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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「小満(しょうまん)」と「麦」

2009-05-21 | 季節

今日21日は二十四節気の一つ「小満」です。

「小満」とは、「陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂る」の意味で、暦便覧にも「万物盈満すれば草木枝葉茂る」とあります。
天文学的には天球上の黄経60度の点を太陽が通過する瞬間を言っています。

小満の名称は、秋に蒔いた麦などの穂がつく頃で、ほっと一安心(少し満足)、「今のところは順調だ」と満足したことから「小満」と言う名前がついたと言われています。

先日旅行したトルコではパンが主食のため、その原料となる小麦の畑が一面に広がっていました。
現在の日本では麦畑を見ることは殆どなく、麦そのものを見たことのない人が多いのではないでしょうか?

そこで、今日は麦の穂をご紹介します。

・貸し農園に植えてある色づき始めた麦です。


・「麦の穂」はこのような形をしています。


麦は米、トウモロコシと共に世界三大穀物の一つとされています。
我が国では、縄文時代には既に栽培されていたといわれており、室町時代には、下層の人々の主食だったそうです。
このようなことから「麦飯は貧乏人の食べるもの」というイメージが出来上がったようです。

食糧事情の厳しかった戦後の日本は、麦は米と並んで主食であり、生産量も米100に対して、小麦95、大麦85となっていました。
昭和25年には、後に総理大臣となる池田勇人大蔵大臣が「貧乏人は麦を食え」と言って物議を醸したことがありました。

私も子供の頃は毎日麦飯を食べていました。それが現在の健康につながっているのでしょうか?
今は、麦ご飯は健康食として見直されているようですね。





キウイフルーツ栽培(その2)開花

2009-05-20 | 家庭果樹

今日は「キウイフルーツ栽培(その2)開花」をご紹介します。

キウイフルーツはマタタビ科マタタビ属の雌雄異株の落葉蔓性植物で、シナサルナシという中国原産の植物が1904年にニュージランドに移入されて栽培され、改良されたものだそうです。
このようなことから、キウイフルーツと言えばニュージランドと思われがちですが、世界最大の生産地はイタリアで年産50万トン弱と言われています。
次いで中国の30数万トン、ニュージランドは第3位で30万トン程度だそうです。
日本は33千トン程度の生産量といわれています。
国内では、最大の生産県は愛媛県で生産量は8200トン、全国シェアは25%を占めているそうです。次いで福岡県、和歌山県となっています。(2007年度のデータ)

我が家でも、家庭果樹として、キウイの栽培をしています。そのキウイが10日ほど前から咲き始めました。
 
・開花した雄花です。雌花より1週間程度早く咲き始めます。


キウイの栽培には雌木と雄木が必要です。私は狭い庭で栽培しているため、雌木に雄木を接木して栽培しています。

・こちらは4~5日前から咲き始めた雌花です。雄花の花粉を人工授粉して着果させます。


私の栽培方法を簡単に書いておきます。
「キウイの栽培方法」 
・「剪定」 12月~1月に冬剪定を行います。(2月下旬に剪定すると樹液が切口から出てきて樹体を弱らせます。)
       6月~7月に夏剪定を行います
・「肥料」 1月に、幹から1m程度のところに四ケ所の溝を堀り、市販されている寒肥を入れています。
・「受粉」 5月中旬に開花したら雄花の花粉を雌花に人工受粉します。
・「摘果」  開花後30日~50日で収穫果実の80%くらいの大きさになります。
        沢山花が咲いたときには、長果枝で3~4個、短果枝で2個を目安に摘果します。中央を残すように枝の基部、先端の順に摘果します。
・「収穫」  11月頃、霜の降りる前に収穫します。
・「追熟」 収穫後追熟します。
       方法は買い物袋の中にキウイとリンゴを入れて結んでおきます。1週間から10日ほどで柔らかくなりますので、その頃から食べられるようになります。

