三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

仙台発・仙台行き

2009年02月18日 05時29分39秒 | Weblog



災難は忘れた頃にどっとくる・・・。
きのうは仙台での用事を済ませて札幌に帰還予定でした。
また、岩手県水沢からは住宅見学ツアーも北海道に来る予定でした。

ところが、ウチのスタッフが新千歳に迎えに行こうと
列車で向かったところで、
先方のツアーから「乗る予定の飛行機欠航」との知らせ。
札幌では、まぁ、そこそこの雪ではあるけれど、
欠航するようなものとは考えていなかったそうです。
そういう連絡が来たのが、昼過ぎ。
「え~~~、なにそれ?」っていう次第。
見学ツアーなので、夕方の便にとりあえず変更と言うことで、
見学先への中止連絡など、てんやわんやとのこと。
で、夕方の便は、まぁ、まず大丈夫だろうと考えていましたら、
なんと、こっちも欠航になったというお知らせ。
どうも、千歳は局地的に吹雪にやられている状況だったようなのですね。

ということで、安心していたわたしの仙台便もどうも雲行きが怪しい。
しかし、どうしようもないので、夕方間に合うように空港へ。
確認したところ、仙台便に限らず、千歳は朝方を除いて全便離発着できていない。
ところが、わたしの予約便は
「場合によっては旭川に行くか、仙台に戻ります」という条件付きながら、
「予定通り」フライトします、という案内なんですね。
「やった、よかったなぁ」と札幌と連絡を取り合いながら、
安堵の思いを確かめておりました。
しかし、どうも不安ではある。
というのは、その便の次の便の案内では、
「千歳空港天候が不安のため、受付を中断します」という案内が流れているのですよ。
「え、じゃぁ・・・」と誰しも思うのですが、
わたしの便は、やっぱり飛ぶらしい。
疑心暗鬼ながら、フル定員満席で、離陸いたしました。
で、うとうとと30分経過した頃、
「機長でございます・・・」というアナウンス。
「千歳の状況は、ドンドン悪くなっていて滑走路閉鎖です・・・」
という無念のお知らせ。
仙台に引き返すのです。一縷の望みで旭川へ、と思ったのですが・・・。
どうしようもないし、矛先の向け先もない事態。
こうなると無言しかないものですね。

わたしはじめてなんですが、
出発地に再び戻る、っていうフライトを経験させられた次第です。
仙台の空港窓口であしたの便への振り替え手続きをして、
仙台市内のホテル、って2泊したホテルに電話したら、
「オッけーですよ~」ということ。
たぶん、札幌から飛行機飛んでいないので、
そのキャンセルも多発したのでしょうか、スムーズにチェックイン。
2泊3日の予定で下着がなくなったので、えんやこらと洗濯(笑)。
っていうような砂を噛むような状況に置かれております(笑)。
さて、本日でありますが、
予報の状況では、まぁ、雪雲は千歳からははずれている感じ。
なんとか、2時過ぎの便で、帰れることを念願しながら、
こうしてブログを書いています。・・・ちょっと不安。
さてどうなるのでしょうか??



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公開討論の進行係・意見引き出し役

2009年02月17日 05時27分50秒 | Weblog



きのうは仙台にて、写真のようなイベントで講師をやっていました。
東北電力さんが中心になって、
「エコリフォーム」という切り口で業界を盛り上げようという企画。
わたしに割り当てられた役割は
全体で3時間半の構成の内、最後の1時間20分ほどの
「パネルディスカッション」のコーディネータ。
コーディネーターというのは、初めてやってみる仕事で、
なかなか自分の中でイメージが掴みきれない。
自分でパワーポイントデータを使って
論旨を展開していく「講演」とは違って、
パネラーとして参加されるみなさんの対話・発言を紡ぎながら、
でも一方では、全体として論議に方向性を与えなければならない。
というものですが、参加者のみなさんとは会場で初めて会う方もいる(汗)。
すり合わせといっても、遠隔地同士なので
そういう時間を取ることは不可能。

そんな条件でのお話しだったので、
まずは、わたしのほうでまとめたパワーポイントを展開しながら、
各パネラーの意見を引き出して、
全体として、最後は宮城県・東北でのリフォームの盛り上げという
地点に落とし込めるように考えながら進めた次第。
まぁ、北海道の事例とかが、わたしの本分なので
北海道でいま、進行しているリフォームについてのプロジェクトを
ご紹介し、そういう方向の東北での可能性を提起する、
という流れにして、会場のみなさんの反応や意見も引き出せたら、
と考えてみました。

