鉢植の「カネノナルキ(金のなる木)」が昨年に続き花を咲かせました。
「金のなる木」とは、ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物です。
原産地は南アフリカで、日本には昭和初期に渡来したようです。
和名は「カゲツ(花月)」と言いますが、「オウゴンカゲツ(黄金花月)」とも呼ばれています。
「名前の由来」
「金のなる木」の名前の由来は、栽培業者が販売促進のために、五円硬貨の穴を頂芽に通して固定し、若枝が硬貨の穴を通ったまま成長するようにして硬貨が生ったように見せかけ、一種の縁起物的な販売方法をとったためとする説や、葉が丸っこく分厚い形でお金のように見えることからとする説があります。
英語でも、硬貨に似ていることから”Dollar plant” と言われているそうです。
「花の咲かせ方」
花を咲かせるためには、1年を通して水やりを控え、出来るだけ日光に当てます。そして、夏を過ぎたら絶対に切り戻しをしないことと、真冬の厳しい寒さ(0℃以下)や霜に当てないようにすることです。
我が家では、鉢は南側の玄関先に置き、夏の直射日光によく当てました。そして、土が乾燥しても水やりを控え、冬になって気温が低下すると、昼間は太陽に当て、夜は室内に入れるなど、前述の「花の咲かせ方」を忠実に実行しました。
その結果、11月には蕾がつき、12月中旬頃に花が咲き始め、現在では6分~7分位まで花が開いてきました。
管理さえ間違わなければ比較的簡単に開花させる事が出来る植物です。