カメの眼通信

青空を見上げるカメの眼は、ルビーのような赤い色。

BTCV

2024年10月31日 | Weblog
管理人です。

私がイギリスから来日したBTCVの方々と一緒に、
黒木町笠原地区で棚田の修復を行ったのは、
かれこれ20年以上も前のことになるだろうか。

BTCVとは、ブリティッシュ・トラスト・コンサベーション・ボランテイアーズのこと。

四季彩館というところに合宿しながら、
農作業のお手伝いをするという、
今で言う農家泊のようなものだ。

ここでの活動を北九州市立博物館友の会で発表したところ、
とある虫屋さんから「農家をバカにするのもたいがいにしろ!」とのお叱りを受けた。
私の実家も農家だが、ボランティアに助けを求めるほど老いぼれてはいない、と。

あれから20年以上たってしまった。
私の行動は間違っていなかった、と思う。
そして、高齢化し疲弊する地方や農村部。

人手不足や異常気象、害獣被害。

様々な原因で、地方や農村部から人がどんどんいなくなる。
すでにボランテイアでは手に負えなくなってしまった。
今一度、現場を訪ねて見ようと思う。

ノスタルジアからではなく、
いまを知るために。



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