「基本的な剪定」
・昨年果実の付いた20cm以下の枝は基部から切り取ります。
 但し、周囲に枝がない場合は基部の芽を確保するため、基部から2節残して切り返し、枝が出るのを待ちます。
・結果母枝の切り返しの目安は、枝の長さが85cm~150cmの場合、前年果実がついた枝では最終着果節から先端側5~7節を残して切り返し、つかなかった枝では
 基部の芽から先端側5~7節を残して切り返します。
・充実した結果母枝を1㎡当たり2~3本残します。充実した枝とは前年の7月頃までに生長が停止し、節間がややつまり気味で、表皮が灰褐色した芽の大きい枝
 です。
・最後に内側に向かって伸びた枝や交差する枝を枝元から切ります。


ブドウの栽培(その1)

2009-05-19 | 家庭果樹

家庭菜園で或いは鉢植えでブドウを栽培している方もいらっしゃると思います。
私も庭のフェンス沿いに巨峰を栽培していますので、今日は私のブドウの栽培方法についてご紹介します。

私が実施している巨峰の栽培方法は次のようになります。
「栽培方法」
 ・剪定  前年に伸びた枝に今年結実しますので、冬の剪定では7~8芽を残して
       切り詰めます。
 ・肥料  12月~1月に市販の寒肥を施します。
 ・摘蕾  5月の開花前に行います
       目安は、50cm位の新梢には3本に1房、
            1mほどの新梢には2本に1房、
            2m以上の強い新梢は1本に1房になるように摘房します。
 ・摘粒  小さな粒は取り除き、1房に30~35個前後の粒を残すように摘粒します。
 ・摘果  房の枝近くの花穂(粒)を取り除き、先端も1cmほど切り取ります。
       花穂の長さは4~5cm位にします
 ・種無(ジベレリン)処理
      1回目 全ての蕾が開花した日から3日以内に行います。濃度は25ppm(25㎎/1ℓ)
      2回目 1回目の処理から10日~15日後、濃度は1回目と同じ25ppm(25㎎/1ℓ)
           この時点で房の長さを6~7㎝になるようにします。
 ・袋掛け    2回目のジベレリン処理後、袋掛けを行います。
 ・害虫予防  5月下旬と6月上旬にスミチオンとダコニールの混合液を散布します
           8月~9月にもスミチオンを散布します。

・新梢が伸びて花穂が大きくなってきたブドウ(巨峰)です。


新梢について具体的に説明していきます。
「枝の制限・芽かき」
 ブドウの果実は4月に新しく伸びる新梢に結実します。春先にたくさん出てくる新梢(新芽)を枝の付け根から取り除く「芽かき」をして枝を制限します。
 更に、副芽といって、一つの新梢から2~3の芽が出てきますので、その内の強勢樹を残して副芽を取り除きます。

「花穂の切り詰め手順」
 開花直前から開花期にかけて花穂の先端の長さが4㎝~5㎝になるように切り詰めます。

(1)新梢の花穂が大きくなった状態です。副穂(基部から分かれて長く延びている花穂)がそのまま伸びています。(2)では、この副穂を切り取ります。


(2)副穂(基部から分かれて長く延びている花穂)を切ったところです。次に(3)では、花穂の先端を切ります。


(3)先端を1㎝くらい切りました。次の(4)では基部の花穂を切り詰めます。


(4)先端部分に4㎝~5㎝くらいの花穂を残すように房の基部から切り詰めました。


「種無し処理(ジベレリン処理)」
 ジベレリン処理を2回行います。
  1回目 全ての蕾が開花した日から3日以内に行います。濃度は25ppm(25㎎/1ℓ)
  2回目 1回目の処理から10日~15日後、濃度は1回目と同じ25ppm(25㎎/1ℓ)
       この時点で房の長さを6~7㎝になるようにします。

「果粒の制限」
 巨峰の場合、1房に30~35粒位に制限します。

「摘果(果房の制限)」
 結実の状況を見ながら果粒が付いていない果房や、形が悪い果房を切り取ります。
 一般的には、葉が10枚以上の新梢は2房残し、葉が6~7枚の弱い新梢は1房とするとなっていますが、私の場合は長い新梢でも1房にしています。

