初歩の電子工作とデジカメの日記

電子工作備忘録とデジカメで撮影した写真のブログです。

TA8207KL使用のステレオ・オーディオ・システムを作る その2

2015-04-17 09:26:13 | 電子工作

キットの電源には006P乾電池(9V)を使用
乾電池ーオルタネイト型SWー基板の電源ラインを製作
SWはプラケース(100円ショップ、ダイソーで購入)のふたに取り付ける
オルタネイト型LED付きスイッチは5本足 3本がSW用、2本がLEDのA,K用で使用する。画像では上端に少し見えている



スイッチを押してLEDの点灯テスト
画像では白い円の部分がLEDの明かりで実際は青色です。



プラケースの背面にドリルとホットナイフを使って円と長方形の穴を開けてスピーカーケーブル取り入れ用のコネクターパネル(黒色)をネジ止めした。
付属品のネジを紛失したので、一ヶ所だけ白いネジになってしまったが裏側だから良しとする。



音源(iPod nano)入力ケーブル取り入れ用の RCA ジャック(赤・白)をドリルで開けたケース側面の穴にネジ止めした。



RCA ジャックと基板を結ぶ配線材は音質を考慮して取説通りに同軸ケーブル(単芯シールド線)を使うためにシールド線を加工する。
編み線や芯線を切断しないようにワイヤーストリッパーの刃のサイズを慎重に選定して、外皮をカットし、編み線は捻ってまとめて1本の線にする。



スピーカーケーブル取り入れ用のコネクターパネルの裏側の様子。ケースの一部を長方形に切り抜いた雑な工作の証拠写真です。
外側(スピーカー側)はリング型コネクターでケーブルを圧着固定してネジ式の接地部分にはめていますが画像の内側(基板側)は端子にハンダ付けです。



外部使用機器(スピーカーケーブル端子、乾電池、スイッチ、音源入力ケーブル端子)と接続する基板上の配線が完了した。



基板と006P乾電池をプラケースの底面に固定した。
基板は対角線上の2ヶ所の穴(赤矢印の部分)にプラネジと14mmのスペーサーでネジ止め。
乾電池は厚手の両面粘着テープ(黒色)で固定した。



新しく購入したスピーカーセットを接続してステレオオーディオ・システムの完成です。
木製スピーカーボックスが一番目立ちます。
音出しもスイッチ・オン一発で出ました。電子工作で失敗なしでの完成は自分にとっては、まれなことです。

尚、VRのボリュームを一番絞ってもスピーカーから出る音量が一人で部屋で聞くには大きすぎるのでR3,R4のカーボン抵抗値を100kΩ→200kΩに代えました。
音質もスピーカーがパワーアップ(前回は8Ω、8W。今回は8Ω、15W)したこともあり断然良くなっています。

これで雰囲気良く電子工作に没頭できそうだ。


 

TA8207KL使用のステレオ・オーディオ・システムを作る その1

2015-04-13 07:20:16 | 電子工作
前回、ミニスピーカーを作ったが、音質が今一歩物足りないと感じたのでもう少しレベルアップしたステレオシステムを製作した。
オーディオ関連の工作はキリがないというか、経済的に上限がないらしいのであくまでも電子工作の範囲でできることに留めておいた方が良さそうだ。


ステレオ・システム製作に使用したキット、製品、そして部品リスト

画像の秋月のキットだけでは音は出ないのでそれ以外の必要部品を揃えるのに結構費用が発生した



プリント基板へ電子部品をハンダ付け その1
カーボン抵抗とジャンパー線(0Ω)
画像左端の3本の抵抗ぽい線が0Ωのジャンパ線。SW機能とか電圧利得をこの基板に持たせないので取説通りに0Ωジャンパ線を使用した



プリント基板へ電子部品をハンダ付け その2
画像右端の2本の白い部品「フィルムコンデンサ」をハンダ付け



プリント基板へ電子部品をハンダ付け その3
2個の10kΩ半固定抵抗をハンダ付け。基板に開いてる穴と抵抗の足の間隔がそのままでは合わないので抵抗の足を折らないように注意しながら少し広げた。
自分でボリョーム調整できるように半固定抵抗を外付けの2連可変抵抗などに替えられるが、ここも取説通りにしておいた。



