きのうも札幌市内、パナソニック電工さんショールームで
住宅リフォームの講演を行っていました。
20人くらいの方たちへのお話しでしたが、
リフォームについて、わかりやすかったという感想をいただきました。
去年からことしと、長期優良住宅先導事業で
新住協の「断熱耐震同時改修」プロジェクトと
北海道R住宅という2つの選択肢が提供されていて
北海道内では、たいへんリフォームに有利な状況になっていることが
まだまだ十分には知られていない。
で、講演では、なるべくわかりやすく
いま住んでいる住宅の現状の問題点の具体的な提示と、
それをどのようにしたら解決できるのかの、住宅性能向上の方法と、
それへの国の補助の動きなどをお伝えした次第。
講演が終わってから相談を受けたりしていまして、
だいぶ、わかりやすかった、ということでした。
こういう講演会で、一般のみなさんにわかりやすく伝えるというのは
大変、自分自身も参考になる発見があって
勉強になりました。
いつも、全体の構成とかいろいろ考えながら、試行錯誤ですが、
「どう伝えるか」というのはなかなかに奥行きの深い世界。
そういう意味では、今回ひとつの方向性が見えた感じがしまして
個人的にたいへん、有意義だったと思います。
先日の「建築家住宅バス見学会&セミナー」でも感じたのですが、
やはり、ユーザー目線で、どうしたら住まいが幸せになるか、
っていうようなアプローチが不可欠。
まぁ、当たり前ですが、
そのためにはどうすればいいのかは、大いに知恵を絞らなければならない。
そういう部分で、自分的には大きな発見があったと思います。
これからいろいろなことに生かしていきたいと思うところです。
写真は、講演でお見せした富良野の
「北の国から」の舞台になった住宅内部の様子。
観光用に公開されている、黒板五郎一家、最初の家です。
ドラマで、寒くて寝られない純くんと蛍ちゃんが
小屋の内側にビニールで「気密層」を作った様子が展示されている。
一般のみなさんには、こういったわかりやすさが必要不可欠なんですね。
気密の必要性は、こういった展示を利用した方が
一般の人には、格段にわかりやすいのだなぁと
改めて実感した次第です。こういうことはもっともっとたくさんある、と思います。