女房と買い物

2019年12月05日 | 出歩き

今日の午後4時50分ぐらいに女房から電話がかかってきた。
今日は職場で、朝から厭なことがあって1日中いらだっていた。
「今、志木駅、パン焼き教室終わったの。一緒に帰ろうか?」
おれは、その女房の言葉に救われた。
「うん、おれ朝霞台駅5時13分の電車に乗るからそれに乗って」
2分ほどしてまた女房から電話。
「私、わかばウォークで買い物しているからあとから来て」
わかばウォークとは、若葉駅前にあるショッピングモールです。
おれはLINEで「ユニクロに行きたい」と書いて送った。
5時半、ユニクロに行くと女房がいた。
おれは、現在ダウンジャケットを着ているが、新しいのが欲しかった。
今のは軽井沢で暮らしているとき(今から5・6年前?)に、
佐久市のユニクロで買ったものです。
12/7(土)おれは、所沢の友人たちと伊東に行く。
温泉に一泊して忘年会をするのです。
それに新しいもので行きたいなと思った。
女房が見てる前で、沢山のジャケットやコートを試着した。
それで1つのダウンコートを選んで買った。
1万円ほどのものです。
けっこう気に入っている。
こういうものを買うのは久しぶりです。
67歳になっても、嬉しいもんですね。

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離山でニホンカモシカと会う

2011年10月03日 | 出歩き

女房が10月1日の土曜日の夜に来ている。
今日から私は3連休です。
予定では、奈良井宿に行こうと計画していました。
職場の上司のおすすめの伊那市「青い塔」のソースカツ丼を、
奈良井宿を訪ねた帰りにでも食べようと思っていた。
ところがネットで調べたら月曜日が定休日になっていたのです。
「青い塔」のソースカツ丼を食べなかったら上司に顔向けできない。
本来は、奈良井宿に行くことが目的だったが、いつのまにかソースカツ丼が旅の主役になってしまった。
本末転倒ですね。

そんなわけで今日は、奈良井宿はやめて近場の離山登山となりました。
この落差はなんなんでしょうね。
離山は、家から見える山です。
以前からその山に行きたいと思っていた。
軽井沢町の歴史民俗資料館の駐車場に車を停めて離山登山を開始した。

愛車Fitの前で記念写真です。
生まれて初めてカメラに向かって“ピースサイン”をしました。
“ピースサイン”ってあまり好きではなかった。
なんでみんなするんだ、と思っていた。
先日、孫と会ったときMがしていた。
私もやってみようかな、と思った。
アホな爺です。

「野生動物(クマ)の生息地域です」という看板があった。
大丈夫です。女房は腰に、“熊鈴”をつけています。
私と女房は元気に歩き始めました。

  

  

登山道に栗がたくさん落ちている。            私は、疲れました。

  
歩き始めると暑くなった。ウインドブレーカーを脱ぎました。このカエルは、初めて見ました。枯れ葉と同じ色をしていた。
女房は、拾った栗を持ってます。
山頂に近いところの道が最近の台風で崩落していると、登山口の看板に書いてあった。
このことだったんですね。気をつけて歩きました。
  

山頂近くのあたりは下草が刈られていてきれいだった。
看板に、「離山公園」と書いてあるように頂上付近は“公園”でした。
ぼや~と登っていると、ニホンカモシカの“剥製”が2体あった。
なんでこんなところにあるんだ?と思った。
公園だからかな? と荒唐無稽なことを思った。
しかし、じっと見つめているとニホンカモシカと目が合った。
そのニホンカモシカが動いた。
「動いた!!」と私は女房にいった。
そうです、そのニホンカモシカたちはホンモノだったのです。




 

3頭いました。
私は、なぜか神聖な気持ちになりました。
女房は、「ニホンカモシカがいるんだから熊もいるんだ」といい、出来るだけ熊鈴がなるように歩いていた。
これまで以上に、あたりを見ることに真剣になっていた。
そのあたりから、歩いて10分ほどで山頂に着いた。

   

