初歩の電子工作とデジカメの日記

電子工作備忘録とデジカメで撮影した写真のブログです。

電子工作 LEDフラッシャーIC(LM3909N)を使う

2014-03-14 18:04:08 | 電子工作
"Arduino","Japanino"を使わない電子工作をした。使ったメインの電子部品は"LM3909N"というLEDフラッシャーIC。単3乾電池1本(1.5V)でLEDライトが点滅します


8ピンのLEDフラッシャー。これに電解コンデンサとLEDを接続するだけで(もちろん電源は必要)LEDが点滅する
現在この部品は生産されていないらしい。



端子の接続:LM3909Nのデータシートより

1P接続なし
2P電解コンデンサ + 極
3P接続なし
4PGNDラインへ
5P電源+ラインへ
6PLEDアノード + 端子
7P接続なし
8P電解コンデンサ - 極、LEDカソード - 端子


電子回路作成ソフト"BSch3v"でブレッドボード使用の配線図を作成



電源接続用端子(画像では右上の2連端子ソケット)に電池を接続するとLEDライトが点滅して実証できた
点滅の様子はYou Tube動画でご覧ください

LM3909 led

マイコンの調子が?

2014-03-11 23:42:28 | 電子工作
自分が「電子工作」にハマッたのは"Japanino"や"Arduino"にめぐり会ったからだ。その"Japanino"や"Arduino"の調子が最近おかしい。
"Japanino"は自分のPCがどうも認識しなくなったようだし、"Arduino"はスケッチが書き込めなくなった。はて、さてどうしたらいいのか、お手上げ状態だ


赤い"Japanino"はUSBポートに接続しても"シリアルポート"の番号(COM)が表示されなくなった。何度も接続をやり直したりしたが、どうやっても"シリアルポート"は表示されない。

"Arduino UNO"は"シリアルポート"は割り与えられるが、肝心の"スケッチ"(プログラム)の書込みができなくなってしまった。"avrdude:stk500_getsync(): not sync; resp= 0x00"のわけのわからない英文コメントが表示されて前に進めない"UNO"は買ってからまだ1年も経っていないのに・・・



唯一残って使用出来るマイコンとなった"Mbedボード"(orange board)を久しぶりに取り出して復習です



温度センサー"LM35D"を使って室温を計測、"Mbedボード" の"LCD"に表示するプログラムを復習、実習。センサーとMbedの接続は下表の通りです

Mbed pinNo.LM35D端子
GNDGND
VINVdd
20PVout


プログラムはサンプルの通りです


#include "mbed.h"
#include "TextLCD.h"

TextLCD lcd(p24, p25, p26, p27, p28, p29, p30); // rs, e, d4-d7
AnalogIn temp(p20);

int main() {
lcd.cls();
lcd.printf("Temperature \n");
while (1) {
lcd.locate(0,1);
lcd.printf("%4.2f Deg",temp.read()*330.0);
wait(1.0);
}
}

ファンヒーターを点火した直後なので室温は17.33度を示しています



ファンヒーターが効いてきて、LCDの表示は24.18度になりました。
このセンサーICは、抵抗器やコンデンサを必要としないので接続が極めて楽です。
もう少し"Mbed"で遊んでみようかな。








HT82V739使用miniモノアンプの製作

2014-02-11 12:01:21 | 電子工作
2台目のオーディオミニアンプは秋月の「HT82V739使用miniモノアンプ基板」にスピーカー、ボリューム、3.5mmステレオジャック、DCジャックを接続して製作しました。


秋月電商の「HT82V739使用miniモノアンプ基板セット」500円
音量を調節する半固定抵抗だけはこのセットに含まれています。



ここまでの製作過程

  • ダイソーで105円のプラボックス( サイズ: 75mm x 75mm x 55mm )にスピーカー、ボリューム、DCジャック、3.5mmステレオジャック用の穴を開ける
  • 各部品にリード線をハンダ付けする
  • ボックスの内側から部品を取付ける
  • 取付けた部品はグルーガン・スティックで周囲を縁取りする形でボックスに接着する



