今日12月15日から1月7日まで年賀ハガキの受付が始まります。
郵便局では、元旦に年賀状を届ける為には12月25日までに出して欲しいと呼びかけていますが、28日頃まででも間に合う場合が多いとも言われています。
忙しい年末なので、出来るだけ早めに投函するようにしましょうね。
さて、今日は年賀状の話題ではなく、「〒」だけで郵便と分かるこのシンプルなマークの由来について調べました。
日本における現代の郵便制度は明治4年4月20日に始まりましたが、当初は別のマークが使われていました。
このマークは日の丸に赤の横棒を描いたもので、郵便配達員の制服や旗に使われていたそうです。
(参考)
このマークについては、逓信総合博物館“ていぱーく”HP をご参照ください
http://www.japanpost.jp/teipark/display/museum_shozou/museum_shozou_20.html
今の「〒」マークは明治20年(1887年)2月8日の逓信省告示で逓信省の「T]から「〒」になったとする説があります。
即ち、逓信省告示では、「自今『T』字形をヲ以ッテ本省全般ノ徽章トス」と定められましたが、2月19日の官報で訂正されました。
その理由は、「T」が郵便料金の不足を表示する印として世界各国共通に使用されているので妥当ではないことから、訂正後は「T」の上に一本加えて「〒」なったと云われています。
他には、逓信省のローマ字の「T」と、カタカナ読みの「テ」を記号化した「〒」のうち、「〒」が採用されたとする説があるようですが、一般には前者の方が多く語られているようです。
なお、「甲乙丙丁」の「丁」が「逓信(ていしん)」の「てい」の読みに合う事から、漢字の「丁(てい)」を図案化したという説もあるようです。
このように郵便徽章の制定の経緯については諸説がありますが、このマークのデザインが逓信省の「テ」を図案化したものであることだけは一致しているようです。