見所で配られた解説には、53の宿場名と53の場面内容が記されていた。
また四幕から形成されているが、最初と最後は数字を使わないらしいので、一幕目は『序幕』、四幕目を『大詰』と記されている。
日数を言うときも1日目を『初日』、最後の日を『千秋楽』と言うのもその流れらしい。
さて、宿場は五十三だが、全宿場を演じるようではなく、篤く演じる幕もあるので、飛ばす宿場もあるようだ。
ただ、五十三にはこだわるようで、場面は五十三場面に構成されていた。
写真にあるセミナーでもらった、レジュメで数えてみてください。
まず、序幕の見所は海底。
海に落ちてしまった猿之助は、海中を泳ぐのだが、人力のクレーンに乗っかり宙に浮いて、海中を泳ぐ感じを演出している。
さらにタコやヒトデ、エビなどと海中で一緒に踊ってしまうし、クジラの背中にも乗ってしまう。
歌舞伎というよりはファンタジーの世界だ。
そして、二幕目は八ツ墓村ではなく、八ツ橋村の無量寺で、亡くなったハズの母親が化け猫に化けて、宙乗りをする。
しかも宙乗りだけでなく、バク宙ありのかなりのアクションありの場面だ。
それにしても、昼の部でも思ったが、三階席まで宙乗りして怖くないのかなぁ~。
そして、大スペクタルの三幕目へ。
つづく