基板に各部品のリード線を接続する
リード線の長さがチョット長すぎた感じだ



基板はボックス内で底面に固定するため、端切れのユニバーサル基板にハンダ付けしました
プラボックス底面にその基板を両面テープで貼り付け、リード線を押し込んで蓋(スピーカー面)をすれば完成です。画像で
右側の面がスピーカー面
上面左のコードがDCジャックへ接続された5V電源ケーブル
上面右のコードが3.5mmステレオジャックへ接続された音源機器(i Pod)からのケーブルです
尚、i Podからの音源はイヤホーンジャック経由の音ではなく、i Pod底面のドックから直接専用アダプター経由で入っています



プラボックス正面側から見たモノラル・ミニコンポです。
デスクトップ型パソコンの脇に置いて好きな時に音楽を聴けます





LM386でモノラル・アンプを作る

2014-02-07 18:37:01 | 電子工作
ウォーキングなど外出の時は愛用の「iPod nano」で好きな音楽を聴いています。帰宅してからはパソコンで「i Tunes」を立ち上げて続きを聞くこともあるのですが、切替作業が面倒だ。
そこでネットで調べると自分でも作れそうなオーディオアンプの製作記事がたくさんあったのでその中の一つを真似して作ってみた。
これで「i Pod nano」のソケットを3.5mmステレオジャックに挿すだけでご機嫌な音楽が自宅で手軽に聴けるようになった。
自作だし、モノラルアンプなので音質は今一だがBGMとして聴いている分には何にも問題はない。


いきなりユニバーサル基板を使って回路を組立てる技量、自信がないので「ブレッドボード」上で製作することにした。
まず、ブレッドボードの画像に8Pの低電圧オーディオ・パワーアンプIC「LM386」を中心に「PhotoShop Elements」で書き込んで設計図を作った
*画像をクリックすると拡大画像が別窓で開きます。
使用部品リスト

LM3861オーディオパワーアンプICブレッドボード外取付け部品
電解コンデンサ 1000μF1大容量、取扱い注意小型スピーカー 1個
電解コンデンサ 100μF1可変抵抗器 10KΩ 1個 (音量調節用)
電解コンデンサ 10μF1DCソケット パネル用(2本足) 1個
積セラコンデンサ 0.1μF1
積セラコンデンサ 0.047μF1
カーボン抵抗 10Ω2
3.5mmステレオジャックDIP化キット1キットでなくてもOK
接続用ジャンパ線10数本単線、より線混在



8ピンのIC「LM386」
この小さなICがオーディオを制御するなんて凄いことだなぁ



3.5mmステレオジャックDIP化キット
キットでなくても良いのだが、ブレッドボードに載せるために利用しました。
ハンダ付け作業があります



パネル取付け用DCジャック
赤、黒色のリード線は付いていないのでこれもハンダ付け作業が必要です
電源はACアダプター経由の9Vを使用しました



小型スピーカー
以前のPCで使って壊れたのでそのまま放っておいたスピーカーに再登場願いました
サイズ:幅 50mm x 高さ 80mm x 奥行き 80mm の大きさです



完成画像です
静止画像なので「音」は聞こえませんが、ちゃんと出ています。音量は相当絞らないと近所迷惑なボリュームになります
この製作物をユニバーサル基板に移植して体裁よく何かボックスに収納するようにしたいのですが、手間ひまかかりそうだし、製作技量にも不安がありますので、またの機会とさせていただきます。

(註)この画像撮影時は電源として006P乾電池の電圧9Vを5Vに変換する基板を使用しました






LPC810 (ARMマイコン)

2014-01-31 23:42:31 | 電子工作
月刊誌「トランジスタ技術 2月号」の付録マイコン+プリント基板+CDROMの文字に惹かれ、いつもの衝動買い
マイコンではPIC、Arduino、Mbedと手を付けて来たが、まだどれも満足のいく成果もないまま、ARMマイコンにまで手を出してしまった。


