風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

職業欄 「主婦」

2005年04月09日 | 清水ともゑ帳
「職業欄」というところに、何を記入するべきか、よく迷います。
普通にいうと私は「主婦」でいいと思うのです。
そして、そんなに厳密に書かなくてもいい場合が多いので、深く考えることではないのかもしれません。
でも、「主婦」と入れることに、私はとても抵抗を感じて、手が止まってしまいます。
夫婦二人だけの生活で、夫が家事にたけていることもあり、私は一般的にいわれる「主婦業」を、まったくしていないに等しいからです。
特に困るのは、「専業主婦」「パート主婦」などのように細かく分類されているとき。
「専業」というのは、主婦のエキスパートにも思えて、ますますどこにも属していないようで困ってしまいます。
以前、正直にいこうと思って、「無職」というところに○をつけ書類を出したら、「結婚されてるのなら主婦で結構です」と先方に言われたことがあります。
書類上のことだから、やっぱりそれでいいんですね。
…とはいえ、実質を伴わない「主婦」なので、どうしてもウソをつくような罪悪感があります。
子供がいない、介護の問題もない、家事がだめ、働く時間も意欲もある、健康…なのに働いていない、ということも罪悪感に輪をかけて後ろめたさを感じます。
それはひいては、私が自信の持てない生き方をしていることにも通じているように思います。
この前も書きましたが、私にはちょいと「なさねばならないこと」があります。
そのために夫は、「糟糠の妻ならず糟糠の夫になる」と言ってくれています。
退路を断つつもりもあって今は仕事をしていないのですが、彼の応援が冷めないうちに、なんとしてもがんばらねばなりません。
そして、いつの日かなんのためらいもなく、職業も言えるように。


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