三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

自然に感覚を近づける

2012年07月20日 04時12分16秒 | Weblog




さて、早朝散歩を心がけるようになって2週間くらいは経ちました。
いまは仙台におりますが、
変わりなく、ホテルの周辺を歩きまわっております。
仙台駅周辺・西口近辺のホテルからケヤキ並木を抜け西公園までのコースとか、
逆に東口方面の榴ヶ岡公園までとかのコースとか
こっちでも、なるべく緑や自然にふれあえるコースを歩いております。
そのうえきのうは仙台の事務所のリニューアルをしているもので、
なかなかに手強い状況でして着てきた服もホコリだらけ。
まだ悪戦苦闘がきょうも1日続きそうなので
これはGパンがいる、そうだ、駅前のユニクロだ、
ということで、往復2kmくらい掛かって買い物にも行っておりまして、
気分もすっかり肉体派モードになっております。

やっぱり人間、カラダを十分に使って
活発にさせてやると、だんだん自然のリズム感も息づいてくる。
ただやはり、ちょっとブランクが空いていたので、
さすがに体力が落ちてきているのは如実に実感できていました(泣)。
街を歩いていると信号の変わり目とかが当然ありますが、
以前ならば、その情報を早めにキャッチして
早め早めの対応、場合によっては駆け足とかも交えながら
機敏に動作していましたが、そのあたりはゆとりがあるというか(笑)
まったく無理はせず、ごくゆったりモードでやり過ごしている。
でもそうやっている方が、
植物の醸し出しているようなリズム感には近い感じがいたします。
わたし子どもの頃に親に買って貰った本に
「世界寓話全集」とかいうのがありまして、
そのなかに、科学者が交流のために火星から地球に来るという話がありました。
で、火星人を地球の高級知識人が迎えに行くのです。
到着した火星人は、地球の様子を見て
「あの、静かにたたずんで立っている生物たちはなんですか?」と聞く。
それに対して、それが地球の森の木々であることに気付いた地球人は
「あぁ、あれは植物と言って、下等な生き物です」
と笑って説明するのです。
ところが、火星の科学者は
「そうですか、しかしわたしには大変賢い生き物に見えますが・・・」
というふうに語る、という物語でした。
こんなショートストーリーを集めた本だったように記憶しているのですが、
ふしぎにこの話がずっとこころに残り続けている。
三つ子の魂百までも、ではないですが、
はじめての読書というのはかなり決定的な部分があるのかも知れませんね。
母親がそれとなく子ども向けの本の売り場で仕向けてはいたのでしょうが
このことが、いつも散歩道を歩いていると思い出す。
無意識の領域に近いところで
人間はなにがしか、黙しがたい部分というのはあるのでしょうね。
さて、今朝もゆったりと歩いてきたいと思います。
そしてリフレッシュして、
事務所リニューアル作戦に立ち向かっていきたいと思います。
がんばるぞ、っと。
コメント
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