三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

1月16日建築家住宅バス見学会

2011年01月07日 07時04分03秒 | Weblog




いやぁ、きのうは朝から1日
断続的なブリザード状態。
東北以南のみなさんには、言葉と情景が一致しないと思いますが、
ブリザードというのは、視界が非常に見えにくくなった猛吹雪状態で
ホワイトアウト、っていうような光景であります。
まぁ、北海道にいる以上、避けては通れない自然のプレゼント。
なにがどうでも、これからは逃れられない。
ことしというか、この冬はここまでこの状態には幸い巡りあわなかったのですが、
やっぱりこの友人、忘れてはおりませんでした。
きのうはそんななか、断続的にお客様が万来状態。
申し訳ないので、徒歩の方はもよりの地下鉄駅までお送りいたしました。
そういう合間を縫って、事務所や自宅の雪かき。
いやぁ、すっきりしますね。
仙台からきのう札幌に帰ってきた方もいて
聞いたら、3日には汗ばむ気候の中、ゴルフしていたそうです。
「これが札幌ですか」というワクワクの表情。
そうです、これから10回はあるでしょうね、と自虐するしかない。
まぁ、仕事のイベントなどのときには平安な天気を希望するばかりです。
で、きょうはお知らせ・宣伝です。
今回は、「北のくらしデザインセンター」イベントに参加されたみなさんの
出来上がった住宅見学会です。見どころ満載ですので、ぜひどうぞ。


見て、ふれて、疑問点も聞ける
北のくらしデザインセンター・バス見学会&家づくり相談会
◎ 開催日時 :2010年1月16日(日)10:00~17:00
◎ 開催場所 :パナソニックリビングショウルーム札幌1~2階(札幌市北区北9条西2丁目1)
       <無料駐車場完備>
◎プログラム内容(予定)↓
【1】ショウルーム見学ツアー
【2】建築家住宅・バス見学会
【3】建築家トークショー
【4】家づくりの相談会
どなたでもご参加いただけます。直接会場へお越しください。   ◎参加費用 :無料
一部のイベント(バス見学会/ショウルームツアー/建築家トークショー)には事前の予約が必要です。参加ご希望の方は「詳細・参加申し込み」ページからご予約下さい。
◎参加申し込み締め切り:2011年1月11日(火)

【バス見学会の物件紹介】
夫婦60代、2人だけの家
●小樽市銭函・Tさん宅  オーナー ・ Tさん
 建築家のセミナーを聞き、「立地条件を考えた上で敷地に合わせて設計する」ということに一番感激しました。考え方が明確に実現できるすばらしさを実感。特に、光を取り込み明るい室内にした実例には「そうか、こういうことか」と納得できました。アイデア、工夫、考え方など、具体的で目が覚めるようでした。
 バス見学会では、設計の意図や使っている素材、建材、窓や断熱など、実際の家を見ながらの説明なので、言葉だけではわからないこともよく理解できました。
 ご縁があった建築家の遠藤さんは、同じ小樽出身で積雪の感じなど地域性をよくわかってくれると思ったことと、話が合い相談もしやすく、依頼。北のくらしデザインセンターでは、目からウロコが落ちるような体験ができました。

設計者・遠藤謙一良さん
 「銭函 光庭の家」は、旧家屋の建て替えでスタートしました。南側に長い間大切に育ててきた日本庭園があり、四季を通して庭の草木の変化を生活の中で楽しめることをテーマにプランを計画しました。クライアントはすでに仕事をリタイアされており、将来性も考え基本的に1階で生活できるプラン構成。南面の陽が入るところに、一日の大半を過ごす居間と食卓を設け、天候の良い日は外でも快適に過ごせる大きなテラスをリビングに併設。平屋の中にも吹き抜け上部から朝夕と光が取り込め、明るく光あふれる空間となっています。廊下の寸法もゆとりがあり、収納もしっかり確保した住まいです。断熱性能も高く、電気で蓄熱される温水タンク(メガ2000)を採用し、快適で低いランニングコストを目指しています。仕上げは内外とも素材感を大切にし、時間の経過と同時に質感の深みが感じられる住空間を目指しました。

ハイクオリティー&知的なローコスト住宅
夫婦40代+子ども2人、平屋20坪の家
●札幌市西区・Hさん宅  設計者・宮島豊さん
 わたしの設計で新築した友人の家を見て、北のくらしデザインセンターのセミナーに参加いただいたのが、Hさんとの出会いでした。打ち合わせの最初から予算は2000万よりぐっと以下のローコストという強い希望。であれば「あれもこれも欲しい」では絶対ダメですとお伝えし、どこまで切り捨てられるかの「潔さ」と、セルフビルドで自分たちも出来ることをする「覚悟」を持つという了承のもと、プランにチャレンジしました。
 徹底的にそぎ落とすということを基本に、結果、20坪の平屋(玄関兼作業場と寝室が土間)というプランにたどりつきました。潔さを持ち、知的でローコストな家づくりを楽しめるというオーナーさんであれば、今後もローコストにチャレンジしたいです!
コメント
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