「新梢の先端は摘心します」
 開花から結実期に新梢の勢いが強いと養分が新梢に取られ結実が悪くなる傾向があるので、勢いよく伸びている新梢(70cm以上)の先端を開花直前に摘心します。

「新梢管理」
 前記の摘心後、新梢が盛んに伸長している樹は、副梢の摘心、ねん枝、枝の引き下げを行います。
 副梢は着房節~基部寄りの節は2~3枚程度、これより先の節は1~2枚程度で摘心します。先端部は数枚程度を残し摘心します。

以上が私が行っている巨峰の栽培手順です。
巨峰以外の品種はこれと異なると思いますので参考にしないでください。




センティッド・ゼラニウムの花

2009-05-18 | 
今日は見た目も可愛いセンティッド・ゼラニウムの花をご紹介します。

ゼラニウムは南アフリカ原産のフウロソウ科ベラルゴニウム属に属する一年草または多年草です。和名をテンジクアオイと言い約250種が分布しているそうです。

今日ご紹介しているゼラニウムは名前が分からなかったので調べてみました。
多分「スイートミモザ」と思われます。違っていたらお知らせください。

・スイートミモザと思われるセンティッドゼラニウムの花です。
 この花は小さいですが、薄紅色のきれいな可愛い花です。


センティッドゼラニウムは250種ほどあるテンジクアオイ属のうち、葉に芳香或いは刺激臭がある低木類の総称を言っているようです。
センティッドゼラニウムは香りのよいハーブとして扱われるようですが食用には不向きです。




こちらのゼラニウムも名前が分からなかったので調べてみました。多分レモン・ゼラニウムと思われます。

・レモン・ゼラニウムと思われる花です。
 ミッキーマウスの耳のような可愛い形をした花です。


・この花のピンク色は、ミッキーマウスが恥らって赤くなったような感じに思え、可愛くて大変気に入っています。


ゼラニウムの園芸品種には、
 ・ゼラニウム、
 ・半つる性のアイビーゼラニウム、
 ・一季咲きで大輪の美花が多いペラルゴニウム
 の3系統に分類されるようです。


「花言葉」 変わらぬ信頼、決心、真実の愛情



シラン(紫蘭)の花

2009-05-17 | 
今日は、我が家の狭い庭に咲いている花の中から、ひときわ目立つ花「紫蘭(シラン)」をご紹介します。

「紫蘭(シラン)」はラン科、シラン属の多年草です。
日本、台湾、中国が原産地の野生ランで、別名を「ビャクキュウ(白及)」と言います。

・紫蘭(シラン)の花です。


草丈は30㎝~50cm、葉は大形で縦筋があり、細く固い花茎の先に5~7個の花が咲きます。
シラン(紫蘭)は名前の通り紅紫色の花を咲かせる野生ランですが、最近は観賞用に白色、淡色花、班入り、「三蝶咲き」などの品種が栽培されているようです。

・紅紫色が鮮やかな花です。


地下にある偽球茎は白及(ビャクキュウ)と呼ばれ、漢方薬として止血や痛み止め、胃カタルなどに用いられるそうです。

・口を開いたような形で、やや下向きに咲いている花は清楚でとてもきれいです。


暑さ寒さに強く、放任していてもよく育ちます。
我が家では全く手入れしていませんが、毎年この季節にきれいな花を咲かせてくれます。


「花言葉」  互いに忘れないように、美しい姿、変わらぬ愛




桃の栽培(その2)袋掛け

2009-05-16 | 家庭果樹
今日は桃の袋掛け作業をご紹介します。

今年は開花から満開までの殆ど毎日、人工授粉を行ったこともあり、例年になく着果が多く、摘果作業が大変でした。

・3月29日のブログでご紹介しました満開の桃の花です。


4月中旬から数回にわたり摘果作業を行い、無傷で形の良い幼果を絞込みました。

・桃の開花から1ヶ月半ほど経過し、ピンポン玉くらいの大きさになった幼果です。
 この後、袋掛け前の病害虫予防を行い、最終摘果を行いながら袋掛け作業に入ります。


「袋掛けの目的」
 1、病害虫の被害から果実を守ること。
 2、果実の表面を強風や強い日差しから保護し、傷や裂果を防ぐこと。
   などですが、我が家では次の3番も大きな目的です。
 3、ヒヨドリ被害の防除

