ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

One Flew over the Cuckoo's Nest (41-46)

2006-01-21 11:47:50 | BookClub
一方,McMurphyもBig Nurseを観察している。手の中でトランプがシャッフルする音が。Big Nurseは,彼がお金を賭けているのを見た事はないが,病院内のルールで満足するタイプではないなと思っている。

今日のミーティングの議題は,Hardingが,彼の若い妻の豊かな胸が男性の目を惹く事を心配している事について。Big Nurseはlog book(=日誌:密告?投書?(笑))に書かれた,この件に関してHardingが他の患者に喋った事を一通り読み上げ,「誰か他にも彼の問題にタッチしている人は?」するとMcMurphyが発言。(彼女はMcMurryと呼ぶ)「何にタッチしているって?」「何?彼の問題よ」「おや,奥さんにタッチしたって言ったのかと思った」「何て事を-!」しかし彼女はそこで黙る。Acuteの何人かは笑いをかみ殺している。彼女は,冷静に日誌を置いて,今度はMcMurphy自身の経歴を話しだす。軍への不服従とか喧嘩騒ぎを起こしての逮捕暦とか,レイプとか‥。

彼女はドクターに,彼のミーティングでのこの割り込み様だと,すぐ薬を投与する必要があるわね,と言う。(へ? それだけで薬? どう出る,McMurphy? と思いましたが‥)しかしドクターは「君は精神病歴はないんだね,McMurry君。」「McMurphyだ」ドクターは書類で名前を確認,「そうだった,悪かった」

するとMcMurphy「あの女性が間違いの発端だよ。時々そういう人がいるけどね。おじさんはHallahanって言うんだが,彼の名前をどうしても覚えなくて,いつもHooliganと読んでいた女性がいたよ。しかし彼は彼女にそれを永久に止めさせたんだ。」「ほう,どうやって?」「内緒だよ。いつかその手を使おうと思ってるんでね。」

ドクターは,何故彼がここに来ることになったか尋ねるが,彼は性的欲求が異常な為にそうなったと答える。しかしドクターは「この男が仕事が退屈で精神病のフリをしているのを見落とすな」と書いてあると言う。するとMcMurphyは「俺が正気に見えるかい?」

Big Nurseは,「ドクター,McMurryに,ミーティングのルールを教えておいて」McMurphyは「俺のおじさんの話を忘れたか?」「悪かったわね,Mack-Murph-y」

McMurphyは,その後ずっと静かだったが,彼はある事に気付く。患者達が笑わないのだ。彼は,ここで一体何が起きているのか,何かする前にまず観察してやろうと決意する。

(なるほどね~,ようやく,話がスタートラインに着いたかなって感じですわっ)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