初歩の電子工作とデジカメの日記

電子工作備忘録とデジカメで撮影した写真のブログです。

IchigoJamをユニバーサル基板(ブレッドボードタイプ)に作る

2015-05-26 12:36:46 | 電子工作
こどもパソコンとして認知されている「IchogoJam」をプリント基板キットで製作したが、もう1基欲しくなったので今度は市販のユニバーサル基板で作ってみた。
一番の特徴はPS/2キーボードは接続しない。
→いつも使っているパソコン用のキーボードで「IchigoJam」のプログラムも入力する。
→常時「USBシリアル変換アダプター」を接続しておく。
→ターミナルソフト「Tera Term」でプログラムを作成し、同期している「ichigoJam」に送る
つまりターミナルソフト「Tera Term」と「USBシリアル変換アダプター」をフル活用する基板になる。


まずは完成したユニバーサル基板タイプの「IchigoJam」です。
ハンダ面の配線が楽になるようにブレッドボードタイプのユニバーサル基板を使用した



「モニターTV}接続用の「RCAジャック」(基板用を使用)
2.54mmDIP化キットを使わなかったので基板に直接大き目の穴を2個ドリルで開けた。穴を開ける位置を間違えて穴が見えている。



外部で回路を組んだ場合に必要となるVCC,GND取出し用の2x3(6P)ピンソケット
画像右側の2本の抵抗(470Ω、100Ω)はRCAジャックとIC「ichigojam]に接続



IC 「LPC1114」
ピンポジションが印刷されたシールは自作です

  • Excelでピンポジションの表を作成
  • 「PhotoShop Elements」に「表」を画像として取り込む。
  • 画像サイズをICの実サイズに合わせる

の手順でラベルシールは作成した。基板完成後「IchigoJam」のファームウエアを書き込む



DCジャックDIP化キットを使用
3V出力のACアダプターを接続する。



基板を中心に配線、接続。
USBシリアル変換アダプター経由で「IchigoJam」のファームウエアをIC「LPC1114」に書き込む。
モニターTVに「IchigoJam」 のバージョン情報が表示されてこの工作は成功!



続けて一番短いBASICプログラム「led 1」を入力すると画像で赤丸印のように端子14に接続されているLEDが点灯した。


3個のLEDが順送りで点灯するプログラムを作った。
3個のLEDは「OUT1」「OUT2」「OUT3」端子にそれぞれ抵抗(330Ω)経由で接続した。
10 T=20
20 OUT 1,1
30 WAIT T
35 OUT 1,0
40 OUT 2,1
50 WAIT T
55 OUT 2,0
60 OUT 3,1
70 WAIT T
75 OUT 3,0
80 GOTO 20
点灯の様子は動画でご覧下さい

IchigoJamで3LEDを順送り点灯する


上が専用基板での「IchigoJam」、下が今回作ったユニバーサル基板での「IchigoJam」



追記 「USBシリアル変換アダプター」は常時接続しているのでジャンパ線による接続ではなく、基板に6Pのピンソケットをハンダ付けしてアダプターを差し込む形式にした。


赤丸部分が追加した「USBシリアル変換アダプター」用の6Pピンソケット



ピンソケットに「USBシリアル変換アダプター」を挿した画像、USB側はパソコンのUSBポートに接続する。
これで基本の形としては基板上からジャンパ線がなくなり、スッキリした。