・袋掛け前の桃です。


・これが我が家で使用している桃専用の袋です。
 左側グレーの袋は毎年使用している白桃用の袋です。
 右側の白色の袋は太陽光線を通すので赤く熟れる袋です。今年は半々づつ使用してみようと思っています。



2種類の袋を使用する目的は、収穫時期の変化を試すためです。
即ち、太陽がよく当たるところは白色の袋を掛けて収穫を早め、葉の陰になるところはグレーの袋で収穫を遅らせたいと思っています。

・最終摘果をしながら袋掛けを行った枝です。白い袋とグレーの袋を併用しています。


毎年、収穫が半月くらいに集中するので、袋を使い分けることにより、多少でも収穫の期間が延びればと思っています。



この後、7月下旬の収穫まで、病害虫の予防を行いながら生長管理をしていきます。

私が実践している「桃の栽培方法」です。
「剪定」
 剪定は12月~2月頃に行います。
 ・基本的に各枝に日光がよく当たるように剪定します。(日光が当たらない枝は勢いが悪くなり、枯れてきます。)
 ・花芽のついている枝は、収量を上げるため出来るだけ残し、枝が重ならないように紐で誘引しました。
 ・その上で弱い枝、日光をさえぎる枝、垂れ下がっている枝などを切除しました。
 ・枝の背中から真上に向かって出ている強い枝については、その枝の日焼け防止のため1~2芽を残して切除しました。
 ・横に長く伸びている強い枝については1/3程度を切り詰めたり、葉芽のところで切除しています。
「施肥」
 ・1月~2月に市販の寒肥を施します。
「害虫予防」
 ・12月にカイガラムシ予防に「マシン油」を散布します。
 ・3月に縮葉病予防に「石灰硫黄合剤」を散布します。
 ・この後、収穫までに殺菌・殺虫剤を数回散布します。
「摘果」
 ・花後、短果枝(10㎝以下)に1個、中果枝(30㎝以下)に1~2個、 長果枝(30㎝以上)には2~3個の果実を残すように摘果します。
「袋掛け」
 ・果実がピンポン玉くらいの大きさになった頃に袋掛けを行います。
「収穫」
 ・7月下旬には収穫が始まります。





沖縄本土復帰記念日

2009-05-15 | 時事
今日5月15日は「沖縄本土復帰記念日」です。

沖縄本土復帰とは、1972年(昭和47年)5月15日に沖縄の施政権がアメリカから日本に返還されたことを言います。

今日は、沖縄が返還された後も米軍基地が沖縄本島の19%を占めている経緯について調べてみました。

「アメリカ統治の経緯」
第2次世界大戦終結後、アメリカ政府は「沖縄は独自の国で、日本に同化された異民族」としてアメリカの軍政下に置きました。

1950年(昭和25年)、朝鮮戦争の勃発でアメリカ政府の沖縄への見方は「東アジアの要石」へと次第に変化し、最前線の基地として駐留アメリカ軍が飛躍的に増加しました。
それに伴い、軍事力にものを言わせて住民の土地を強制的に接収する「銃剣とブルドーザーによる土地接収」を行いました。

1952年(昭和27年)4月28日に発効した日本との平和条約(サンフランシスコ平和条約)で、沖縄に対する潜在的な主権は日本に認めながらも、正式にアメリカ軍の管理下におかれるようになりました。
アメリカ政府は「琉球政府」を創設して軍政下におき、各地に米軍基地・施設を建設しました。

