三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

瀬戸際の北朝鮮

2006年10月10日 05時42分21秒 | Weblog

北朝鮮が核実験を行ったと発表した。
実験は実際にはどうであったのかは不明だけれど、
あの国のなかで、大きな危機が進行しているのは間違いがない。
先日の報道で、金正日の妹婿が「交通事故」に遭った、という報道があった。
「軍の車両に衝突して、車が大破した」というほどと報道されていたから、
たぶん、権力内部での抗争が進行しているのは間違いがない。
以前も、金正日が中国を訪問した折、帰路に
鉄道の大規模爆発が仕掛けられていた事実がある。
内政と外交とは、絡み合いながら進行していくケースが多いので、
こうした国内情勢と、対外的な姿勢はあわせて考えるべきなのではないだろうか。
どうも、あの国のなかでは、いま相当の権力内部矛盾が起こっていて、
その「危機」が、対外的な関係でも発露せざるを得ない、
ということと、今回の核実験はリンクしたことなのだと思う。
まったく、常軌を逸した行動に走っていて、
国際社会での認知のための努力を行うというような、
普通、国家が存在していくための基本的な事項についても、
ほぼ、放棄してしまっているのが現実だ。

危機はかなりのレベルなのだと思う。
それと、こうした北朝鮮の動きを把握しながら、
日本との関係で、8日に日中首脳会談をセットしてきた中国。
この時点で、日中の手打ち式を仕掛けたのはどういう意味合いがあったのか、
日程は中国側からの申し出だったということだ。
中朝関係で、いろいろな動きがあっただろうことだけは確かだ。
北東アジアで、大きな歴史的な節目が訪れるのは近いのかも知れない。
「イチかバチか」という国家運営を行っている隣国、という存在は、
大変困ったものなのだけれど、
なんとか事態が、危険な方向には行かないように、願うばかり・・・。
しかし、隣国ですが、いまあの国で進行している事態について、
つまびらかにされるような日は来てくれるのでしょうか?
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