今日12月23日は天皇陛下の76歳のお誕生日です。
今年は去年に続いて、記者会見に代えて文書で感想を寄せられたようです。
新聞、テレビの報道によれば、その中で、経済情勢が厳しい中、多くの人々が困難な状況に置かれていることに心が痛むこと。
昨年末に一時体調を崩されたことに関して、「昨年12月の体調より良くなっていますので、来年も皆に心配をかけないようにしたいと思っています」と述べられていること。
更に、今年結婚50年、即位20年の節目が重なり、多くの人々から祝意が寄せられたことに感謝の意を表され、「人々が高齢化に対処しつつ、助け合って良い社会をつくるよう努める姿に深い感銘を覚えます」などが述べられています。
天皇陛下は、1933年(昭和8年)のこの日に皇太子・継宮明仁親王(つぐのみやあきひとしんのう)さまとして誕生されました。
東京では親王の誕生を知らせるサイレンが鳴り、人々は旗や提灯を持って町を行列して祝ったそうです。
因みに、「継宮」というのは幼少時の称号で、この称号は皇太子になった時点でなくなります。そして、「親王」は敬称です。
したがって、天皇陛下の幼少からの敬称は「継宮明仁親王殿下」⇒「皇太子明仁親王殿下」⇒「明仁天皇殿下」となります。
・1934年(昭和9年)母・香淳皇后に抱かれる明仁親王です。(ウィキペディアより)
今上天皇は昭和64年(1989年)1月7日、昭和天皇のご崩御に伴って第125代天皇として即位されました。
憲法第1条に「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統治の象徴であって、この地位は主権の存する日本国民の総意に基づく」と規定されています。
日本国の象徴である天皇陛下ならびに皇室の和やかなTV映像は、私たち国民を明るくし、希望と勇気を与えてくれます。
決して政治的に利用すべきではありません。
然るに、先日、民主党の小沢幹事長が30日ルールを無視した件で、日本国民統合の象徴たる天皇陛下のお気持ちを勝手に忖度(そんたく:推察)して記者会見していましたが、いくら民主党の絶対的権力者とはいえ、一国会議員の立場でなんと不敬な発言かと、多くの国民が腹立たしく思ったのではないでしょうか?
鳩山首相も「陛下は『手違いで遅れたかも知れないけれど会いましょう』とおっしゃると思うと」述べ、更にそれ以前には岡田外相が臨時国会の開会式での天皇のお言葉に注文をつけています。
戦前までは「現人神(あらひとがみ)」と言われていたお方です。いずれも不見識極まりない発言であると思います。
今の民主党は党勢拡大のために天皇陛下までも利用しようとしているように思えてなりません。
民主党はこれ以上、多忙な天皇陛下を政治に利用したり、ご心労をおかけないようにして欲しいと思います。
とにもかくにも、今日は日本国の象徴である天皇陛下のお誕生日です。
私たち国民一人一人が心からお祝いしましょう。
天皇陛下お誕生日おめでとうございます。 天皇陛下 万歳!