らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

大雪(たいせつ)

2011-12-07 | 季節

今日は二十四節気の一つ「大雪(たいせつ)」です。
「大雪」とは、雪が激しく降り始める頃という意味で、暦便覧にも、「雪いよいよ降り重なる折からなれば也」と説明しています。

この頃になると、山々は雪に覆われて冬の姿となり、平地でも雪が降り始め、朝夕には池や川に氷が見られるようになります。

今朝の大阪・泉州地方は最低気温が8度と12月としては暖かい朝となりましたが、明日からは寒くなり、最低気温も5度前後まで下がると予想されており、正に「大雪」に相応しいような冷え込みとなってきそうです。

雪は冬の象徴ですが、その雪はやがて消えてしまう儚さをも表現する語としてよく使われます。
雪は、その結晶が6枚の花弁を持つ花のように美しいことから「六花(りっか)」とも呼ばれ、また、晴れた空から舞落ちる雪は「風花(かざはな)」と呼ばれて、落ちるとすぐに消えてしまう儚さを花に例えて美しく表現されます。
雪の結晶を研究し、随筆家としても有名な中谷宇吉郎は、著書「雪」の中で『雪は天から送られた手紙である』と言っています。

今年は東日本大震災でたくさんの犠牲者が出ました。
東北地方に降る雪がご遺族や被災者の皆さんに“心温まる天からのお便り”となって欲しいものです。