今日も大阪南部熊取の長池公園の花をご紹介します。
この花は初めて見る珍しい花なのでご紹介しようと思い、5月19日に撮影したものですが、名前が分からなかったので調べているうちに本日になりました。
この花は、マメ科キングサリ属の落葉中高木で、「キングサリ(金鎖)」と言う花であることが判明しました。
原産地はヨーロッパ中南部で、日本には明治時代に渡来したようです。
学名はLaburnum(ラバーナム)と言い、古代ギリシャ語で「金鎖」の意味だそうです。
・5月19日に撮影しました「キングサリ(金鎖)」です。
「キングサリ(金鎖)」は、5月~6月にかけて2cmほどの大きさの蝶に似た形の花を房状につけます。
花は枝からぶら下がって咲き、見た感じは「黄色の藤」と言った感じです。
房の長さは30㎝前後で、藤に比べれば若干短いですが、鮮やかな黄色の花は美しくよく目立ちます。
葉の形は長い柄が伸びてその先端に小さな葉を3枚つける三出複葉(3つの小さな葉に分かれた形)です。
・三出複葉の三枚の葉もきれいです。
「キングサリ(金鎖)」は、ヨーロッパでは一般的に見られる花木で、樹高は3~5mと大木に育つようです。
エニシダなどと同じく、五月中頃に黄金色に輝くマメ科特有の形の花を咲かせた姿はかなり豪華です。
・黄色の藤の花を思わせる「キングサリ(金鎖)」の花です。
「キングサリ(金鎖)」は別名を「ゴールデン・チェーン」「キバナフジ(黄花藤)」と言います。
和名の「キングサリ(金鎖)」は、英名の「golden chain(金の鎖)」をそのまま訳したものです。
黄色い花が鎖のように垂れ下がる様は、正に「golden chain(金の鎖)」の名前がぴったりの花です。
・マメ科特有の花がきれいな「キングサリ(金鎖)」です。
「キングサリ(金鎖)」には、根、幹、樹皮、葉、種子など、全体にアルカロイドが含まれており有毒植物とされています。
・数週間後には花を全て摘み取り三出複葉の葉姿になっていました。
花後も三出複葉の葉がきれいな「キングサリ(金鎖)」です。