明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

これも「物盗られ妄想」か?

2021-10-23 | 母との確執
昨日は通院付き添いのため母宅に行った。
その前にスーパーに寄る。

「冷蔵庫スッカラカンやねん。何にもない」と電話で母。

あれこれ頼まれたものを購入、家に着いて冷蔵庫を開けたら
ほんとに何もなかった。

「買い物行ってるの?」
「1回、行った」
「いつから1回?」
「こないだM(弟)が連れて行ってくれてから」
(あとで弟に訊いたら、10月9日のことと判明。
 約2週間前、そりゃスッカラカンにもなるわ^^;)




ほとんど空の庫内に開いた鯖缶がふたつ。
食べきらずにまた別の缶を開けたと思われる。

冷凍庫には、義妹が入れてくれた「鯖のレモン風味ナントカ」
という惣菜パックも数カ月前から残っている。
「鯖は嫌いやねん。まだ鰯の甘露煮か鮭のほうがいい」
ちょっと前までは「身体にいいから鯖缶買ってきて」と言っていたのに。

ちりめんじゃこ(しらす)を小分けにしてラップで包んだものが1個残っている。
これも義妹が持ってきたものだが、
月初に私が訪問した時には4個あったから3個食べたのね。

野菜室には半分の玉ねぎ。しめじが一袋。
ジャガイモ数個は月初と同じまま、手つかず。
(イモ類は昔から母はほとんど使わなかった。皮むきがめんどくさいからか)
冷凍庫の冷凍野菜数種もほぼ使われないまま。

「ちゃんと食べてる?お茶漬けサラサラで済ませてない?」
「食べてる」
と言うが、どうだか?
無ければ無いで我慢してしまう人だから、食べ物でソレをやられると困る。

外に出るのが億劫なのか、足元がおぼつかなくて怖いのか、
ほぼ家に籠る生活になってしまった。
かろうじて新聞だけは下の階まで取りに行っているようだが、
ゴミ出しもあまり出来ていない様子。

やってる、やろうと思ってたところ、やらなあかんと思ってるetc.
勉強しなさい!と親に叱られたときの子どもの口答えみたいだ。
子どもなら叱り飛ばせるものを・・・

「今はスーパーも配達してくれるし、宅配のお弁当もあるし」
「いらん。自分で買いに行くて言うてるやん」
「でも行けてないやん。私らが買ってきたものだけやんか」
(んんん~~これ以上言ったらアカン追い詰めるだけや、ガマンガマン~~


母の希望は、
「ひとりで死ぬまでこの家で暮らしたい」

そりゃ希望をかなえてあげたいけど、
身の回りのことがひとりで出来なくなったら誰かのサポートが要る。
それが子どもか、福祉の専門家か。
そんな話をしても、「私はひとりでこの家で」の一点張り。


病院の行き帰りはおぼつかない足取りだったが、支えなしに一人で歩けた。

「お変わりないですよ、血圧も脈も問題なし
 これから寒くなるので室内での温度差に気をつけて」
「私、寒いのは苦になりませんねん。
 子どもらにはエアコンつけろつけろ言われてますけどアレは嫌いでね」

と相変わらずピントのズレた自己アピール。





一夜明けて今朝のこと。
電話で、
「冷凍庫のちりめんじゃこが1個しかないけどアンタ、持って帰ったんやな」
「え~、そんなん勝手に持って帰らへんわ!
 昨日私が見た時も1個しかなかったよ。自分で食べたんでしょ」
「食べてない食べてない、アンタが持って帰ったんや」
「持って帰ってないって!」

何を言いだすねん。
これも物盗られ妄想か!?