三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

盛岡「めぐみいわて」

2007年02月25日 06時23分18秒 | Weblog

先日、盛岡出張の折、疲れ切っていたので、
駅前のホテルでチェックインしたあと、簡単に夕食をすませて早々に寝たい、
ということで、駅のなかのお店を探してみて入ってみたのがこの店。
なんの予備知識もなく目にとまったのですが、
上の写真のとおり、店名も読みにくい看板だし、
「めぐみいわて」と、なんとか読めても、どういう食べ物店か、不明確。
なので、どうしようかな、パスしようかな、と考えていたら
店員さんにキャッチセールスされて、つい入ってみた次第。
店の外観やらを見ただけではわからないのですが、
要するに、できるだけ自然志向で作られた岩手の地元食材を
バイキング形式で食べさせてくれるという店なんですね。
夕食時間で、1500円なり、ということでしたので、
「そんなら、食べてみるかなぁ」となったのです。
このあたり、ディスプレイや、アピール方法について、一考の余地ありと
老婆心ながら、思った次第ではあります。

で、なかに入ってみると、岩手の地鶏料理とか、きんぴらゴボウだとか、
まぁ、おばあちゃんの手作りみたいな惣菜づくし。
それがセンターテーブルに所狭しと並べられて、満艦飾。
どれもが、確かにヘルシー志向な食べ物ばかりで、なかなかいいんですよ。
そうしたディッシュと、5~6種類もあるごはん、写真下のような飲料など、
さまざまな食材を自由に取ってきて食べられるんですね。
はじめは勝手がわからず、どうしたらいいのか、と途方に暮れていましたが、
あとから入ってきた、ファンとおぼしき方の挙措動作を見ていて
段々理解できてきました。
ついつい、何度も往復して食べまくってしまいました。
セットメニューでどうしても栄養が偏ってしまう外食続きの身には
なんともうれしいコンセプトなんです。
「めぐみいわて」というのも、ようやく了解できるようになってくる。

まぁ、味とかはあまりにもたくさんの食材がありすぎて、
これ、という印象には乏しくなるので、頭に叩き込まれるメッセージ性は弱くなる。
その点、食べ物屋さんとしての成功はどうなのか、
ちょっとわからないな、とは思いました。しかし、コンセプトは実にいい。
なかなかいいところをついている、と思います。
聞いてみたら、岩手の地酒メーカーの「あさ開き」というところがやっている店とのこと。
そういうことで、地元食材にこだわって、ということのようですね。
ただ、バイキング形式でのメニューというのは、
単価として、食事の料金としてはちょっと高くなるので、
それなりの作戦をしていかないと、なかなか受け入れられないのではないかなぁ。
なにせ、店員さんに説明されなかったら、わたしも入ったかどうか。
十分な判断材料をわかりやすくメッセージしていない、
あるいはメッセージしにくい、というのでは、問題なのではないでしょうかね。

って、どうも、商売として考えてしまうのは大きなお世話でしょうね(笑)。
客なんだから、払ったお金と、受け取ったサービスの勘定を
ただ、書き残せばいいのですよね。申しわけありません。
わたし、この店、合格でした。
けっこうおいしくて、もりもりディナーを食べた上、おいしい地元の牛乳のアイスクリーム
まで、デザートで平らげまして、満腹満足でございました。
うるさい客で、申しわけありませんでした。(笑)
って、外へ出たら、知人とばったり。 いやいやぁ、狭いですね、ニッポン。
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