画像説明:左側ブレッドボードに配置された部品

  • ARMマイコン "LPC810"は8ピン黒色のIC
  • 黒色の四角い物はリセット用のスイッチ(SW2)
  • 緑色の長方形の部品は"USBシリアル変換モジュール

右側ブレッドボードに配置された部品

  • 黒色16ピンのICはシフトレジスタ"TC74HC595"
  • 赤色7セグメントLED(カソードコモン)

手持ちの部品も混在していますので本誌紹介の回路と若干違っています
5V-3.3V電源レギュレータICは持っていなかったので、2種類の抵抗を組み合わせての分圧方式としました
7セグLEDは端子が左右5本ずつあるのですが間隔が均等でない(中国製?)ため配線に気を使いました。



プログラムをマイコン"LPC810"に書込み、リセットスイッチを押下すれば始動
7セグLEDはプログラムにより数字がカウントダウンしますが、それだけでなくパソコンのキーボードで打った数字(1桁)が表示されます。これ、面白い!



上方のLEDはパソコンのキーボードの+で点灯、-で消灯となります。これも面白い!



オペアンプlm358とcdsで 暗くなるとledが点灯する回路

2013-11-29 12:08:01 | 電子工作
電子回路を学習中で、初めてオペアンプという電子部品を扱いました。
暗くなるとLEDが点灯する回路は、トランジスタを使ってやったことがあるが、トランジスタの役をオペアンプがやる電子回路らしい。実証実験開始です


オペアンプ LM358N
8PのDIP型ICなので他の同型のICと間違えやすいと思う。使用する前に読みにくい部品名を確認する必要がある。



LM358Nの内部構造図
1p-2p-3pを使う1回路と、5p-6p-7pを使う1回路の2回路がこのICには含まれている。



回路図作成ソフト"BSch3v"で回路図を作成
R1、R2は75kΩがこの回路にふさわしい値の抵抗なのだが持ってないので、47kΩと39kΩの2本で代用した。



ブレッドボード上に部品を配置し、ジャンパ線で結線しました。
ブレッドボードは左半分のスペースで収まっているようです
CDSセンサーの方向はLEDの光の影響を受けないようにブレッドボードの外側に向けています。



5V電源を接続して、部屋を暗めにしたら・・・LEDの赤い光が点灯しました。
CDSセンサーの受光面への光の量でLEDの光加減が微妙に変化しているのは静止画ではわかりませんので、下の動画で確認してください。


オペアンプlm358とcdsで 暗くなるとledが点灯する回路

電子回路 3端子LED点滅用IC M34-8Lを使う

2013-11-23 07:07:59 | 電子工作
最近は専ら"Japanino"や"PIC"や"Mbed"などのマイコンを使わない電子回路の学習、実証工作をやっている。今回は"3端子LED点滅用IC M34-8L"を使って3個の汎用(普通の)LEDを点滅させる回路を製作した。


回路図は作成ソフト"BSch3V"で作成しました。
IC M34-8Lは3本の端子があり、両端が電源端子(Vdd、Vss)で中央の端子をLEDと接続しています。
このICは別名"LEDフラッシャー"とも呼ばれています
使用した抵抗は手近なものを使ったので不揃いになっています。



ブレッドボードに部品を配置しジャンパ線で結線しました。
見栄え良くするにはLEDをちゃんと横1列に並べる配線をすれば良かったのですが、配線ルートを考えるのが面倒だったので適当に結線しました。



