らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

スーパームーン

2014-08-11 | 時事

昨日、台風11号が高知県に上陸し、更に兵庫県赤穂市に再上陸して日本海に抜け、今朝は東北、北海道を強風域に巻きこきながら北上しています。
台風の東側に当たる大阪・熊取町では、昨日の午後3時頃まで、これまでに余り経験したことのないような暴風雨に見舞われ、町内の数地区に避難勧告が発令されました。
幸いにも当地では大きな被害はなかったようですが、全国各地では大きな被害が発生しています。被災された方には心からお見舞い申し上げます。
そして、これから台風が近づく東北、北海道地方にお住まいの方は十分ご注意いただきたいと思います。

さて、台風11号でタイミングが悪いですが、今日はお月さまを取り上げます。
「スーパームーン」と言う言葉を聞かれた事があると思います。
スーパームーンとは、満月が通常より大きく見える現象で、雲がなければ今朝の3時9分に見られた筈です。
月は地球の周りを楕円を描くように回っており、その距離は36万㎞~40万㎞の間で日々変化していますが、最も地球に近づいた時の満月がスーパームーンと呼ばれているものです。

・スーパームーンと最も小さく見えた時の月です。(ネットより)


今朝、午前2時43分における地球から月までの距離は35万7000㎞で、地球に最も近づいており、午前3時9分の満月が最も大きく見える「スーパームーン」だそうです。
今年最も小さく見えた1月16日の満月より14%ほど大きく、通常より30%ほど明るく見えるそうです。
専門家の話では、大きさの違いは月が地平線近くにある時に見ると分かりやすいとのことです。

なお、月は現在、地球から1年に3センチずつ離れていて、少しずつ月の公転も遅くなっているそうで、45億年前は地球からの距離は今の10分の1程度だったそうです。

・スーパームーンです(ネットより)


また、ペルセウス座流星群が12日深夜から13日明け方にかけて見ごろとなるそうです。
13日午前0時ごろには北東の夜空にあるペルセウス座の放射点を中心に流れ星が全天で見られると言うことです。
天気になればいいですね。


草分け

2014-08-10 | 地元紹介

4日から留守をしていたためブログの書き込みを休ませていただきました。
今日から再開しますのでよろしくお願い致します。

さて、今回もまた家内の実家に行き、畑の草刈りなどを手伝ってきました。
家内の姉夫婦は今春より体調が思わしくなく、満足に農作業ができません。
そのようなことから、今年は別な用事を含め、2月、4月、6月、8月と約2ヶ月おきに帰省して手伝っているものです。

畑は2ヶ月ほど手入れをしないと、草は伸びるものです。
70~80㎝に伸びた長い草を分けながらの草刈りでした。
刈った後の畑が綺麗になったのを見ていて、ふと、「草分け」という言葉が頭をよぎり、この言葉はこのような状態から生まれたのではないかと思いました。
そこでブログの再開に当たり、早速「草分け」の語源について調べることにしました。

「草分け」とは、ある物事を初めて起こすこと。またその人を言いますが、元々は、草深い未開の土地を切り拓き、村や集落の基礎を築くことで、そこから派生して未開の分野を切り開くことや創始者の意味でも使われるようになったということです。

伸び放題に伸びた畑の草刈りは草を刈り分けただけで、「草分け」の語源とは全く関係ありませんでした。



ハト

2014-08-04 | 雑学

平和のイメージがあるハト、公園などのベンチに座っているとすぐ傍までやってきて餌を探します。
人を怖れず、手に餌を乗せて差しのべると食べにきます。
ハトも人に安心感を持っているのかも知れませんね。

でも、ハトはハトでも「trust me」と言った直後に、その発言を翻して大統領の不信を買ったり、「普天間基地は少なくとも国外、県外」「腹案がある」など、できないことを言って大衆受けを狙ったり、「尖閣諸島は日本が盗んだ」と売国奴的な発言をしたハトもいましたね。
このようなハトは二度と御免ですが、今日は鳩が何故「平和の象徴」となったのかを調べてみました。

