「ファストフィッシュ(fast fish)」と云う言葉を聞いたことがありますか?
ファストフィッシュとは、水産庁が認定した調理の手間がかからない魚介類の加工食品のことを言い、次のように定義しています。
・手軽・気軽においしく水産物を食べること及びそれを可能にする商品や食べ方の中で、今後普及の可能性を有し、水産物の消費拡大に資すると考えられるもの。
ファストフィッシュは、国民の魚離れを食い止めるために水産庁が立ち上げた「魚の国のしあわせ」プロジェクトの一環として、今年(2012年)8月にスタートしたもので、ハンバーガーなどのファストフードのように手軽に食べられるという意味を込めて命名され、認定商品にロゴマークを付けて普及を図っているものです。
・これがロゴマークです。
水産庁によるファストフィッシュの選定基準は次のようになっています。
1.手軽であること
・料理時間、買い物時間の短縮が想定されるもの
2.気軽であること
・日常の食生活において反復継続して購入することが可能な価格帯であるもの
・ターゲットを明確にした量目、パッケージ、保存性を有するもの。
3.その他
・新規需要の開拓の可能性があるもの
・品質・食味等の面で独自性があるもの
・原材料に特色があるもの
・売られているファストフィッシュの一つです。(ネットより)
日本は1人当たりの魚介類の消費量が世界一と云われていますが、近年、食生活の多様化などで消費量は10年前の8割弱に落ち込み、減少傾向が続いています。
この為、水産庁は歯止めをかけたいと考え、手軽に食べられる魚介類の加工食品のアイデアを全国から募集し、「ファストフィッシュ」と銘打って普及を図っています。
これを受けて、大手スーパーの「イトーヨーカ堂」や「イオン」などでは、食品メーカーと共同で開発した ファストフィッシュ商品の販売を始めていますが、骨を抜いたサンマなど、食べやすく、調理も簡単ということで「ファストフィッシュ」商品に人気が出始めているそうです。
私はファストフィッシュをまだ食べたことがありませんが、味はなかなかのものだそうです。
魚嫌いの子どもがいるご家庭でも試してみては如何でしょうか。