らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

銀杏

2012-11-29 | 地元紹介

先日、向かいのAさんからイチョウの実をたくさんいただきました。
そこで、今日は私のイチョウの種(銀杏)の取り出し方法をご紹介します。

・これが頂いイチョウの実です。


私は畑に置いてある目の細かな採苗箱を利用して、小川で果実を潰して種を取り出す方法を試みました。



先ず、イチョウの実は臭いがきついのでゴム手袋とマスクを着用をします。
採苗箱にイチョウの実を入れ、川の水に浸しながら箱の中で実を押さえつけたり、こすりつけたりを繰り返して実を潰し、種と皮を分離させます。



実が潰れると、果肉は駕籠の目から川に流れ、残った皮は浮き上がるので駕籠から取り除きます。
この作業を繰り返すことによって殆どの種(銀杏)を取り出すことができました。


これが川で洗った銀杏です。
まだ少し皮が残っていますが、これらは家の水道水で洗いながら残ったゴミなどとともに取り除きます。
最後に、全ての銀杏を濁り水がなくなるまで洗浄し、その後、天日で乾燥させます。



天日干しを2~3日するとこのように白い色になります。
これでいつでも食べられる状態になりました。



「銀杏」の語源
銀杏(ぎんなん)は平安時代以降に中国から渡来し、名前は実の形が杏(アンズ)の果実に似て、種の殼が銀白であることに由来し、銀杏(ぎんあん)が訛ってギンナンとなったそうです。

「イチョウ」の語源
また、イチョウの語源は、葉が鴨の水掻きに似ていることから中国では「鴨脚」と言われ、「イチャオ」「ヤチャオ」「ヤーチャオ」「ヤーチャウ」などと発音され、これが日本に入って「イーチャウ」から「イチョウ」になったそうです。

「食べ方」
紙の封筒に殻付きのギンナンと塩適量を入れ、封筒の口を折り畳んで電子レンジで回します。
ギンナンの殻がパンパンと弾ける音がしたらレンジを止め、封筒をシャカシャカ振って塩と馴染ませると出来上がりです。
固い殻を割るには専用の道具がありますが、私は道具を持っていないのでペンチを利用しています。

ギンナンには中毒物質が含まれているため、一度に多く(大人で6~7粒まで)食べた場合は、まれに吐き気、下痢、嘔吐・消化不良、呼吸困難などをひきおこす事があるそうです。特に5歳未満の幼児には注意が必要です。

「薬効」
漢方では古来よりせき止めや、膀胱の括約筋を強くする効果から夜尿症・頻尿の改善に使われ、更に、 良質のタンパク質はコレステロールを減らし、滋養強壮などの薬効があるようです。

「参考」

大相撲の幕内力士が結う髷(まげ)・大銀杏(おおいちょう)は、イチョウの葉の形からきています。