今日はディスク12を聴きました。
前回の最後近くの,フロドとサムがオークにこき使われるシーンの続きから始まります。声で聞くと,次第に消耗するフロドと,逆にどんどん逞しくなるサムが,くっきり対照的ですね。彼はついにブツブツ(笑)もう戻らないと,決意を語っております。
ここで,いよいよお楽しみ(笑)の,療病院のファラミアとエオウィン,でございますが,管理人さんを通して知り合ったという過程を省略している為,"It would ease my care, if you would speak to me, or walk at whiles with me."が唐突(原作でも唐突ですが(笑))に出てしまいますので,それに続くエオウィンのセリフ"How should I ease your care, my lord?"がついつい「あなた一体何期待してるの?!」と聞こえてしまいます。(爆)
その後エオウィンは,自分は武器を持った身でファラミアを癒す事などできないと説明しております。ロマンチックな場面も,ですが,今にして思えば,こういう所を特に映画にちゃんと入れて欲しかったですねえ。。。
フロドとサムに戻って,うさぎのシチューの事などもう思い出す余裕もないフロド。サムはついに,鍋やら予備の剣やらを投げ捨て,文字通りの不退転の決意を表明します。。が,ここの効果音が特に素敵です。(笑)
黒門前,サウロンの口の登場です。原書ではバラド=ドゥアの「lieutenant」だそうですが,上官代理、副官、次席,という意味なので,文字通り「目」しかないサウロンの「口」なのでしょうかね。(いや,映画でのあの卑屈な姿からは,そんなちゃんとした身分の人とは思えないので。。(汗))そして西軍の部隊がサウロンの気を引き付けている間に。。。
サムはフロドを連れて山を登りますが,そこへゴラムが。。。! その後,比較的静かに争っているので,細かい事がわかりにくいのですが,突如,フロドの悲鳴。そして狂喜乱舞のゴラム。。。
ここで,かねてから気になっていた,アンディ・ラウが言ったというこの言葉を思い出してしまいました。
「ハリウッドは,因果応報というアジア的感性を永遠に理解しないだろう」
今ちょうどHoMEでその辺りを読んでいてよくわかるのですが,トールキンは,指輪とゴラムの最期を,サムに指輪もろとも突き落とさせる事にしたり,ゴラムが悔いて自殺するようにしたり,いろいろ考えた末,指輪を取って狂喜乱舞の果てに落ちてしまう。。という事にしたようです。「アジア的感性」的には,なかなか素敵な結末ですね。しかし,映画のアレは? フロドは指輪を奪い返そうとしたのですか? それともゴラムを突き落とそうとしたのですか? しかもPJは「皆が賛成したからそうした。」ですから,今更ですが本当に考えさせられてしまいます。
。。。原作通りのBBC版はいいなあと思いました。(^^)
例によって効果音も安い(笑)のですが,この効果音は最高だなあ。
‥そうだ,指輪棄却の後,サムの方が後に目覚めたんだ。すっかり忘れてました。(大汗)
ミナス・ティリスの城壁にいるファラミアとエオウィン,口数の多いわりになかなかずばり言わない(笑)ファラミアに,エオウィンが"I do not play at riddles. Speak plainer!"これなかなか好きなセリフなのですが,BBC版でも出てきませんでしたねぇ。。。。
原作では,ファラミアは戴冠式以降はセリフはないのですが,ローハンでの婚約発表の時にちゃんとエオメル王に応えたり,ホビット達(フロド)にさよならを言ったりしてくれるのが嬉しいですね。
アルウェンの興し入れの音楽がとても美しいですね。ただ,いつも気になっているのですが,アルウェンの声がちょっとお年を召しているような。。。
メリーが王様の埋葬のシーンで,弔辞を述べている所,原作にもあるのですが,短いながらも感動した所だったので,BBC版でちゃんとピックアップされているのがよかったなあと思いました。ただ,残念なのは,ギムリとエオメルの「誰が1番美しいエルフか論争」が入ってなかった事ですが。。(爆)
