ディスク9は1番好きな所です。聴くのをサボっていたわけでなく(^^;),すっかり聴き惚れておりました。
何故お気に入りかと言えば,大将が出てくるから?というのもありますが(^^;),それだけでなく,ここでは,全ての主要登場人物が,クライマックスに向けて移動していく様子が描かれているのですよね。原作ではバラバラ,映画ではさらに引き伸ばされております(汗)が,時系列に切ると,こんなに緊張感のある構成になるんですね。
まず,フロドとサムがファラミアに捕まる所から。今回BBC版を聴いていて,ボロミアが指輪を奪おうとするシーンでは,フロドは彼を嫌っているのではなくて心配しているような声のトーンでしたが,その態度がここにも一貫して貫かれています。フロドがとても大人なのがBBC版の特徴ですね。
ファラミアは口数が多い!(笑)おかげでとても早口になっております。ボロミアのボートの話をする時,バックに流れている音楽がいいですね。映画版でボロミアがエルロンドの会議で発言する時にバックに流れる音楽と似ています。
サムがうっかりボロミアの事を喋ってしまうシーン,フロドは咳をしております。(笑) 原作にはそんな事書いてありませんが(単純にサム!と言うだけ)Transcriptによればフロドはワインでむせたそうです。(そんな事聞いているだけじゃわからんって(笑))
ここでサムが,踊る子馬亭でピピンが馳夫さんに言ったのと同じあの諺"Handsome is as handsome does."を使いますが,ここの「handsome」は見た目の話ではなく,「行いが立派な事」の意味。これに続いて例の有名なセリフ,"Now's a chance to show your quality."が出てきます。
指輪の話をした後,フロドが体調を崩してしまいますが,これは,要するにファラミアにまで脅されて緊張したのと,ボロミアの事での誤解が解け,ほっとして力が抜けたという事でしょうか。"Well, Frodo, at last we understand each other."(原作と映画は「each other」ではなく「one another」,one anotherの方がボロミアも含めて三者で,という感じが出ているように聞こえますが。。(汗))が効いてます。何度も言われた事ですが,改めて,映画ではこのセリフが,ヘンな所に行ってしまいましたね。
場面変わって,死者の道にアラゴルンを送り出すエオウィンです。セオデンには一切本音を言わないエオウィンが,ここでアラゴルンには,(私と同様)皆もあなたと一緒に行く義務はないのです,彼らはあなたを愛しているから一緒に行くのです! と本音を。。
それに続いて,死者の道を越えるアラゴルン,レゴラス,ギムリ達の様子が描かれています。どうもこの3人でも,死者の王(笑)でもない声がすると思ったら,ハルバラドなのだそうです。アラゴルンの「エレヒ」の発音がカッコいい~~♪ 角笛の音が他の人の角笛と違いますね。(他はボロミアでもローハンの騎士でもメリーでも一緒だったと思いますが(汗))
次はレンジャーさん達がゴラムを捕まえる,のシーン。映画との違いがくっきり。フロドは完全にレンジャーを信頼していて,逆にゴラムをなだめておりますね。BBC版では何故かゴラムが人殺しだとは言っておりません。で,お別れのシーン,私は,原作の,ファラミアがあっという間に去っていって,フロド,サム,ゴラムが3人取り残されている所が,これから待ち受ける運命の過酷さを象徴しているようで,とても印象深かったのですが,映画でもBBC版でも,描かれなかったなあ。。。
一方ゴンドールに到着したガンダルフとピピンです。デネソール侯に拝謁する前,ピピンを子供のようにいろいろ言い聞かせているガンダルフがおかしいです。(笑) 最後に"If you've walked all these days with closed ears and mind asleep, wake up now!"これ,原作通りのセリフなんですね(爆)
デネソール侯の声はセオデンと全然違います。言葉遣いも違うような気がします。セオデンの言葉遣いは,エオメルやエオウィンと変わらないのですが,デネソールはボロミアやファラミアとは違う言葉遣いです。いつも気になっているのですが,ボロミアが生きていた時代も,2人の息子達と楽しい家庭生活を送っていたとはとても思えませんねぇ。でも,ピピンには何となく愛情を持って接しているようですね。ピピンにパランティア覗きをさせたのは,デネソール侯とのつながりを作る為だったのかな?と思えてきます。
またローハンに戻り,馬鍬砦に到着したセオデンを騎士姿で迎えるエオウィン。BBC版ではゴンドールからの遣いをエオウィンが先に受け取ってしまうのですね。映画の改変(烽火だけ)もスゴイと思いましたが,BBC版の改変も,珍しく,結構大胆ですね。
モルグル谷に向かうフロド一行,「お茶の時間があるようなきちんとした場所じゃないよ」というセリフが入ってますね。♪(そんな時にお茶を忘れないイギリス人‥) 十字路で,古い時代のゴンドール王の像の頭に花が咲いているのを見て,まるで星の王冠のようだと,ちょっと明るい伏線を感じております。
で,最後にまたローハン。王様に置いて行かれたメリーを拾うのは「エオウィン」でなく「デルンヘルム」。映画のエオウィンはいかにもの女戦士で,かわいいと言えばかわいいのですが,「デルンヘルム」も映像で見てみたいなあ。。。
ローハンの騎士達がセオデンに率いられて出発するこのディスクのラスト,音楽もカッコよくて,とても好きです~♪
