らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

日本最初の「クリスマス」

2011-12-25 | 伝統行事

昨夜は「クリスマス・イヴ(Christmas Eve)」、そして今日は「クリスマス(Christmas ;Xmas)」ですね。
小さな子供さんたちには、サンタさんからのプレゼントが届いたでしょうか?

今日は日本におけるクリスマスの始まりについて調べました。

「クリスマス」
クリスマス(Christmas ;Xmas)とは、キリストを意味するギリシャ語の「Xristos」と祭日を意味する「mas」から成っている言葉で、キリストの降誕祭の事です。
この事から、略して「Xmas」と書くこともあり、元は、太陽の新生を祝う「冬至の祭」がキリスト教化されたものだそうです。(広辞苑より)

「日本におけるクリスマスの始まり」
「日本におけるクリスマス」は、1551年(天文20年)に周防の国・山口(現在の山口県山口市)でフランシスコ・ザビエルがキリスト教の布教活動を行ったのがキリスト教が広まるきっかけとなり、翌1552年(天文21年)12月9日(陽暦12月24日)には、当時山口で布教活動を行っていた宣教師コスメ・デ・トーレスらが司祭館に日本人信徒を招き、宣教師らによって讃美歌が歌われ、クリスマスを祝わったのが日本での始まりとされています。
キリスト教はその後、江戸時代に幕府が徹底的に弾圧したことから明治の初めまで全く受け入れられることはありませんでした。

日本でクリスマスが受け入れられたのは、1900年(明治33年)に明治屋が銀座に進出し、その頃からクリスマス商戦が始まったことが大きな契機となり、1928年(昭和3年)頃には日本の年中行事となって普及していったそうです。
現在では宗教に関係なく、お祭り的歳末商戦として個人消費が最高に盛り上がる年末の一大行事となっています。

・日本でのクリスマスの始まりとされている「山口サビエル記念聖堂」です。施設名はサビエルと濁らないそうです。
 この建物は1991年(平成3年)に失火により焼失したため、1998年(平成10年)に再建されたものです。


(参考)
「サンタクロースの起源」
子供さんにプレゼントを配ってくれるサンタクロースは、キリスト教の聖師父である奇蹟者・聖ニコライ(ニコラウス)の伝説が起源とされています。
聖ニコライ(270年ころ~345年)はキリスト教の司教(主教)で神学者だそうです。

「クリスマス・ケーキの由来」
クリスマス・ケーキの由来は、イエス・キリストの誕生日を祝うためのバースデーケーキです。
また、キリスト教の人は、この日パンを食べ、ぶどうジュースを飲んでキリストの生誕を祝うそうです。

「クリスマスツリーの起源」
クリスマスツリーはドイツに起源があると言われています。
モミの木に住む小人が村に幸せを運んでくるという信仰から、花、卵、ローソクなどをモミの木に飾り、その周囲を踊りで囲み、小人にいつまでも木に留まってもらう祭りがあり、これがクリスマスの起源と考えられているそうです。