結果として、最後には
会場の最前列で熱心に聞いていただいていた参加者の方から、
大いに共感できた、大いに盛り上げたい、
っていうような望外な発言も飛び出してきて、
うれしい思いができました。
パネラーのみなさん4人のうち、3人まで
仕事ぶりもよく存じ上げていて、意見の方向性が見えている、
というポイントが大きく、
ご意見番を引き受けてくださったパネラーのみなさんとの
呼吸がうまく運べた、ということで感謝の気持ち一杯であります。

終わってからは、参加された方から名刺交換もさせていただき、
今後いろいろな展開を図れたら、と思えました。
でもまぁ、やっぱりこういう役は
なかなかに骨が折れるなぁ、というのが実感。
これまでパネラーとして好きに発言していた経験はありますが、
その意見の引き出し役って、複式思考みたいな能力が必要ですね。
ともあれ、なんとか無事に終わってほっとしております。
ふ~~~。



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イベント第1クール終了

2009年02月16日 06時14分05秒 | Weblog



きのうは建築家33事務所の最後のグループが参加しての
建築家イベントでした。
33事務所に一度、参加してもらってからが
いろいろな意味でも、本格的なスタート台に昇れる。
しかし、イベント会場は当社の2階オープンスペースなので、
会場の広さに制約もある。
最大限、参加可能だと思えたのが1回のイベントで建築家は6人。
というようなことから、土日連続開催で全6回の第1クールを設定したのです。
しかし、以前5~6回建築家イベント自体はやった経験があるとはいえ、
もう6年以上前。
それに開催頻度も格段の違いがあり、
今回は、明確な契約関係での運営で、ボランティアとは違う。
試行錯誤しながら、改善点を常に見定めてすぐに手を加える、
というような運営方法で取り組んできました。

そんな流れで望んだ昨日でしたが、
参加していただいたユーザーのみなさん、
建築家のみなさんとも、大変アットホームな関係が出来上がって
セミナーから、相談会へとスムーズに進行。
会場のクローズを17時に設定しているのですが、
その時間では終わりそうもないくらい、みなさん熱心に相談されていました。
わたしは仙台出張に出かける時間ギリギリ、
一段落付くまで待ってみたのですが、なかなか切れない。
やむなく終了前に会場を離れざるを得ませんでしたが、
スタッフにあとで、確認すると、
ユーザーのみなさんからは「面白かった」
建築家のみなさんからも、「有意義だった」というような声を聞けたと言うこと。

おかげさまで、なんとか、ひとつの形が出来上がってきたと思います。
また、相談内容自体、かなり現実的な内容が多く、
ユーザーのみなさんの住宅建築意欲は高い。
掘り起こし方を考え、面白い提案をしていけば、
経済状況云々に左右されない、住宅の実需は確実に存在するし、
きちんとした「注文住宅」の基本線を示していくことが大切だと感じました。
なんとか第1クールを乗り切って、
これをベースキャンプと考えて、さらに楽しく豊かな内容に
発展させていこうと考えています。

さて、本日は仙台で目覚めました(笑)。
さすがにイベントを終えての即日移動は、
ほとんど半覚半睡状態での移動でございました(笑)。
まぁ、慣れているので途中で羽田に行っちゃうこともなく(笑)、
無事、仙台のホテルに到着・爆睡。
きょうは、仙台での「イベント」でありますが、
こちらは主催者ではないので、気は楽。
さてさて、頑張るぞ、っというところであります。ではでは。



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住宅相談会の様相

2009年02月15日 07時12分47秒 | Weblog



昨日もイベントを開催いたしました。
イベントの動員はやはり、なかなか大変ですが、
少人数ではあれ、本当に真剣なみなさんがお集まりいただいています。
わざわざ、北空知地方から来ていただいた方もいまして、
相談会ではほんとうに真剣なお話が進行しておりました。
また、リフォームの相談など、
より具体的な相談も寄せられて
聞き取るこちら側も、ちょうど北海道R住宅のプランなどを
お話しして、興味を持っていただいたようです。
定期性を持たせて、常設的に開催しようという企画ですが、
会員登録していただいた現実性の高いユーザーのみなさんに
今後、どのように情報提供していくべきか、
いろいろ企画力を高めていきたいと考えています。

