らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「ジュウニヒトエ(十二単)」の花

2010-06-22 | 
少し季節外れになりましたが、今日は4月に撮影した我が家の「ジュウニヒトエ(十二単)」の花を紹介します。

「ジュウニヒトエ(十二単)」は、シソ科キランソウ属の多年草で日本固有種です。
本州や四国に分布し、農道や山際などのやや湿った場所に生えます。
草丈は15~20cmほどで、花は茎の先に何段も輪生し、下から咲き上がってきます。
ジュウニヒトエ(十二単衣)の和名は、花が重なり合って咲く姿を宮中の礼装として着用した十二単衣に見立てて付けられたものです。

・これが「ジュウニヒトエ(十二単)」です。


葉は長い楕円形で対生(向かい合って)し、裏側は白っぽく、葉の縁には粗い波状の鋸歯があります。



開花時期は4~5月で、葉の脇から穂状花序(すいじょうかじょ:長い花軸上に柄のない花が多数着生する)を出し、花径5㎜~10㎜の小さな青紫や白い唇形の花を輪生させます。

・「ジュウニヒトエ(十二単)」という名前の割には地味な花です。


「薬効」
開花時期に全草を採取して乾燥させたものは健胃等に用いられるそうです。