夫がまた職場で春の食材をいただいてきました。
竹の子です。
このあたりでは、「あらめ」という海草と一緒に煮るのが一般的なようです。
20年ほど前、私が福井県に住んでいたときは、「身欠にしん」と一緒に煮ていました。
固いにしんの身は、煮ている間にホロホロとほぐれるんです。
にしんのだしがきいて、コクのあるおいしさでした。
私が初めて竹の子掘りを経験したのは、福井県にいたときのことです。
最初、山の持ち主のおじさんに、「ここ、掘ってみろ」と、言われても枯葉しかない見えませんでした。
ぼんやりしてると、「クワで掘ってみね~の、周りからそ~っとな」と、教えてくれました。
そのとき、初めて知ったのです。
竹の子っていうのは、地中から掘り出すものだということを。
私は地表に出ているところを、木を切り出すときみたいに、根元からスパッと切るものだと思っていました。
なので、おじさんが足裏で、竹の子を探っている意味がわからなかったのです。
ほんの数時間でしたが、用意していた麻袋は竹の子でいっぱいになりました。
重い袋を担いで、慎重に山を下りました。
その日は、慣れない山歩きをした上、あくぬきなどの処理も大変でした。
でも、竹の子の収穫があまりにも楽しかったことで興奮してまい、深夜になってもなかなか寝付けませんでした。
竹の子の皮をむいているといつも思い出すのは、この日のこと。
そして、連想するのはロシア人形「マトリョーシカ」のこと。
竹の子の皮をむいてむいてむいていくと、食べられるところがすごくちっちゃくなってしまうのと、ロシア人形の胴をはずしていくと、ちっちゃい人形が出てくるのと似ているなって。
竹の子です。
このあたりでは、「あらめ」という海草と一緒に煮るのが一般的なようです。
20年ほど前、私が福井県に住んでいたときは、「身欠にしん」と一緒に煮ていました。
固いにしんの身は、煮ている間にホロホロとほぐれるんです。
にしんのだしがきいて、コクのあるおいしさでした。
私が初めて竹の子掘りを経験したのは、福井県にいたときのことです。
最初、山の持ち主のおじさんに、「ここ、掘ってみろ」と、言われても枯葉しかない見えませんでした。
ぼんやりしてると、「クワで掘ってみね~の、周りからそ~っとな」と、教えてくれました。
そのとき、初めて知ったのです。
竹の子っていうのは、地中から掘り出すものだということを。
私は地表に出ているところを、木を切り出すときみたいに、根元からスパッと切るものだと思っていました。
なので、おじさんが足裏で、竹の子を探っている意味がわからなかったのです。
ほんの数時間でしたが、用意していた麻袋は竹の子でいっぱいになりました。
重い袋を担いで、慎重に山を下りました。
その日は、慣れない山歩きをした上、あくぬきなどの処理も大変でした。
でも、竹の子の収穫があまりにも楽しかったことで興奮してまい、深夜になってもなかなか寝付けませんでした。
竹の子の皮をむいているといつも思い出すのは、この日のこと。
そして、連想するのはロシア人形「マトリョーシカ」のこと。
竹の子の皮をむいてむいてむいていくと、食べられるところがすごくちっちゃくなってしまうのと、ロシア人形の胴をはずしていくと、ちっちゃい人形が出てくるのと似ているなって。