月に一度、藤枝市へ通うようになり、1年半。
幹線道路から少しはずれると、田園風景が広がっている。
季節の移り変わりを色濃く感じられる、このあたりがどんどん好きになっていく。
いつもどおり、幹線道路を左に折れた。
すると、目の前が急にまぶしくなった。
田んぼが鏡のように輝いている。
大空を写している水面に、青々とした葉が顔を出し、規則正しく並んでいる。

「あっ! 田植えが始まったんですね」
思わず、大きな声を上げてしまった。
そばにいた方が、
「ううん、違うんですよ、水を張っただけ。田植えはこれから。あっ、でもね、山の方へ行くと、もう始まっているんですよ」
と、教えてくれた。
若葉の美しさだけに気をとられていたけど、田んぼは一足早く衣替え。
もう夏だなぁと思う暑い日、水張り田を渡りゆく五月の風が清清しい。
幹線道路から少しはずれると、田園風景が広がっている。
季節の移り変わりを色濃く感じられる、このあたりがどんどん好きになっていく。
いつもどおり、幹線道路を左に折れた。
すると、目の前が急にまぶしくなった。
田んぼが鏡のように輝いている。
大空を写している水面に、青々とした葉が顔を出し、規則正しく並んでいる。

「あっ! 田植えが始まったんですね」
思わず、大きな声を上げてしまった。
そばにいた方が、
「ううん、違うんですよ、水を張っただけ。田植えはこれから。あっ、でもね、山の方へ行くと、もう始まっているんですよ」
と、教えてくれた。
若葉の美しさだけに気をとられていたけど、田んぼは一足早く衣替え。
もう夏だなぁと思う暑い日、水張り田を渡りゆく五月の風が清清しい。