素晴らしい眺めでした。
浅間山の稜線が綺麗だった。
中軽井沢の街が見えた。
女房は、弱い視力で私の住む社宅を一所懸命さがしていた。
山頂に、無料の望遠鏡があったが、樹木が邪魔をして街が見えませんでした。
しかし、良い眺めでした。
私は、車山高原のときより感激しました。
車山は、リフトで登った。今日は、自分の足で登頂した。
それで眺めた景色は最高でした。

  

  

10時に家を出て、12時頃山頂に着いた。
麓から山頂まで2,200mほどだった。
1時間30分ほどで登れますね。
帰りは、1時間で降りてきました。
でも、やはり熊が怖かった。
帰りにあらためて看板を読むと、9月27日に熊が山頂付近に出没したらしい。
これをしっかり見ていたら、今日山頂に行かなかったかも知れません。
拾った栗を夜茹でて食べました。
小さくて食べずらかったがうまかったです。
熊もニホンカモシカもカエルもいる離山の近くで暮らせる喜びをしみじみ思いました。

コメント (6)
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街を歩こう

2002年11月03日 | 出歩き

昨日、4時までこたつで寝ていた。
カルフール狭山から国道16号を通って、
スーパー銭湯「極楽湯」の入間店に行き、
新所沢の「櫻座」というラーメン屋から
帰ってきてから寝てしまった。
休みの日には、ドライブがてら
女房と近くのちょっとしたところに
行くようにしている。

「まずい」と思い起きた。
図書館に借りてた本を返しに行こうと思った。
いつもは自転車で行っていたが、
ウォーキングで行ってみようと決めた。
ザックに本を4冊入れ出かけた。
「帰りに米を買ってきて」
と女房にいわれたのでザックにした。
何キロあるんだろう。電車ではひと駅ある。
図書館まで必死に歩いたら30分かかった。

図書館からの帰り、
航空公園駅前にあるフィットネスクラブ
(以前見学した)の2階を見ると、
全面ガラスの向こうで、
ウォーキングマシンの上で歩いている人が
15、6人いた。
私がスクランブル交差点で信号を待っているとき、
その人たちと向き合う形になる。
「そんな建物の中で歩くより、
 街を歩いたほうが気持ちいいよ」
そんな声を彼らにかけたかった。

でもそれは、月に9千円を払えないおじさんの
負け惜しみになってしまうな。

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カルフール狭山

2002年11月02日 | 出歩き

今日、カルフール狭山に行ってきた。
10月にオープンしたフランスのスーパーだ。

いやー、話には聞いていたがドデカイ店だ。
ホームページを見ると、
駐車場に停められる車は1554台。
敷地面積 30,089.08m2
建築面積 19,682m2
延床面積 58,597.42m2
と書いてある。
数字を見てもイメージがわかないと思う。
2階のレジのあるところから奥を見ると、
100メートルはあるように思った。
そのレジのあるところが、
店の3分の1ぐらいなのだ。
幅は、……もう…、とても広い。

ニュースで見たように、
ある店員はローラースケートで移動していた。
おいてある商品は、
芋ようかんからシャネルのバックまでという感じだ。
ビールなんて世界中のものがある。
パソコンもあり、下着もあり、納豆もある。
売ってない商品がない、と思われる。
そこにいるだけでわくわく楽しい店だった。
プライスもかなりがんばっている。
女房とふたりただ圧倒されてきた。

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西武園

2002年07月13日 | 出歩き

西武園は、西武鉄道が経営している遊園地です。
女房が友だちからチケットをもらったので、
2人で行ってきた。

家から車で30分ほどで着いた。
近くには、西武ドームやユネスコ村がある。
息子たちが小さいとき何度か来たことがあった。
11時過ぎだったが、駐車場は満車に近かった。
朝のうちは曇っていたが、
その頃から夏の日差しになり、
プールには沢山の人たちがいた。

女房と園内を歩きながら、
小さかった息子たちと来たときのことを話す。
私たちの会話はそんなことが多くなった。
子どもが大きくなった夫婦なんてものは、
こんなものだろう。
「こんど来るときは、孫と一緒だったりして」
なんてことを女房がいう。
「そうかもしんないな」