しかし、イベントの運営としては、
ようやくパターンが少し、見えてきたというところ。
大体の流れが出来上がってきています。
おとといも、このような建築家イベントの大手会社から
電話を受けたのですが、
なんとか、Replanオリジナルな開催スタイルが出来てきたと言えます。
課題も明確になってきていますが、
オリジナリティも発揮できるようにはなっています。
また、ユーザーのみなさんからの反応は
どんどんよくなってきています。
具体的な住宅相談が多数寄せられている、という結果ばかりではなく、
イベントとしても、面白かった、という評価が
いただけるようになってきたのです。

ちょっと無謀なスケジューリングで、
冒険的にスタートした側面はありますが、
多くの貴重な経験と、実際のマーケットの掘り起こしをやっているという
手応えが非常に大きいことも実感しています。
住宅雑誌という社会的役割は大きく超えるような企画ですが、
こういう経験が、ユーザーと専門的な住宅業界との
「接点・インターフェース」として育てられるのではないかと、思われます。
いろいろに見えてきているマーケティング的な課題を
なんとかクリアして、
まったく新しい、住宅選択の手段として、
育て上げていきたいと考えます。

さて、本日は連続イベントの第1クールの最終日。
2週間をおいてまた、28日から第2クールが始まるのですが、
手作りイベントとして参加していただいた設計事務所は
一応全部、紹介できるのです。
で、わたしは休む間もなく、夜の飛行機で仙台へ出張。
仙台ではこんどは住宅リフォームの事業開拓のような
専門家向けのパネルディスカッションのまとめ役。
きびしい日程が続きますが、
忙しく働かせていただけると考えて、
感謝の気持ちで頑張っていきたいと思います。ではでは。



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冬の札幌住宅視察ツアー

2009年02月14日 07時11分32秒 | Weblog



来週火曜日から、東北水沢から
北海道の住宅見学ツアーが来られます。
受け入れを依頼されたので、その準備作業に、関わっておりました。
見に行く住宅は全部で10件以上。

テーマは、北海道住宅の性能とデザイン。
特徴的な住宅建築や設備仕様の住宅を見たい、というのですね。
いまは東北でも、エコロジーの観点から
暖房設備について関心が盛り上がっており、
とくにヒートポンプの施工例について、理解を深めたい、
というリクエストが寄せられました。
そういうテーマを与えられて探し始めましたが、
やはり北海道の建築家たちのネットワークから、
実にさまざまな取り組み情報が寄せられた次第です。
まだ、社会的には発表されていない実験的なシステムであるとか、
みなさん、大変革新的に取り組んでいる現状を確認できました。
なので、コーディネーターのわたしも初めて見る住宅が多く、
深く楽しみにもしている次第です。
そういえば、デザイン専門と思っていたある設計者と
旭川の「北方建築総合研究所」の研究発表会でばったり会ったこともあり、
建築家のみなさんの勉強意欲は北海道では高い。

北海道以外では、
どうもこのあたり、デザインとテクニカルが分離して蛸壺的に
凝り固まっているのではないかと思える部分があります。
ユーザー側からすれば、ようするに「いい家」という要件のことであって、
どちらが勝って、負けてという話ではない。
どちらもバランスよく整合的になっていなければ困る。

っていうようなことですが、
案外わたしは、こういうスケジュール調整の仕事って
面白くて、好きではあります。
むかし、旅行代理店というのも面白いかなぁと
思った時期があるくらいで、段取り仕事・プランニング両進行で
楽しい見学プランになっていくのは、作るよろこびにつながっている。
もっとも、あちこちには頭を下げなければいけないのですが、
そういうときに、普段疎遠なひとと話すことも楽しみ。
でもまぁ、すべてがうまくいくばかりではなく、
スケジュール調整では、いろいろ変更なども頻発せざるを得ない。
そんなプロセスもありながら、今回も
なんとかスケジュールが確定いたしました。
仙台の建築家グループのみなさんからは、
「また、北海道ツアー、組んでくださいよ~」
と前々から頼まれているのですが、
取り組む前から多忙になって、なかなか着手できません(泣)。
また、みなさんに喜んでいただけるツアー企画したいです。



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長期優良住宅モデル住宅応募

2009年02月13日 06時58分32秒 | Weblog



国の住宅政策はいま、いろいろな施策が進んでいて
どれもが見えにくくなってきている。
前首相の福田さん(っていう名前、しばらくