今夜の「にんげんドキュメント」(NHK9時15分)は、
60歳の新人プロゴルファー古市忠夫さんを紹介していた。
6年前の阪神淡路地震で写真店を焼き、
そのときたまたま車に積んでいたゴルフクラブが残っていて、
それからプロゴルファーを目指した。
写真店を再開しようにも、
まわりの状況はそれどころではなく、
借金してまでやることはないと判断した。
それは分かるが、
それではなぜプロゴルファーなんだ。
やっぱり自信があったのでしょうね。
「気持ちさえ前向きにしてれば、絶対なれる」
と奥さんにうちあけると、
「あんた、何考えとん」
と奥さんはいったそうだ。
これまで、60歳以上でプロテストに合格したのは、
1人しかいない。
競争率40倍。
古市さんは、一昨年1次予選にも通らなかった。
それでも、
「逃げない。悔いのないように生きたい」
と考え、やり続け去年の9月に合格した。
一緒にテストを受けたのは、20代の若者ばかり。
古市さんは、自治会長をやっていて、
日曜日にはお年寄りを公民館に集めてお茶を飲み、
みんなで話せる場をつくっている。
今年の2月、
新人プロトーナメントで3位になり、
賞金25万円を獲得。
しかし、自宅を建て替えた2500万円のローンの
足しにもならない。
練習は、ゴルフ場で素人を教えるあいまや終わったあと、
家の前での素振り、海岸に出てバンカーの練習と、
お金を使わないでしている。
消防団の副団長もしていて、
その活動も先頭になってやっている。
関西地区の60歳以上のプロ59人が出る、
関西プログランドシニア大会に出るには、
交通費、宿泊代は自分持ちだ。
結果はよくなく(タシカ)7位(あ…、メモしてない)
賞金は45000円だった。
8月に、シニアトーナメントがある。
賞金は、6000万円。
古市さんは現在これに向け練習している。
私は応援する。
といっても、私ゴルフのことまったく知りません。
こういうひとを知ると、
私もやらなけりゃな、と思う。
私だって、夢はまだ捨ててない。