日本経済新聞社は、記事をWEBで全文見る場合、
紙ベースでの購読とは別に、一定金額、それも購読料よりも高く設定して
WEB販売を行っている稀有な存在の企業。
その販売状況がどうであるのか、大変気になっている所なんですが、
一方で、ケンプラッツというメールマガジン→WEB記事閲覧サービスも行っている。
で、こっちのほうでは、「無料会員」というのがあって、
わたしもそちらに登録しています。
いろいろに興味深い記事が展開されているのですが、
やはり、「無料」では継続的な情報提供は不可能。
この「無料会員」のほうは、どうもその先の
「プレミアム会員」への誘導策と考えているようで
ちょっと興味を抱いた記事を閲覧しようとしたら、
「無料会員」で読める範囲と別にゲートがある、と気付かされた。
しかも、「無料会員」のほうでは、
見に行く度に何度もログイン情報を入力させられる。
まぁ、根比べのように情報販売にバリアを設けて
関所で寺銭を取ろうとし続けているワケです。
そのうち、なんの記事を読みたかったのかは忘れて
その「意地悪」的なやり取りに翻弄されている自分がいる。
結果として、「もういいや」ってなってしまう。
先方としては「無料会員」「プレミアム会員」というように
仕分けしているのでしょうが、
一応登録していても、どこまで無料なのかはあらかじめはわからない。
それに、登録情報なんて、どんどんこっちは忘れる。
ブラウザはそのために個人情報を覚えてくれていると思うのだけれど、
そのたびに、入力させられるのはどうもつらい。っていうか無理だ。
その結果、めでたく「プレミアム会員」登録というゴールを
先方は期待しているのでしょうが、
パソコンの無料情報に慣れすぎてしまっているわれわれには
やはり課金システムというのは難しい。
大体、課金サイトに登録したという事実の認識と
その認識継続自体が、ユーザー側に徹底させることが難しい。
このサイトは金払っているけど、あれこっちはどうだったっけ?
っていうように煩雑きわまりなくなる。
日経新聞という天下の大新聞社なので、一定の成果はあったのでしょうが、
零細事業には、やはり課金は難しいのではないかと思われてなりませんね。
画面をスクリーンショット撮って、
処理してからアップしたのですが、それではじめて
日経側の質問をよく見てみました(笑)。
最初から「プレミアム会員」のみって、書いてあった(汗)。
WEBでは、まともに読んで認識して行動するという
ユーザー側の認識も少ないのかなぁ(笑)。反省ですね。