最初に小さい鉄道に乗る。
冬にはスケートリンクになるところを一周する。
昔は池だった。現在は埋め立てられていた。
動き始めるとき前の席のちっちゃな女の子が、
「トンネルもあるんだよ」
とお父さんにうれしそうに話していた。
(そうか、トンネルもあるのか、よかったね)

次ぎに、シャトル・ループ・コースターに乗った。
これは回転するジェットコースターだ。
怖かった。もう、二度と乗りたくない。
それから、いろいろ乗った。
メリーゴーランドなんかはいいが、
怖いのはイヤだ。
しかし、女房が「乗ろう」とせがむので、
「1人で乗れよ」というと、
「いいじゃない」と拗ねられるので、
仕方なしに乗ることになる。

園内を歩いているとき、
パルマ(手拍子)を打ってといわれるのが辛い。
自分のフラメンコのステップがうまくできないと、
何度もなんどもパルマを叩かなきゃならない。
30分は付き合わされたろうか。

去年も豊島園に行った。
2月11日の九想話に書いた。
あのときすでに、
>(ああ…、もうおれは遊園地はいいや)
と書いているのに、来てしまった。
もうほんとうに遊園地はいい。
でも、もし孫となら来てもいいかな。

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西武園

2002年07月13日 | 出歩き

西武園は、西武鉄道が経営している遊園地です。
女房が友だちからチケットをもらったので、
2人で行ってきた。

家から車で30分ほどで着いた。
近くには、西武ドームやユネスコ村がある。
息子たちが小さいとき何度か来たことがあった。
11時過ぎだったが、駐車場は満車に近かった。
朝のうちは曇っていたが、
その頃から夏の日差しになり、
プールには沢山の人たちがいた。

女房と園内を歩きながら、
小さかった息子たちと来たときのことを話す。
私たちの会話はそんなことが多くなった。
子どもが大きくなった夫婦なんてものは、
こんなものだろう。
「こんど来るときは、孫と一緒だったりして」
なんてことを女房がいう。
「そうかもしんないな」

最初に小さい鉄道に乗る。
冬にはスケートリンクになるところを一周する。
昔は池だった。現在は埋め立てられていた。
動き始めるとき前の席のちっちゃな女の子が、
「トンネルもあるんだよ」
とお父さんにうれしそうに話していた。
(そうか、トンネルもあるのか、よかったね)

次ぎに、シャトル・ループ・コースターに乗った。
これは回転するジェットコースターだ。
怖かった。もう、二度と乗りたくない。
それから、いろいろ乗った。
メリーゴーランドなんかはいいが、
怖いのはイヤだ。
しかし、女房が「乗ろう」とせがむので、
「1人で乗れよ」というと、
「いいじゃない」と拗ねられるので、
仕方なしに乗ることになる。

園内を歩いているとき、
パルマ(手拍子)を打ってといわれるのが辛い。
自分のフラメンコのステップがうまくできないと、
何度もなんどもパルマを叩かなきゃならない。
30分は付き合わされたろうか。

去年も豊島園に行った。
2月11日の九想話に書いた。
あのときすでに、
>(ああ…、もうおれは遊園地はいいや)
と書いているのに、来てしまった。
もうほんとうに遊園地はいい。
でも、もし孫となら来てもいいかな。




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雪舟展

2002年05月03日 | 出歩き

今日は、東京国立博物館でやっている
雪舟展に行ってきた。
前から行きたいと思っていた。
上野は遠く面倒くさいと思っていたが、
一日家でゴロゴロしているよりは
いいだろうと、出かけた。

上野駅公園口を出ると、
懐かしい風景があった。
東京文化会館には、
東京都交響楽団の事務局があり、
私の友人がそこに勤めていたので、
20何年か前に、
そこで芝居の稽古をやっていたときがあった。