プリント基板へ電子部品をハンダ付け その4
この基板で数が一番多い部品、電解コンデンサ7本のハンダ付け
+ - の極性に注意しながらの作業だ。



プリント基板へ電子部品をハンダ付け その5
このキットの中心的電子部品「ステレオ・オーディオアンプIC TA8207KL」のハンダ付け。
シングルインライン(12ピン)
電源電圧:6V~15V
保護回路(熱しゃ断)内蔵・・・このタイプのICへのヒートシンク取り付けは難しいこともあり、今回は使用せず。



プリント基板へ電子部品をハンダ付け その6
専用基板への部品取り付けが完了
部品点数が少ないので製作時間はあまりかからなかったがデジカメ撮影のほうで手間かかった。
その2へ続く

 







デジタルオーディオ機器用ステレオ・ミニ・スピーカーを作る

2015-04-02 10:57:25 | 電子工作
小型オーディオ機器(iPod所有)の収録曲は普段イヤホンで聴いているが自宅ではイヤホンをはずして曲を聴きたいので以前モノラルアンプスピーカーを作ったが今回はステレオで聴けて電源は単3乾電池使用なので携帯して持ち運びできるミニスピーカーを製作した。
書籍「電子工作大図鑑」NO.14の電子工作です。


スピーカーの筐体として利用したのは「ダイソー」で買ったハガキ整理ケース、使用するスピーカーの厚みを考慮してこの深さが必要だった。



[iPod]から音を取るステレオプラグはヘッドの部分を買い求め、自分で3本のリード線(L,R,GND)をハンダ付けした。
リード線を束ねるために熱収縮チューブを使用。



ケースの裏面にはスライドスイッチ用とプラグリード線取込み用の穴をホットナイフやドリルを使って開けた。



ケース上蓋にスピーカー固定用のM3サイズの穴をドリルで開けて、14mmのスペーサーを挟んでプラネジ、ナットでネジ止めした。ネジ止めは対角線上の2ヶ所だけでもしっかり固定されている。
スピーカーからの音抜けのため、放射線状に小穴をドリルで開けた



ケース底面の裏側
基板は5mmのスペーサーを挟んでプラネジ、ナットでネジ止め。これも対角線上2ヶ所の固定で済ませた。
単3乾電池2本用の電池ケースは裏面に黒色両面粘着テープを貼って両ケースを接着、固定した。



基板は95mm x 72mmの片面ユニバーサル基板を小型ノコで細長くカットして使用
オーディオIC は「NJM2073」(8P)を使用。画像では470μFの電解コンデンサの陰になって少ししか見えない。



完成。スイッチONで赤色LEDが点灯して導通を確認。
スピーカーからの音については少しキンキンした音でボリュームを上げると聞きづらい。自室でボリュームを絞ってBGMとして聞くには差し支えない程度だ。







イヤホン式ICラジオを作る

2015-03-14 10:04:37 | 電子工作
理系の知識がまったくない自分が最初にそれらしき工作をしたのが鉱石ラジオを作ったことだ。
小学生だったか中学生だったかは覚えていないが、筒に巻いた細い銅線の被膜を紙やすりで剥がして・・・・の工程ははっきり記憶している。
HP「電子マスカット」に紹介されている”イヤホン式ICラジオ”を作ってみた


電子工作で数本から十数本の抵抗を使うときは抵抗値ごとに分け、ラベルを脇に貼ってスポンジに挿しています。こうすることでハンダ付けの際、抵抗器をスムーズに選択できます。



今回の工作ではユニバーサル基板は使わないで平ラグ板を使いました。自分はこの板を使用するのは初めてなので多少緊張気味にハンダ付け作業をしました。
使用電子部品のラグ板ハンダ付け画像1です



手前にバーアンテナをハンダ付けしてラグ板へのハンダ付け作業は完了です
画像でバーアンテナ両サイドの半透明の塊はバーの接着に使ったグルースティックで、付け過ぎですね。



プラスチックケースへの組み込み、固定作業です。
ハンダ付けが完了した平ラグ板とポリバリコン、イヤホンジャックはケースにネジ止め。
電池ボックスはリョウメンテープで固定。
ケースが大きめなのでスカスカですね。



ケースの蓋を閉じ、ポリバリコンの軸に選局ダイヤルツマミを取り付け(ネジ止め)て工作は完了です。
イヤホンジャックにイヤホンのプラグを挿すと電源がオンになります。
ダイヤルをゆっくり回していくとエリア内のAMラジオが次々と聞こえてきました。成功です!


