沙羅さら日記

ガーデニングや家庭菜園を楽しみながら、
気ままにのんびり暮らしています
2010年、本州から北海道に帰郷しました

「ホニオ」 ふたたび・・・

2008年10月07日 | 日々、つれづれ
黄金色に輝く稲穂と、どこまでも続く青い空が
美しいコントラストを描いています。
いつの日か押花で表現してみたい風景です。

あっ、居ました、居ました !!
今年も逢えましたね
「ホニオ」です。

「ホニオ」とは "ホニオ掛け" という稲の干しの方のことで、
一本の杭に稲束を積んだものなのですが、
私にはなぜか "人" のように見えてしまうんですね。
「仁王様が田んぼを守っているように見えるね」と言ったのは感性豊かな友人。
実に素敵な表現です。

私の住む地域では、このホニオ掛けと、ハセ掛け(横に棒を渡して掛ける)が主流です。
一説によると、この「ホニオ掛け」は、岩手県南部、旧伊達藩領に多く見られるとか。
地域によっていろいろと違いがあるようですね。




私はこの風景が大好きで、毎年カメラに収めていますが、
「棚田」と同じように、「ホニオ」も年々少なくなっているように感じます。
農家の方々の高齢化と、後継者不足が理由の一つに挙げられているようですが、
私など、そのご苦労を思うばかり。

天日と風を利用し、じっくりと稲を乾燥させる、
伝統の農法「ホニオ」。
いつまでも絶やさないで欲しいと願っています




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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしい風景 (丸さん)
2008-10-07 15:09:34
懐かしい風景を見せて頂き感傷ににふっけて居ります。

軽輩の地域はハセ掛けが主でした。
時々ホニオを見掛けると特異な風景に逢った感じがしました。

天日に良く当たり顔を近付けるとムッとする独特な臭いがする。

吾が意のままに為らぬ時良く背を凭れて涙を流したものです。

幼き純真な昔に暫し帰らせて戴き有難う御座いました。
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ホニオ (きなこ)
2008-10-07 18:08:26
仁王様、ピッタリですね。私は「ナマハゲ」を想像しました。「ナグゴ、イネガァ~!?」のナマハゲ。

パンパンに実った稲穂がこうしてお日様に当たり、美味しいお米に・・・ 季節限定の素晴らしい風景ですね
収穫が終わると一気に秋の気配が濃くなり、寂しく感じるのではないでしょうか?
こちらは森も山も公園も秋の匂いが強くなりました
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丸さんへ (沙羅)
2008-10-07 20:10:24
こんばんは~
そうでしたかぁ・・・
ホニオに幼い頃の思い出が重なりましたか

丸さんも仰っていますが、私もホニオに特異な感じを持つんです。
整然と並んだ風景の中に居ますと、不思議な世界へ入り込んだような気がするんですよ。
威厳を感じたかと思えば、親近感を抱いたり・・・・。
ホニオって不思議ですね。

丸さん、いつもお越し頂きありがとうございます
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きなこさんへ (沙羅)
2008-10-07 20:27:00
うはーっ、ナマハゲ
さすがきなこさんです、の名人は、観察力が違いますね

仰るように季節限定なので、旬のうちに写真を撮らなくては無くなってしまうんですよ
インドア派の私も、この時ばかりはます。

こうして自然乾燥されるお米は全体の何割かで、後は機械で乾燥され、私たちの口に入ります
美味しい新米・・・おかずが無くてもです
きなこさん、ありがとうございます
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秋の風景ですね (ゆきひめ)
2008-10-08 09:06:45
沙羅さんの所ではまだこういう秋の風景があるんですね。
秋を感じる素敵な風景です。
日本の風景百選に推薦したいようです。

「ホニオ」、私の方では「おだがけ」と言ってました。
一つは鉄棒(材木です)のようにして、その上にかけたもの。
もう一つは、やはり材木で階段のように段組してかけたもの。
とありました。段に組んだものはきれいに並んで見事でした。

子供の頃の遊びで「おだがけ」の一本棒の上を歩くんですよ。
高さは1.5m位かな?なかなか丸いので歩けずに
頭から落ちて、泥んこになって遊んだ記憶があります。

「ホニオ」をみると、秋の深まりを感じますね。
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なつかしい! (chimamanon)
2008-10-08 10:07:45
沙羅さん、こんにちは!

最近は稲を干す風景はあまり見られなくなりましたので、懐かしい風景を見せていただきました。
こちらの方では「ハセ掛け」だったので、東北に旅した時に、1本の木にどうやって稲を掛けるのか、よく崩れないなと不思議に思ったものでした。

自然乾燥したお米はまた、一味違うそうですから、大変でしょうが、いつまでも残したい農法ですね。
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美しい (ヒロ)
2008-10-08 11:19:55
生まれた所にはお米がありませんでした。
懐かしむと言うでは無く、美しいと感じました
ホ二オと言うのですね、若い労力が無ければ
続けて行けない方法のようですね。
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だんだん見られなくなる (田吾作)
2008-10-08 11:38:47
先日、農業をやっている友人が言ってました。

「自民党政府は農業を会社組織にして大規模農業にすることを考えている。街がつぶれてシャッター通りになってしまったように、我々百姓は日干しになってしまうだろう」

ホニオ風景も見られなくなっていきます。

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郷愁を誘います。 (めだか)
2008-10-08 12:18:39
そちらでは、”ホニオ”って言うんですか?
千葉も多分ゆきひめ さんとこと同じ”おだがけ”じゃないかな~?
時期になると 農家の友達と一緒に 田んぼに着いていきました。
田園風景よりも、お昼や おやつを食べるのが楽しみで・・・
形も違うかな?
普通の物干し竿のように 材木を組み立てて、そこへ一列に下げてあったような?
懐かしい風景に出会えました。 ありがとね
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おいしいよ (kakko)
2008-10-08 17:03:41
オニホって、こちらでは聞いたことありません。こちらでは、物干しのようにかけ、「ハサカケ」と言います。
昔はこうして天日干しにしたのですね。
「昔は、月明かりで干した。」とお年寄りが言ってましたが、重労働だったのでしょう。
でも、こうして干したお米が一番おいしいのですね。日本の豊かな秋の風景を見せていただきよかったわ-。いつまでもこの風景が見られる農村であってほしいですね。
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