その後、アメリカ兵による事件や事故が頻発し、住民の死亡者も相次いだ事から、県民による「島ぐるみ闘争が」起こり、この頃から日本復帰を目指して活発な「祖国復帰運動」が始まりました。
しかし、当時のアイゼンハワー大統領は沖縄を返還する気は全くなかったそうです。

「祖国復帰」
1960年(昭和35年)ベトナム戦争によって基地としての沖縄の重要性が高まると、更に駐留米軍が増加しました。
それに伴って、アメリカ兵による事件や事故が相次いだ事から暴動が起こり、市民・県民の怒りが表面化し、これ以上アメリカ軍政下におくことは適当ではないことを知らしめました。

佐藤内閣は1970年(昭和45年)に予定されている日米安全保障条約の延長とともに沖縄の返還を外交課題として取り組みました。
そして、1969年(昭和44年)の日米首脳会談でニクソン大統領が沖縄返還を約束しました。

後に沖縄県知事を務める屋良氏や沖縄県民らは、日本復帰と同時に米軍基地の全面返還を望みましたが、アメリカ軍基地を維持したままの「72年・核抜き・本土並み」の返還とされ、アメリカの利益を最大限に尊重したものとなりました。

そして1972年(昭和47年)の5月15日に琉球政府は沖縄県となり、日本への復帰を果たしました。

復帰から37年経った今も、沖縄には在日米軍基地が多くあり、日本にある在日米軍基地の75%が集中しています。
2006年(平成18年)に普天間飛行場や那覇港湾施設の返還を含めた米軍再編が決定されていますが、未だに実現していません。

中国、北朝鮮の脅威にさらされている現状からすれば、米軍の基地縮小は日本の危機に直面しますが、沖縄県民の負担の軽減も真剣に検討して欲しいものです。




ガーベラの花

2009-05-14 | 
ガーベラの花をご存知でしょうか?
我が家では、鉢植えの真っ赤なガーベラががきれいに咲きましたのでご紹介します。

ガーベラはキク科ガーベラ属の多年草で、別名をアフリカセンボンヤリと言います。
原産地は南アフリカで、今から約100年ほど前に、金の採掘現場で発見されたそうです。
発見者のドイツ人の医者「Gerberさん」の名前から「Gerbera(ガーベラ)」の名前がつけられたといわれています。

ヨーロッパで品種改良され、切り花や鉢植え用に栽培されるものが多く、現在では2000種以上の品種が流通しているようです。
日本には大正初期に渡来したといわれています。



ガーベラは根生葉から1茎1花の花茎が多数出て花が咲きます。
草丈40~80cmの切り花向きの品種がヨーロッパを中心に育種されました。
これを基にして、草丈15~20cmの鉢物向きの矮性品種が日本で育種されたそうです。
花色は、赤、桃、黄色、橙、白、緑など豊富にあり、更に弁の形状から、一重、半八重、八重に区分でき、花弁が退化した球状タイプの品種もあるようです。



「管理方法」
・置き場所  日当たりのよい場所に置きます。日当たりが悪いと花つきが悪くなります。
・水遣り    水のやり過ぎは禁物です。多すぎると根腐れの原因になります。
        表土が乾いたら水を与えますが、やや乾燥気味に管理します。
        梅雨の時期には軒下などに移動させ雨が当たらないようにしましょう。
・植え替え  鉢植えは根づまりを起こしやすいので、できれば毎年植え替えを行いましょう。
・増やし方  種蒔きか株分けで増やします。適期は3月~5月です。


花言葉    神秘、究極の美、希望




イチゴ栽培(その4)収穫

2009-05-13 | 家庭菜園

今日は、今年の「イチゴ栽培(その4)」収穫をご紹介します。

今年のイチゴ栽培は、当初予想の5割以下という惨憺たる結果になりました。
前回(4月8日)ご紹介しましたように、開花時には遅霜の被害にあい、赤く色づいた頃にはアライグマの被害、そして収穫が始まった今月5日からは4日連続の降雨で「灰色カビ病」が発生し、見るも無残な状況です。