TL499で昇圧回路2

2015-03-06 09:55:49 | 電子工作
前回ブレッドボード上で組立てたTL499を使った昇圧回路を基板にハンダ付け製作する編です


普通のユニバーサル基板でこの回路を製作するためには部品の配置や配線ルートを自分で考えて配線図を作り、その図を見ながら製作を進めるわけですがそこまで作るスキルが自分に備わっているとは言えないので、今回は秋月で販売しているブレッドボード配線パターンタイプの基板に前回の回路をそのまま移植する感じで製作しました。
 いわばコピー作品を作るようなものなので製作所要時間もあまりかからず完成になりました。



単3乾電池1本を入力電源として回路に接続、白色LEDが眩しく点灯しました。
入力電圧実測値: (使用中の)単3乾電池 = 1.38V
出力電圧実測値:(デジタルマルチテスターで計測) = 6.39V
つまり単3乾電池1本で 6V 強の電圧を得ることができたのです。
限度はあるでしょうが抵抗の値を変えればもっと大きな電圧を得ることが可能なようです。


1.5V乾電池で白色LEDを点灯させる

2015-03-01 17:30:39 | 電子工作
1本の1.5v単3乾電池だけで白色LEDを点灯させるのはできませんが、DC/DCレギュレータの昇圧型コンバータTL499Aを使った回路で可能ということなので試してみた。


[TL499ACP]のデータシートに載っていたこのICを使った応用回路の図です。



先ずはこの回路をブレッドボードで組んでみる
主な使用部品

  • 白色LED(5mm)
  • TL499A(8P)
  • コイル(100μH)
  • 電解コンデンサ(470μF,100μF)
  • 積セラコンデンサ(0.1μF)
  • カーボン抵抗器(470Ω・1kΩ・5.1kΩ・22kΩ)


昇圧型コンバータ「TL499A」 8PのICです



100μHのコイルです。これがないと昇圧できません



470μFの電解コンデンサと5.1kΩのカーボン抵抗器、後ろの黒いのは100μFの電解コンデンサです。



1.5V単3乾電池を回路に接続
右端の白色LEDが眩しく点灯して成功です。
これで1.5Vもしくはそれ以下の電圧でもLEDが点灯することが分かりました。これで使用済みの乾電池ももう少し発電させることでき、乾電池の有効利用ができそうです。
また昇圧した5V以上の電圧はLEDの点灯だけでなく他にもいろいろ使えるわけです。
次は画像の左端に少し写っているユニバーサル基板でこの回路を組みたいと思っています。


ブレッドボードにロジックICを使って電子ルーレットを作る

2015-02-26 22:25:01 | 電子工作
電子工作で「ルーレットを作る」という記事がHPやブログでたくさん紹介されている。PICやAVRマイコンを使って作るという記事が多くあったが、プログラムいらずのロジックICを使った電子ルーレット作りが親しみを感じたし、自分にもできそうなのでその方法で作ってみることにした。
お手本とした記事「電子ルーレットを作ろう~ブレッドボードによる~」


お手本にした記事の通りにブレッドボード上に回路を組みました。電源はACアダプター経由で5Vの電圧を使います
画像で「10個のLED」部分はルーレットらしくLEDの配置は円形にしたいのですが、ブレッドボード上では無理なので上下2列の並びとしています。次のステップのユニバーサル基板上で作る場合は実現させたいです。
「2個のロジックIC」はカウンターICの「74HC390」とLEDデコーダーICの「74HC42」です。
左端の回路は一定の周波数で発振する、マルチバイブレータ回路です。



10個のLEDのカラーは緑色を使っています。ルーレットは10個のLEDが同時に点灯することはなく、常に1個しか点灯しないので抵抗器はまとめて1個でも良いはずですが回路が分からないのでお手本通りに抵抗器も10個使いました。



2個のロジックIC。左が「74HC390」(16P)、右が「74HC42」(16P)
硬軟のジャンパ線が錯綜する配線なので挿す位置を間違わないようにするのに細心の注意が必要です



ブレッドボード左端に組んだマルチバイブレータ回路とタクトスイッチです。
電源ONの後、タクトスイッチを押すと10個のLEDが順繰りに点灯し、減速しながら止まるようになっています。
LEDに番号をつければルーレットになるわけです。
LEDが回転、停止する様子を動画でご覧ください



ブレッドボードにロジックICを使って電子ルーレットを作る

ジャンパ線を作る

2015-02-22 09:45:13 | 電子工作
プレッドボードを使う電子工作では長短、硬軟のジャンパ線をよく使います。市販されている製品で充分間に合うのですが自分で都合の良い長さのジャンパ線を自作することにしました
費用的には市販品を買ったほうが安いかも、ですが精密圧着ペンチを使いこなせるようになりたいと思い、チャレンジです。