少し行くと、
アルトサックスを吹いている人がいた。
恋人か奥さんが、
CDを売ったりパンフレットを配っていた。
なかなかいい演奏だった。

雪舟展に入るまでが大変だった。
まず当日券を買うのに並ばされ、
20分はかかった。
開催されていた平成館に入るのに20分かかった。
中は人がごった返していた。

雪舟を私はあまり詳しく知らなかった。
若い頃は、「拙宗」と名のっていて、
明に行った48歳頃に、雪舟とかえたそうだ。
83歳まで生きていた。

中国的な山水画より、
余分なものを省略した絵が私は好きだ。
今日見た絵の中で、「慧可断臂図」がよかった。
なんともいえず引き込まれた。
雪舟はいい。

帰り、公園を通ると、
林の中に青いテントが沢山あった。
ホームレスのテントだ。

秋葉原に行った。
何も買わずに帰ってきた。







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西武園の花火

1999年09月02日 | 出歩き

 8月22日、西武園に行った。
 家から電車で30分ぐらいのところにある遊園地です。息子たちが小学生の
ときには、毎年1回は行っていました。その頃は車で行ってたのですが、この
ときは電車で行った。ビアガーデンに席を予約していたからです。5,500円でビ
ール飲み放題なんです。
 夏休みに、一緒に温泉へ行った女房の友人夫婦が予約してくれたのです。う
ちのやつも私も、花火を観るためにビアガーデンの席を予約するなんてことは、
できる人間ではありません。行き当たりばったりの人生をもっとうにしていま
す。
 夕方5時に、メリーゴーラウンドで待ち合わせの約束をしていたので、その
前に乗り物に乗った。大きく宙返りをする「スターシップ」というのと、ジェ
ットコースターが宙返りする「ループコースター」です。こういうものに乗る
のは7、8年ぶり、なにしろ息子たちが親離れしてから、遊園地などというも
のから縁がなくなりました。
 怖かった。でも、面白かった。でかい声を出せるのがいい。私も連れ合いも、
昔からこういうものが好きなんです。
 客が多く、待たせられたせいで、ループコースターを降りたのが5時5分だ
った。私たちは、あせって待ち合わせ場所に走った。友人の携帯電話に電話し
ようとしても、公衆電話がない。携帯電話を持ってないと、こういうときは不
便です。通路は、花火を観ようとする人でごったがえしていた。ビニールシー
トを敷いて場所取りしてる人たちもいた。なぜか私は、観覧車をめがけて走っ
ていた。女房がのろのろついてくる。私は、もっと急いで走れないかな、と心
で少し腹が立った。
 立ち止まって待ってると、女房が追いついていう。
「どこに行くの?」
 怒っている。
「観覧車だよ」
 いらいらしていう私。
「待ち合わせはメリーゴーラウンドよ」
 あ、またやってしまった。なぜか私の頭の中で、観覧車とメリーゴーラウン
ドが一緒になっていた。ぷりぷり怒ってる女房にあやまった。彼女は勝ち誇っ
たように、メリーゴーラウンドまで走った。
 6時から、ポリネシアンショーで、若い女の子が10人ほど踊った。ビール
の大ジョッキを片手に、肌もあらわに笑顔で踊る女の子を観るのはいいですね。
(どちらかっていうと、踊る女性の写真を添付したほうがよかったかな)
 花火の打ち上げは7時からだった。
 花火、いいですね。久しぶりに観る花火は気持ちよかった。
 しかし、ひとつ不満だった。BGMに、スターウォーズ、未知との遭遇など
の音楽が流れていた。どうして「宇宙」かな。私は、人々のざわめき、歓声だ
けで花火を観たかった。
 その夜、ビールを大ジョッキ6杯飲んで、かなり酩酊しました。
                               
 書こうと思っているうちに9月になってしまった。
 ちょっと時期はずれの九想話でした。

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国際バラとガーデニングショー

1999年05月23日 | 出歩き

 今日、女房の友人夫婦と4人で、国際バラとガーデニングショーに行ってき
た。会場は、西武ドームです。
 すごい人でした。バラを見る環境ではなかった。
 最初は4人で意気込んで見て回った。でも、最後の頃、私は一人ビールを飲
み、観客席でドームを眺めていた。
 疲れたけど、それなりに気分転換はできました。

