昨年の東日本大震災による東京電力福島第一原発の事故以降、脱原発が叫ばれ、原発に代わるエネルギーとして再生可能エネルギーの普及が進められています。
今年の7月からは電力会社による再生可能エネルギーで発電した電力の全量買い取り制度がスタートしたことから、国内では今、事業者や家庭において太陽光発電の導入が急速に広まっています。
この内、太陽光発電による電力の買い取り制度では、向こう10年間、1Kwh当たり42円の買い取り金額が決められていることから、一般家庭では“投資目的”として導入する家庭もあると云われています。
我が家でも家庭用太陽光発電を検討した結果、節電や投資目的としても見合うことから導入することにし、我が家を建築したDハウスに7月に発注しました。
現在、業者は多忙を極めているそうで、契約から着工まで約1カ月余り要し、更に関電のメーター設置が遅れて3週間程を要したことから、契約後2ヶ月近く経過して漸く使用できる状況になりました。
・工事用の足場を組んで、ソーラーパネルを設置しているところです。
・太陽電池モジュール(ソーラーパネル)です。我が家では東、西、南の3面に合わせて47枚のソーラーパネルを設置しました。
ソーラーパネルは太陽光のエネルギーから直流電力を発電します。
・これが東面に設置したソーラーパネル15枚です。
・これは南面に設置したソーラーパネル17枚です。
・これは西面に設置したソーラーパネル15枚です。
・西面から外部昇圧ユニットへの配線です。
・接続箱(外部昇圧ユニット)です。
太陽電池からの配線をまとめてパワーコンディショナーに送ります。
・室内に設置されたインバーターの全景です。
・右はパワーコンディショナーです。・・・・・太陽電池で発電した直流電力を効率よく、家庭用の交流電力に変換します。
・左上は室内分電盤です。 ・・・・・・・・・・・パワーコンディショナーから電力を家庭内に分配します。
・下はホームサーバー(送信部)です。・・・発電用モニターディスプレイに送信します。
・外壁に設置された電力量計です。
・左は売電用の電力量計です。
・右は買電(消費電力)用の電力量計です。
・発電用モニターディスプレイです。
右から消費電力、発電量そして売電量です。
・売電量=発電ー発電中の消費電力がプラスの時
・買電量(ディスプレイ画面上)=発電ー発電中の消費電力がマイナスの時です。
Dハウスの担当者の事前説明によれば、年間平均の発電実績はシュミレーションの20~30%アップになっていると言っていましたが、実際に我が家の10月分の実績を見ると、説明通り、発電量、売電量ともにシュミレーションの135%アップとなっており、説明を裏付けていました。
( 参考)
なお、再生可能エネルギーとは、再生可能であること以外の明確な定義はなく、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によると、太陽・地球物理学的・生物学的な源に由来し、自然界によって利用する以上の速度で補充されるエネルギー全般を指すとされています。
国際再生可能エネルギー機関では、太陽光、風力、波力・潮力、流水・潮汐、地熱、バイオマス等、自然の力で定常的(もしくは反復的)に補充されるエネルギー資源より導かれ、発電、給湯、冷暖房、輸送、燃料等、エネルギー需要形態全般にわたって用いられるとしています。