風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

秋の宝石

2004年09月28日 | 食べもの帳
夫が銀杏の実をいただいてきた。
私は殻つきの実を下処理した経験がない。
確か、裏ワザもので、茶封筒に入れレンジでチンするといいっていうのを見た覚えがある。
だけど、卵をレンジにかけた時みたいに爆発しそうで恐い。
困った時こそのネット頼みと調べてみた。
んー、なになに…
殻つきのまま煎ると、ポップコーンみたいに自然にはじける。
そのあと殻から出して湯通しすれば薄皮がはがれる…のか。
つまり2工程を経るわけだ。
そのとおりやってみることにした。
でも、いくら煎ってもはじけてこない。
それどころか、中の実がクリームのようにこぼれ出してきた。
再びネットで検索。
煎る前にあらかじめ殻にひびを入れておかなければならなかったのだ。
今さら遅いので、一つだけハンマーでたたいてみた。
見事、殻がパコンと二つに割れた。
薄皮は硬い殻にはりついたまま、きれいな青い実だけが出てきた。
まるでゆで卵がきれいにつるんと出たときみたいだ。
ケガの功名だ。
これなら1工程でいけるかも…。
次々にハンマーで割った。
面白いように皮がむけて実が取り出せる。
梱包材のプチプチをはざす時みたいな快感。
どれもこれもきれいな緑色、まるでヒスイのようだ。
我が家では銀杏を家庭料理で使うことはめったにない。
どうしてもという時は、水煮を買ってしまう。
たまにはこうして手間をかけて、旬を味わってみるのもいい。

それにしてもこの写真、せっかくの秋の宝石を写すのに「桜」の絵柄のお皿はないよね。

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