らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

カラスの大群

2011-12-10 | 地元紹介

先日、畑で作業をしていると、突然グワッー、グワッー、カーカー、けたたましい鳴き声がしてきました。
この鳴き声が止まないので目を向けると、
夥(おびただ)しい数の黒い鳥が高圧電線上に、横一列に並んでいるではありませんか。

何だと思いますか?
そう、カラスの大群でした。
恐らく数百羽はいたであろうと思われます。そのカラスが大集結していたのです。
最近、カラスが増えたように感じていましたが、このような大群を見たのは初めてです。


・電線上のカラスは画像に入りきらず、この倍くらい並んでおり、鉄塔の上辺にも群がって止まっていました。


カラスの大群について調べてみました。
カラスは3月から7月頃が繁殖期で、この時期にはペアで行動するのが基本のようですが、繁殖期を過ぎると集団塒(ねぐら)行動をとるようになるそうです。
なぜ、こうした大群になるのか、詳しいことは解明されていないようですが、考えられることは天敵に対する集団自衛だろうと言われています。



カラスの大集結について某専門家は、
『昼の行動は分散しているため、同じ塒(ねぐら)に帰るカラス同士、別々の時間にまちまちに帰ったのでは塒(ねぐら)の安全性が低くなる。
 仮に猛禽などの捕食者がいれば、先に帰ったカラスから、順番にやられてしまうことになります。
 ところが集団で帰ると捕食者にも驚異だし、戦う場合も有利だ。
 今はそのような状況はないにしろ、長い進化の中で、そんな戦略が本能的に働いているのかもしれない。』
と語っています。




この大群を撮影した時間は2時30分頃ですが、3時には殆どが飛び去り、残っていたのはわずか4羽だけでした。

・あれだけ群れていたカラスですが、僅か30分足らずで殆どいなくなりました。


カラスの集団行動については専門家もまだ詳細にはつかめていないようです。
野鳥の生態は、まだまだ未解明の部分があるようですね。