ハトが「平和の象徴」となった由来は、旧約聖書に出てくる「ノアの方舟」にあるようです。
この神話の中で、神は、人間が次第に堕落し始めたのを怒り、大洪水を起こして一度全滅させようと考えていました。
しかし、とても真面目に働いているノアの一家だけは助けてあげようと思い、そのことをそっと知らせました。

その際に神は、方舟を造り、あらゆる動物を一つがいずつ乗せるように、とも伝えました。
ノアは神の言う通り、方舟を造って動物たちを乗せ、洪水が起きるのを待ちました。
やがて大雨が降り続き、世界が大洪水によって水没し、全ての生き物は地上から姿を消しました。

・システィナ礼拝堂(ヴァチカン市国)の天井画・ミケランジェロ作の「大洪水」です。(雑誌ヴァチカンより)


大洪水は40日40夜続き、水は150日の間増え続け、その後、方舟はアララト山(トルコ)の上に止まりました。
ノアは洪水が治まったのかを確認するため、40日後にカラスを放ちましたが、とまるところがなく帰ってきました。
さらにハトを放しましたが、同じように戻ってきました。
7日後、もう一度鳩を放すと、鳩はオリーブの葉をくわえて船に戻ってきました。
さらに7日たって鳩を放すと、鳩はもう戻ってきませんでした。

この事からノアは水がひいたことを知り、家族と動物たちと共に方舟を出て、そこで祭壇を築いて焼き尽くすいけにえを神にささげました。
神はこれに対して、二度と全ての生物を滅ぼすことはないと誓い、ノアとその息子たちを祝福し、その印として空に虹をかけました。

この神話から、オリーブの枝をくわえたハトは、神と人間の和解のシンボル、人間が神との和解によって得た平和な世界を共に築いていく平和を象徴するシンボルとなったと言うことです。
平和のイメージが強調されたのは、1949年にパリで開催された「国際平和擁護会議」にピカソがハトのポスターを書いたからと言われています。


未亡人

2014-08-03 | 雑学

夫と死別した女性を「未亡人」と言い、漢字では、未だ亡くなっていない人と書きますよね。
「生きていたらいけないのか?」と言いたくなるようなこの言葉。
何故、女性に対してのみ使用される言葉なのでしょうか?
そこで調べてみました。

未亡人と言う言葉が使われている最古の文献は儒教の基本経典である五経の内の一つ、「春秋」だそうです。
そこには「夫が死んだ場合、妻も死ぬのが常識」という説明が書かれており、当時の中国にはそのような風習があったそうです。
ところが、中にはその常識に従わない奥さんもいたようで、そのような人たちは、自らのことを「未だ死んでいない人」と言ったそうです。

ここから「未亡人」と言う言葉が生れたもので、この言葉は自分が言いだした謙譲語なので自らが「私は未亡人です」というのが、本来の正しい使い方で、第3者が使う言葉ではないと言うことです。

ところで、先日、厚生労働省は日本人の平均寿命を発表しました。
女性は0.20歳伸びて86.61歳になり、2年連続で世界一に、男性は0.27歳延びて80.21歳となって、調査が始まった1891年以来初めて80歳を超えました。
平均寿命の男女差は、女性が6.40歳長生きと言うことなので、この間は未亡人になりますね。
しかし、この年代にこの言葉は少し不適切な言葉のように感じますが・・・。



大和魂

2014-08-02 | 時事

先月30日に大相撲の番付編成会議が行われ、関脇豪栄道が大関に推挙されました。
豪栄道は伝達式の口上で「謹んでお受けいたします。これからも大和魂を貫いて参ります」と述べています。
その後の記者会見で、大和魂について質問を受けた豪栄道は「日本人の我慢強さ、潔さなど」と説明していました。

そこで今日は「本来の大和魂」とは何か?」 について調べてみることにしました。

大和魂とは、広辞苑によれば、『漢才(かんざい)、即ち、学問(漢学)上の知識に対して、実生活上の知恵・才能。』と説明しています。
元々は平安時代の「もののあわれ」を歌った四季を愛する女心で あったようで、四季折々の大自然を受けとめ、明るく、清清しく自然と調和している生き方を示し、寛容で大いなる和(調和)の精神が「大和魂」だったようです。