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神田から浅草

1999年05月17日 | 出歩き

 私が、昨日のMESをディスプレーに立ち上げて、読み直し、これから続き
を書こうとしていたら、フラメンコの練習から帰ってきた女房が、
「過去にこだわらない、というのはおかしい。私はこだわらないんじゃなくて、
過去を覚えてないの。正確に書いてよね」
 という。私の背中でなにしてるのかな、と思ってたら、しっかりディスプレ
ーを見ていた。
 そうなんだな。この人は、記憶力というものをまったく持ち合わせていない。
そのくせ、どうでもいいことを覚えている。
 まァ、そんなことはどうでもいいのですが…。
 神田明神の境内に入る。すごい人だ。
 それから境内の横に入り、出店を覗いて大通りに出た。さっきまでそこには
御輿がいたが、今は通行人しかいなかった。少し行くと、人だかりがあった。
その中心に、普段着で独楽を回してるおじさんがいた。そういうパフォーマン
スで飯を食ってる人かな、と思ったが、そうではないらしい。独楽を高く舞上
げてはそれを紐で受け、また放り投げる。はじめ、しけたじじいが目立ちたく
て神田祭の人出を狙ってやっているのかな、と考えてたが、なかなか高度なテ
クニックで、要所ようしょで、見物人が拍手喝采をする。そうすると、おじさ
んはなお一所懸命になる。私も子どもの頃、独楽を回し遊んだ。回した独楽を
掌に乗せることなんか朝飯前だった。しかし、あのおじさんの芸はすごかった。
 終わって、何人かがお捻りを投げたら、
「こんなものはいらないよ。受け付けるんだったら1万円以上だ」
 といって、ニコニコしていた。このおじさん、普段は何してんだろう。
 神田明神を後にして、私たち2人は坂を下った。その先には秋葉原があるは
ずだ。昔の記憶が蘇る。なにしろこの辺を、自転車で集金していた私なのだ。
女房はただ私の後をついてくるだけだ。7、8分歩くと、ラオックスのコンピ
ュータ館が見えた。4月30日、このあたりを私はデジカメ探してうろついて
いた。
 道路の真ん中を歩けるのはいい。女房と互いに写真を撮り合った。秋葉原の
電気街を御輿が通る。考えればここも神田なんだ。
 末広町から地下鉄に乗る。そして浅草へ。
 浅草。ああ…、松屋デパートで私は、鮭を1週間売っていたことがあります。
「いらっしゃい、いらっしゃい、紅鮭3切れで500円。奥さん奥さん、安い
よ、ご利用ご利用」なんて、だみ声張り上げていたっけ。あ、これはいつか
「転びすぎ」でくわしく書きます。
 雷門をくぐって、仲見世を行く。身体が常に他人の身体に接触しているとい
う窮屈な状態だ。激辛せんべい80円、上げ饅頭100円を買い、2人で分け
合って食べた。けちくさい夫婦です。高校1年生のとき、圭が狐のお面が欲し
い、といったときがあり、それを女房は浅草まで買いに来た。
「この店かな、こっちかな」
 と、過去を覚えることを拒否する女房が、一所懸命思い出の記憶をたどって
る。なぜか、息子のことになると生きる姿勢が180度変わる。
 浅草寺の本堂に上がる。人混みの中、10円玉を放り投げ、願い事を心でと
なえる。女房はいくら入れたのか、ちょっと見たら白いものを投げていた。
 本堂の隣に、比べるとずいぶん小さな浅草神社というのがあった。パンフレ
ットを読むと、ここが「三社様」らしい。昔、2人の漁師が観音様を拾って、
ここにつれてきた、とかなんとか書いてあった。この文章を書くにあたって参
考にしようと思い、女房に「あのパンフレット見せて」というと、「持ってる
わけないじゃない。昨日捨てちゃったわよ」と得意げにいう。訊く相手が悪か
った。
 本堂を抜けて行こうとしたら、本堂の人たちが、みな同じ方向を見ている。
へんだなと思ったら、今まさに、御神輿が本堂に来ようとしていた。今日の写
真はそのときのものです。このときもすごい人だった。
 五重塔を過ぎたあたりに、飴細工の人がいた。なかなか手際よく、割り箸に
丸めた飴の塊を、握り鋏で切っていろいろな動物をこしらえていた。
 そのあとなぜか、合羽橋のほうをぶらぶらし、ファミリーレストランで休憩
して、3時過ぎ浅草を後にした。
 しかし、祭は、見るもんではなく、参加するものですね。

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