これが3本足のIC"M34-8L"です
同じ形の電子部品は他にもありますので、印字されている数字を読んで間違いがないか確認します。



使用した電源は3Vのリチウムイオン電池(ボタン型)
秋月電子通商で買ったDIP化キットを組み立て使用しました。



電源スイッチONでLEDが点滅しました。
デジカメはシャッターのタイミングでLEDが点灯しているところを捉えました。
点滅の様子は動画でご覧ください


ledflasher

RGBフルカラーLEDを制御する

2013-11-18 08:33:34 | 電子工作
RGBフルカラーLEDの発光色の変化は以前マイコンPICを使って実証したが、今回は手動で変化させる回路を工作した


回路図作成ソフト"BSch3V"で作成した回路図です。



ブレッドボードに回路を組みました。
上の回路図との違いはスイッチ1がタクトスイッチになっている。(プッシュスイッチを持っていなかったため)
真ん中のタクトボタンに抵抗が接続されていないのは青色は他の色の抵抗と同じものを接続すると暗くなってしまうからです。(ボタンの色と発色の色は同じではありません)



RGBフルカラーLEDです
4本の端子があります。左から緑色、赤色、GND、青色の端子です



電源はパソコンのUSBポートから5Vの電圧を取れるUSBキットを使っています
発色の色の変化は3個のタクトボタンを押下することで変化します


RGBフルカラーLEDを制御する

1桁7セグLEDを動かす

2013-11-16 12:16:29 | 電子工作
閑話休題
先日友人から問われました「なぜ、電子工作を始めた?」物理や化学にはまったく無知の自分が何故なんだろうとちょっと考えてみた。いくつか理由はありそうだ。
  • 模型的な物を作るのが好き
  • 製作物を画像や動画で残したい
  • 上手い、下手は関係なく作る過程が好き。
  • 電子回路の初歩的な学習ができる。
  • 派生するハンダ付けや回路図面の作成などの技術を覚えられる

今日の工作
7セグLED表示器はマイコン(PICやArduino)を使えばスムーズに表示する数字を変化させられるが、初心に帰り手動で表示する文字を変化させる回路を作った


回路図作成ソフト"Bsch3v"を使って回路図を作成
図面の基本として電気は上から下、または左から右へ流れるように書くらしいが、あまり考えずに書いてしまった図面です



使用電子部品

  • 赤色7セグLED(アノードコモン)
  • DIPスイッチ(8P)
  • カーボン抵抗(330Ωx8本)
  • ブレッドボード(Cタイプ)
  • ジャンパ線(軟)
  • 電源は006P乾電池(9V)を3端子レギュレータで5Vに変換する自作DC-DCコンバータを使用


赤色7セグLED
この製品は端子が横に付いているので2桁以上にすると間を空けなければなりませんので1桁表示専用で使います
ブレッドボードとの間にすき間があるので、赤色の光が漏れます。これはこれで良いのかも。



DIPスイッチ(8P)
7セグLEDの端子からのジャンパ線8本を接続します。画像で左側がOFFの位置、右がONの位置です
この画像は数字"9"を表示するスイッチボタンの位置です



カーボン抵抗8本
1本化された抵抗アレイを持っていないので8本の抵抗を片側はDIPスイッチに、反対側をブレッドボードのGNDラインに接続です

下の動画は7セグLEDの数字を"0"から"9"まで順に変化させた様子です


1桁7seg led

「たのしい電子回路~すぐ作れて試せるアイデア回路集~」 ③

2013-11-13 18:05:30 | 電子工作
「たのしい電子回路~すぐ作れて試せるアイデア回路集~」3回目の記事は「自己点滅型LEDと汎用LEDを交互点滅させる回路」です


電子回路図作成ソフト“BSch-3V"を使った回路図です。
以前のマルチバイブレータ回路と違っているのは電解コンデンサを使っていない、2個のLEDのうち、1個は自己点滅型LEDを使用していることです。



電源は006P乾電池(9V)を3端子レギュレータで5Vに変換する自作DC-DCコンバータを使用しています。



LEDの点滅間隔は“自己点滅型LED”の点滅間隔に決まっているので変えられないようです。
短いですが、動画をご覧ください


自己点滅型LEDと汎用LEDを交互点滅させる回路