今日は官庁の御用納め、民間でも今日で仕事納めとなる企業が多いと思います。
そこで今日は「御用納め」の由来について調べました。
先ず、官庁の仕事納めを何故「御用納め」と云うのでしょうか?
「御用」とは、宮中または政府の用努、用命を言います。
従って、公務に携わる人たちの12月最後の仕事は「仕事納め」ではなく「御用納め」と言い、公務に携わらない民間においては「御用納め」ではなく、「仕事納め」と表現されます。
官公庁の年末年始の休暇は、138年前の1873年(明治6年)1月7日に制定された、官吏の休暇日を定めた太政官布告第2号「休暇日を定ム」の法律によります。
その法律によれば休暇日は
・1月1日から1月3日
・6月28日から6月30日
・12月29日から12月31日
とされており、爾来、この法律が拠り所となって年末年始が休暇となりました。
なお、6月28日から6月30日の休暇については、法律が制定された同じ年の明治6年6月23日太政官布告第221号によって取り消されたため、この休暇は実現することなく消滅したそうです。
現在の、日本の官庁では昭和63年12月13日に制定された法律第91号の「行政機関の休日に関する法律」によって12月29日から1月3日までを休日と定めており、12月28日を御用納めとして、その年の最後の業務日としています。
民間でもこれに準じて、28日或いは29日を仕事納めとしている会社が増加しているようです。