前回の最後近くの,フロドとサムがオークにこき使われるシーンの続きから始まります。声で聞くと,次第に消耗するフロドと,逆にどんどん逞しくなるサムが,くっきり対照的ですね。彼はついにブツブツ(笑)もう戻らないと,決意を語っております。
ここで,いよいよお楽しみ(笑)の,療病院のファラミアとエオウィン,でございますが,管理人さんを通して知り合ったという過程を省略している為,"It would ease my care, if you would speak to me, or walk at whiles with me."が唐突(原作でも唐突ですが(笑))に出てしまいますので,それに続くエオウィンのセリフ"How should I ease your care, my lord?"がついつい「あなた一体何期待してるの?!」と聞こえてしまいます。(爆)
その後エオウィンは,自分は武器を持った身でファラミアを癒す事などできないと説明しております。ロマンチックな場面も,ですが,今にして思えば,こういう所を特に映画にちゃんと入れて欲しかったですねえ。。。
フロドとサムに戻って,うさぎのシチューの事などもう思い出す余裕もないフロド。サムはついに,鍋やら予備の剣やらを投げ捨て,文字通りの不退転の決意を表明します。。が,ここの効果音が特に素敵です。(笑)
黒門前,サウロンの口の登場です。原書ではバラド=ドゥアの「lieutenant」だそうですが,上官代理、副官、次席,という意味なので,文字通り「目」しかないサウロンの「口」なのでしょうかね。(いや,映画でのあの卑屈な姿からは,そんなちゃんとした身分の人とは思えないので。。(汗))そして西軍の部隊がサウロンの気を引き付けている間に。。。
サムはフロドを連れて山を登りますが,そこへゴラムが。。。! その後,比較的静かに争っているので,細かい事がわかりにくいのですが,突如,フロドの悲鳴。そして狂喜乱舞のゴラム。。。
ここで,かねてから気になっていた,アンディ・ラウが言ったというこの言葉を思い出してしまいました。
「ハリウッドは,因果応報というアジア的感性を永遠に理解しないだろう」
今ちょうどHoMEでその辺りを読んでいてよくわかるのですが,トールキンは,指輪とゴラムの最期を,サムに指輪もろとも突き落とさせる事にしたり,ゴラムが悔いて自殺するようにしたり,いろいろ考えた末,指輪を取って狂喜乱舞の果てに落ちてしまう。。という事にしたようです。「アジア的感性」的には,なかなか素敵な結末ですね。しかし,映画のアレは? フロドは指輪を奪い返そうとしたのですか? それともゴラムを突き落とそうとしたのですか? しかもPJは「皆が賛成したからそうした。」ですから,今更ですが本当に考えさせられてしまいます。
。。。原作通りのBBC版はいいなあと思いました。(^^)
例によって効果音も安い(笑)のですが,この効果音は最高だなあ。
‥そうだ,指輪棄却の後,サムの方が後に目覚めたんだ。すっかり忘れてました。(大汗)
ミナス・ティリスの城壁にいるファラミアとエオウィン,口数の多いわりになかなかずばり言わない(笑)ファラミアに,エオウィンが"I do not play at riddles. Speak plainer!"これなかなか好きなセリフなのですが,BBC版でも出てきませんでしたねぇ。。。。
原作では,ファラミアは戴冠式以降はセリフはないのですが,ローハンでの婚約発表の時にちゃんとエオメル王に応えたり,ホビット達(フロド)にさよならを言ったりしてくれるのが嬉しいですね。
アルウェンの興し入れの音楽がとても美しいですね。ただ,いつも気になっているのですが,アルウェンの声がちょっとお年を召しているような。。。
メリーが王様の埋葬のシーンで,弔辞を述べている所,原作にもあるのですが,短いながらも感動した所だったので,BBC版でちゃんとピックアップされているのがよかったなあと思いました。ただ,残念なのは,ギムリとエオメルの「誰が1番美しいエルフか論争」が入ってなかった事ですが。。(爆)
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