管理人です。
スイッチはどこにある?
ニホンイシガメの交尾は冬期に行われる。
しかも冷たい水の中。
越冬中のメスが起き出してまで水中に沈下するのはなぜ。
私は自宅で飼育中のカメの行動から、
温度差がスイッチではあるまいか、と考えている。
暖かかった前日から一転。
寒くなった今日は、
オスもメスも異性に巡り会うため、
水中に繰り出す。
子孫を残すため。
ニホンイシガメなどは、TSDとして知られている。
TSDとは、温度依存型性決定とも呼ばれる。
卵が暴露される温度が低温であればオス、
高温であればメスとなる。
だったら、温湿度データロガーを用いて、
現場のデータを記録しておく必要がある。
カメ以外にもカエルやサンショウウオの産卵行動にも影響しているものと思われる。
ラボさえあれば、
実験で確かめることが出来るのだが。