何故お気に入りかと言えば,大将が出てくるから?というのもありますが(^^;),それだけでなく,ここでは,全ての主要登場人物が,クライマックスに向けて移動していく様子が描かれているのですよね。原作ではバラバラ,映画ではさらに引き伸ばされております(汗)が,時系列に切ると,こんなに緊張感のある構成になるんですね。
まず,フロドとサムがファラミアに捕まる所から。今回BBC版を聴いていて,ボロミアが指輪を奪おうとするシーンでは,フロドは彼を嫌っているのではなくて心配しているような声のトーンでしたが,その態度がここにも一貫して貫かれています。フロドがとても大人なのがBBC版の特徴ですね。
ファラミアは口数が多い!(笑)おかげでとても早口になっております。ボロミアのボートの話をする時,バックに流れている音楽がいいですね。映画版でボロミアがエルロンドの会議で発言する時にバックに流れる音楽と似ています。
サムがうっかりボロミアの事を喋ってしまうシーン,フロドは咳をしております。(笑) 原作にはそんな事書いてありませんが(単純にサム!と言うだけ)Transcriptによればフロドはワインでむせたそうです。(そんな事聞いているだけじゃわからんって(笑))
ここでサムが,踊る子馬亭でピピンが馳夫さんに言ったのと同じあの諺"Handsome is as handsome does."を使いますが,ここの「handsome」は見た目の話ではなく,「行いが立派な事」の意味。これに続いて例の有名なセリフ,"Now's a chance to show your quality."が出てきます。
指輪の話をした後,フロドが体調を崩してしまいますが,これは,要するにファラミアにまで脅されて緊張したのと,ボロミアの事での誤解が解け,ほっとして力が抜けたという事でしょうか。"Well, Frodo, at last we understand each other."(原作と映画は「each other」ではなく「one another」,one anotherの方がボロミアも含めて三者で,という感じが出ているように聞こえますが。。(汗))が効いてます。何度も言われた事ですが,改めて,映画ではこのセリフが,ヘンな所に行ってしまいましたね。
場面変わって,死者の道にアラゴルンを送り出すエオウィンです。セオデンには一切本音を言わないエオウィンが,ここでアラゴルンには,(私と同様)皆もあなたと一緒に行く義務はないのです,彼らはあなたを愛しているから一緒に行くのです! と本音を。。
それに続いて,死者の道を越えるアラゴルン,レゴラス,ギムリ達の様子が描かれています。どうもこの3人でも,死者の王(笑)でもない声がすると思ったら,ハルバラドなのだそうです。アラゴルンの「エレヒ」の発音がカッコいい~~♪ 角笛の音が他の人の角笛と違いますね。(他はボロミアでもローハンの騎士でもメリーでも一緒だったと思いますが(汗))
次はレンジャーさん達がゴラムを捕まえる,のシーン。映画との違いがくっきり。フロドは完全にレンジャーを信頼していて,逆にゴラムをなだめておりますね。BBC版では何故かゴラムが人殺しだとは言っておりません。で,お別れのシーン,私は,原作の,ファラミアがあっという間に去っていって,フロド,サム,ゴラムが3人取り残されている所が,これから待ち受ける運命の過酷さを象徴しているようで,とても印象深かったのですが,映画でもBBC版でも,描かれなかったなあ。。。
一方ゴンドールに到着したガンダルフとピピンです。デネソール侯に拝謁する前,ピピンを子供のようにいろいろ言い聞かせているガンダルフがおかしいです。(笑) 最後に"If you've walked all these days with closed ears and mind asleep, wake up now!"これ,原作通りのセリフなんですね(爆)
デネソール侯の声はセオデンと全然違います。言葉遣いも違うような気がします。セオデンの言葉遣いは,エオメルやエオウィンと変わらないのですが,デネソールはボロミアやファラミアとは違う言葉遣いです。いつも気になっているのですが,ボロミアが生きていた時代も,2人の息子達と楽しい家庭生活を送っていたとはとても思えませんねぇ。でも,ピピンには何となく愛情を持って接しているようですね。ピピンにパランティア覗きをさせたのは,デネソール侯とのつながりを作る為だったのかな?と思えてきます。
またローハンに戻り,馬鍬砦に到着したセオデンを騎士姿で迎えるエオウィン。BBC版ではゴンドールからの遣いをエオウィンが先に受け取ってしまうのですね。映画の改変(烽火だけ)もスゴイと思いましたが,BBC版の改変も,珍しく,結構大胆ですね。
モルグル谷に向かうフロド一行,「お茶の時間があるようなきちんとした場所じゃないよ」というセリフが入ってますね。♪(そんな時にお茶を忘れないイギリス人‥) 十字路で,古い時代のゴンドール王の像の頭に花が咲いているのを見て,まるで星の王冠のようだと,ちょっと明るい伏線を感じております。
で,最後にまたローハン。王様に置いて行かれたメリーを拾うのは「エオウィン」でなく「デルンヘルム」。映画のエオウィンはいかにもの女戦士で,かわいいと言えばかわいいのですが,「デルンヘルム」も映像で見てみたいなあ。。。
ローハンの騎士達がセオデンに率いられて出発するこのディスクのラスト,音楽もカッコよくて,とても好きです~♪
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