゴルンにさよならを言ったのか,最初はわからなかったけれど,彼にとって,アルウェンは残るけれど,ガラドリエルは行ってしまうという事が辛かったのでしょうとわかってきたわ。そして父に,宝物だったフロド様が行ってしまった事は辛かったでしょう,私はフロド様に会えてよかったわ。(原文は, I am glad Frodo of the Ring saw me.ですが。)でも,どんな人だったのか,思い出せればいいのに。。」

サム「悲しかったけれど,今は違う。フロド様は,エルフの光がずっと消えない所にいらっしゃるだ。で,父さんは,今は宝をたくさん持っているしね。お金もあるし,もっと別の理由もある,

(ここで,当然,エラノール達もいるし。。。と言うと思ったら。。。)

これは,誰にも言ってないし,本にも書いてない事だが,フロド様は,いつかお前の「時」が来る,と,仰った。永遠のさよならはしていないんだよ。父さんは待てるよ。ケレボルン様は,まだ留まっている。まだ疲れていない。まだ「時」が来ていないんだ。だから,森を楽しんでおられる。」

エラノール「父さんは,疲れたら,港に行くと仰るの? 私も行く! アルウェンとエルロンドのように離れたくない!」

サム「多分,多分ね。いや,多分そうでないかも。ルシアンとアルウェンの選択は,いろいろなんだ。その時が来るまで,決める事ではない。」

ここでおやすみなさいの挨拶。サムの茶色の巻き毛頭には,既に白い物が目立ちます。エラノール,ところで,王様からの手紙を見せて,と,せがみます。

さて,次の,サムの5行に及ぶセリフは,最初,一体どういう意味かわかりませんでした。(笑)要は,こういう意味だったかと(笑)「何だと! 歴史は繰り返すか!? フロドの旦那をスパイして,今度は,うちにスパイか! 。。。どうしてわかったんだ!?」

エラノール「別にスパイなんかしていないわよ。秘密にしたかったら,もっと注意深くやるべきだわ。先週の水曜に,手紙を取り込んだ時,絹に包まれた,大きな黒いシール付きの手紙があったのよ。いつもあの本のお話を聞いているなら,誰でも王様からの手紙とわかるわよ。」

サム父さん,仕方なく手紙を見せます。皆のエルフ語の名前,そして自分のエルフ語の名前は,王様の意向で,サムワイズでなくFullwiseの意味である,Panthaelになっている事を説明。着る物はちゃんと用意してあるという話の後,

エラノール「お辞儀は3回すべきかしら,1回かしら。」
(突然,不思議の国のアリスみたいな事を言う!(笑))

サム「1回でいい。王様,王妃様,それぞれにするんだ。王様はおそらく,湖の家に連れていってくれるぞ。おそらくそこには,エルラダンとエルロヒアがいるだろう。エルフの歌が聞けるぞ。(だから,さっき,もうすぐ聞けると言った)」

夜,子供達が寝た後,サムの旦那は,ドアの外で,ローズ夫人と立っています。

サム「17年前のこの日,お前には二度と会えないと思った。」

ローズ「私もそう思っていた。でも,その日まで。ちょうど,昼に,急に希望が沸いてきて,歌を歌ったのよ。父ちゃんが,Raffianが来るぞ,と,言ったけど,かまわねぇ,来るなら来るがいい,サムさんが助けてくれるからって言ったの。」

。。そうか,だからあの日,ローズは,訪ねてきたサムに驚きもせず,にこやかにしていたのですね! 1つ謎が解けました。

さて,これで,ほとんど終りです。あと1日位で読み終わります。感想はその後にでも書きましょう。


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