・前回ご紹介しました、遅霜の被害で黒ずんだイチゴの幼果です。今年はこのような花がたくさんできました。

・こちらも前回ご紹介しました画像です。
 株元から咲いている多数の小さな花は結実せず殆ど枯れてしまいました。
 この枯れた幼果と花が「灰色カビ病」の発生原因になった可能性も考えられます。


・5月に入り熟れ始めたイチゴです。画像の中央下部に「灰色カビ病」になったイチゴがあります。雨が続くとこのカビが蔓延し、全体に広がっていきます。


・このようにきれいに熟れているイチゴは全体の半分以下です。


・離れて眺めるとよく出来ているように見えますが、近くに寄ると病気に侵されている実が目立ちます。


・これが「灰色カビ病」になったイチゴです。
 放っておくと、この後イチゴ全体が灰色になりカビが生えてきます。そのカビがイチゴに付着し健全なイチゴがこのように腐ってきます。
 風通しをよくし、雨が当たらないようにすればある程度防げるようです。今年は熟れる前のイチゴも含めると半分以上がこのようになりました。


・これは2日分を纏めて収穫したものです。
 当初予想ではこのくらいの収量が1週間~10日程度は続くと見ていました。雨と病気、それにアライグマの被害により大幅な減収となっています。


今年もたくさんの課題が残りました。
1.アライグマ対策
 来年から防獣網を張る支柱は鋼管を使用してみたいと思います。木の杭では上ってくることが分かりました。
2.疫病対策
 定植前に土壌消毒し、更に開花前には疫病消毒を行う。
3.遅霜と降雨対策
 手間はかかっても、風通しをよくするため下葉をこまめに取り除き、更に畝毎にビニールでトンネルをしてハウス栽培の形を試みる。

来年は、これらの課題をクリアして収量を上げたいと思います。



ナイチンゲール記念日

2009-05-12 | 雑学

今日5月12日は、近代看護の母と称えられた「フローレンス・ナイチンゲール記念日」です。

フローレンス・ナイチンゲールは1820年5月12日、イタリアのフレンチェ生まれの英国人で、イギリスの看護師、統計学者、看護教育学者でもあり、近代看護教育の生みの親といわれています。
後に、ロンドンの病院の看護婦長となり、1854年のクリミア戦争の際には38人の看護婦と共に従軍し、野戦病院で負傷兵の手当てに全力を尽くし、「クリミアの天使」と呼ばれました。
看護師を「白衣の天使」と呼ぶのは、ナイチンゲールに由来しているといわれています。

・ナイチンゲールです。
 彼女の有名な言葉に「天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である」があります。
     

彼女はまた、病院の改善や看護婦の養成をビクトリア女王に進言し、1860年看護学校を開設し、看護法の改善に尽くしました。
病院建築でも非凡な才能を発揮し、「ナイチンゲール病棟」として、当時、聖トーマス病院を始め、世界中で病院建築に取り入れられたそうです。
その功績を称えるために赤十字社は1920年、彼女の誕生日を「ナイチンゲール記念日」とすることを決めました。

毎年この日には、世界各国の優れた看護婦(師)に「ナイチンゲール記章」が贈られます。
「ナイチンゲール記章」とは、赤十字が看護に功労のあった看護師および応急手当において著しい貢献をした篤志看護補助者などを対象に授与される記章です。


日本では、ナイチンゲール記念日、国際ナースデーに合わせて5月12日を「看護の日」に、そして、12日を含む週の日曜日から土曜日(今年は10日~16日)までが「看護週間」に制定されています。

看護の日とは、高齢化社会の中で老若男女を問わず、大人も子供も看護の心、ケアの心、助け合いの心を育み、広く認識し、理解を深めていくことを趣旨として、1990年(平成2年)に旧厚生省により看護週間と共に制定され、1991年より実施されています。

社団法人日本看護協会ではメインテーマを「看護の心をみんなの心に」として、気軽に看護に触れてもらえるよう、楽しい行事を全国で繰り広げるようです。