らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

沖縄慰霊の日

2010-06-23 | 雑学

今日6月23日は「沖縄慰霊の日」です。
「沖縄慰霊の日」とは、1945年(昭和20年)6月23日に沖縄戦の組織的な戦闘が終結したことに因んで、琉球政府および沖縄県が定めた記念日です。

組織的な戦闘の終結とは、1945年(昭和20年)4月1日にアメリカ軍の沖縄本島上陸によって本格的に開始された沖縄戦は、第32軍司令官 牛島中将を始めとする司令部が自決をした日をもって組織的な戦闘が終結したとされていることです。

沖縄慰霊の日の今日、沖縄では戦いでなくなった肉親や友人たちの霊を慰め、世界平和を願う「沖縄全戦没者慰霊祭」が糸満市摩文仁の平和記念公園で行われます。

・「平和の礎」の石碑です。            (沖縄県平和祈念財団HPより)


これに先立ち、昨夜は「沖縄全戦没者追悼式前夜祭」が開催されました。
この追悼式前夜祭は、沖縄戦で犠牲になられた人々に思いをいたし、平和祈念行事の中で最も重要な行事として位置づけられているそうです。

今日の「沖縄慰霊の日」には就任後初めて菅総理大臣が沖縄を訪問し、戦没者追悼式に出席されるようです。
菅総理大臣は、鳩山前首相が普天間飛行場問題について「最低でも県外」との公約を果たせず、深く傷ついた政府と沖縄の関係を再構築する出発点としなければなりませんが、ここまで沖縄県民の政府に対する信頼が失われた状況では、その回復は極めて厳しい状況です。
普天間飛行場の移設問題における日米合意は、名護市辺野古の滑走路の場所や工法の検討を8月末までに終えるとしていますが、名護市長は受け入れ反対を崩しておらず、仲井真弘多知事も「実現は極めて厳しい」と明言しています。

・平和祈念公園にある「平和の火」です。(沖縄県平和祈念財団HPより)

  
太平洋戦争で、日本国内において一般住民が地上戦を体験したのは沖縄県だけです。
戦死者が20万人を超す沖縄戦において、実に9万4000人余りの戦死者が兵隊以外の一般県民や子供だったそうです。

・糸満市摩文仁の平和記念公園にある平和の礎です。 
 この「平和の礎」には、平成20年6月現在24万734人(外国人を含む)の犠牲者の名前が刻まれているそうです。    (沖縄県平和祈念財団HPより)

                           

戦後65年経った今なお沖縄には日本にある米軍基地の75%が集中しています。
民主党は沖縄の負担軽減を図ることを選挙の都度主張していますが、その筋道については明確に言っていません。

沖縄の負担軽減を図るには、憲法を改正し、日本の自主防衛力を高め、米軍依存を縮小し、米軍基地の国外への移転を進める以外ありません。
しかし、中国の軍事力増強や朝鮮半島情勢など、緊張が高まっている北東アジアにおいて、日本はどのように自国の防衛と安全を守っていくのか、今こそ国民全員がこの問題に真剣に向かい合いたいものです。