昨日の大納会では29年ぶりの株安となり、歴史的な円高となった平成23年は今日が大晦日となりました。
大晦日には一家団らんで今年を振り返りながら、年越しそばを食べて、新年を迎える方が多いのではないでしょうか?
そこで今日は年越しそばの由来について調べました。
大晦日にお蕎麦を食べる習慣は江戸時代頃から定着したようです。
その由来については、次のようないくつかの説があります。
(1)そばは長く伸ばして、細く切って食べる食物なので、“細く、長く”と云うことから「健康長寿」「家運長命」などの縁起を担いで食べるようになったとする説。
(2)金銀細工師が散らかった金粉を集めるのにそば粉を使うために、金を集める縁起で始まったという説。
そば粉は水に溶けるためそば粉を水で練り、金粉に押し付 けて金粉を集め、水につけると金粉だけが底に沈むのでそば粉が使われた。
この2つがよく言われている説ですが、他にも次のような説があります。
(3)鎌倉時代、博多の承天寺で年の瀬を越せない町人に「世直しそば」と言って、そば 餅を振る舞った所、次の年から皆運が向いてきたため、大晦日に「運そば」を
食べる習慣が生じたとする説。
(4)室町時代、関東三長者の一人、増渕民部が毎年の大晦日に1年の無事息災を祝い「世の中にめでたいものは蕎麦の種、花咲き実り、みかどおさまる」と詠い、家人ともども
蕎麦掻き(そばがき)を食べたのが起こりとする三角(みかど)縁起説。 蕎麦の実が三角形をしている事と帝をかけています。
(5)そばは切れ易いから、旧年の労苦や災厄をきれいさっぱり切り捨てようと「縁切りそば」「年切りそば」と言う説。
(6)一年中の借金を打ち切る意味で「借銭切り」「勘定そば」といい、必ず残さずに食べなければいけないと言う説。
以上のような諸説がありますが、年越し蕎麦の御利益は兎も角、家族全員そばを美味しく食べて、新しい年を迎えられることに感謝しましょう。
読者のみなさん今年一年アクセスしていただきありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
来る年が 皆様方にとって よい年となることをお祈り申し上げます。