そして、心穏やかな和の心で相手を上下関係で見ることなく、お互いに和するにはどう すればいいかを感じ合い、支え合って生きていくための学びあう精神で もあったようです。
漢学に代表される外来の知識人的な才芸に対して、日本古来から伝わる 伝統、生活の中の活きた知恵、教養のすばらしさを強調しただったようです。

文献のうえで大和魂が登場するのは《源氏物語》乙女の巻です。
光源氏は12歳になった長男の夕霧に元服の式をあげさせ、六位の地位しか与えず大学へ入れます。
その際、「才(ざえ)を本(もと)としてこそ大和魂の世に用ひらるる方(かた)も、強う侍らめ」と述べています。

天皇や周囲は四位ぐらいの位階が与えられるのだろう思っていたところ、父の光源氏は息子を六位とし、大学に入れてしまいますが、その理由を、「高貴な家の子として官位も思うままで、栄華の中で贅沢に馴れてしまうと、学問などで身を苦しめることは自分とは縁遠い気持ちになるようです。(略)
やはり学問を基礎にしてこそ、実務を処理する“大和魂”を世の中で発揮できる可能性も高いでしょう。当面は心もとないようですが、最終的には世の重鎮となるべき心構えを学んでおけば、私がいなくなっても安心できる」と判断したし、「学問」を身につけさせるため、あえて六位を与えたと言うことです。

平安時代以後、「大和魂」は死語となった言葉でしたが、本居宣長によって、再び取り上げられ、漢意(からごころ)に対して作為をくわえない自然で清浄な精神性という思想的で倫理的な意味合いを与えられたようです。

古来より日本人は桜を愛でており、満開になるやいなや、さっと散る桜花は、 絶好の<潔さ>の象徴であり、日本人はこれを美徳としていました。
武士道にもあったこの潔く散る桜を尊ぶ精神が 明治以降の皇国日本への愛国心、忠誠心を第一とすることに受け継がれ、その 心を「大和魂」として解釈されるようになっていったのではないかと言われています。


国道

2014-08-01 | 雑学

夏休みの期間中、土日の連休には家族連れの車などで道路の混雑が常態化しています。
特にお盆の時期には数十キロに亘る渋滞が毎年の恒例となっています。
今年も大変な混雑が予想されていますので、お出かけの節はくれぐれも交通事故に注意していただきたいと思います。
さて、今日は日本全国に張り巡らされている国道について調べてみました。

国道とは、国が管理する道路で全国の重要な幹線道路です。
太平洋沿岸には1号線、4号線が、瀬戸内、九州には2号線、3号線が繋がれ、北海道には5号線、12号線が伸びており、北海道から九州まで国道で繋がっています。
このように国道と言えば長い道路を想像しますが、同じ国道でも短い道路もあります。

国道のうち、一番短い道路はどのくらいの距離だと思われますか?

調べてみると、日本で一番短い国道は神戸にありました。
神戸港と神戸市中央区の国道2号線を結ぶ国道174号でその距離は僅か187mだそうです。
この国道は神戸港の物資流通のため欠かせない重要な道路となっているそうです。

また、岩国空港と岩国市麻里布町の国道2号線を結ぶ国道189号は全長360mの長さであり、他にも、東京都港区芝1丁目から東京港方面へ伸びる国道130号は全長480mだそうです。

一方、最も長い国道は東京日本橋と青森市を結ぶ国道4号線で、全長740㎞です。
これは江戸時代に開設された日光街道と奥州街道に当たり、当時から政治・経済・文化を支える重要な道路で、現在でも関東と東北を結ぶ大動脈となっています。
次いで長いのは、国道9号線(京都~下関)の638㎞、国道1号線(東京~大阪)の562㎞だそうです。

珍しいところでは、自動車が通れない国道もあるようです。
青森県と北海道を結ぶ国道279号と280号は海の上が国道として指定されており、更に、津軽半島を通る国道339号は階段になっている区間があって、そこには「階段国道」という標識が建てられているそうです。

国が管理する重要な道路でもいろいろあるものですね。