Amazonで買ったエンジニア製「 精密圧着ペンチ PA-09」(3,319円)思っていたほど重くはなかったので操作はし易そうだ



ダイス(圧着する型)は 1.0 1.4 1.6 1.9mmの4ポジションで1.0や1.4mmがあるので極細のコンタクトピンにも対応できるらしい



ジャンパ線にするワイヤーの被覆を5mmぐらいワイヤーストリッパーを使って剥く
画像は1cmぐらい剥いていますので後でカットしました。



画像の右の部品ーコネクタピン(呼び名は他にもあるらしい)にワイヤーを固定して左のハウジング(容器)に挿し込んで完成となる



コネクタピンをつぶれない程度の柔らかさでダイスに軽く挟んで固定する。(このコンタクトピンは1.6mmのダイスでしっくり収まった)
このコンタクトピンの芯線圧着部に先端を剥いたワイヤーを差し込んで置く
圧着ペンチをしっかりと握ってかしめる
コンタクトピンの被覆圧着部も同様にかしめる。



2ヶ所の圧着が完了したコンタクトピン。大きさの比較で1円玉を置いてみました。



圧着が完了したコンタクトピンをハウジングに奥までしっかり挿し込んでジャンパ線の片側が完成です



ワイヤーのもう一方も同様の作業をして圧着、挿し込みを完了させます。
ワイヤーの両端の工作が完了したのでこれで1本のジャンパ線のできあがりです。
1本のジャンパ線を作るのに手間がかかり、時間もかかるので費用対効果で言えば割りに合わないかも知れないが、作る喜びは感じられるので暇な時間にせっせと作ろうと思う。







ライントレース・カーを作る その6

2015-02-20 10:43:21 | 電子工作
「ライントレース・カーを作る」6回目の記事です。今回でこのテーマの最終回となっています。今回は基板他パーツの配置、リード線の結線、そしてテスト走行となっています。


前回までに出来上がった3枚の基板です。これらを車体となっているユニバーサルプレートに載せて結線作業です



車体に基板他のパーツを載せました。まだリード線の結線はしていません。車体はユニバーサルプレートを挟んで2層構造となっています。
下層に前からセンサー基板、ボールキャスター(前輪)、ダブルギアモーター、タイヤとなっています。
尚、ボールキャスターの位置がセンサー基板取り付けのため当初より内側に配置、固定しています。
上層は前から論理回路IC基板、モーター制御基板、電池ボックスとなっています。



結線1:この工作ではリード線の結線をほとんど空中配線でハンダ付けします。ミニスイッチも空中に置いたままで配線、ハンダ付けになっています。



結線2:リード線が錯綜しているのでまとめられる線同士はビニールテープで結束しました。画像の黒色ビニールテープはGND線同士です。



センサー基板は車体の先端にセンサーが床に向くように(基板を裏返し)してネジ止めします。この時センサーが床から約5mm程度の高さになるようにネジとナットを調整しました。



車体前面を見た画像



右側面を見た画像



車体後方を見た画像



スケッチブック用紙を4枚つなげて作った自作のテストコース
黒色の線はビニールテープを貼り付けています。最初に作ったコースはカーブがきつい部分があり、脱輪走行が起きるのでその部分はガムテープで修正しました。
テスト走行の様子をTouTubeにアップしましたのでご覧ください。


line trace car

「ライントレース・カーを作る その5」はこちら
「ライントレース・カーを作る その4」はこちら
「ライントレース・カーを作る その3」はこちら
「ライントレース・カーを作る その2」はこちら
「ライントレース・カーを作る その1」はこちら


ライントレース・カーを作る その5

2015-02-18 10:32:03 | 電子工作
「ライントレース・カーを作る」5回目の記事です
3枚目の基板「モーター制御基板」を作りました


基板は「論理回路IC基板」と同じ「ICB-91」を使用します。
モーターを制御するICは「TA7291P」で、左右の車輪を独立した形で駆動させるために2個使います。



基板製作中の画像は撮り忘れたのでいきなり完成写真です。
他の基板に接続するためのリード線が多いので端子の番号を間違わないようにハンダ付けするのに気を配りました。

「ライントレース・カーを作る その4」はこちら
「ライントレース・カーを作る その3」はこちら
「ライントレース・カーを作る その2」はこちら
「ライントレース・カーを作る その1」はこちら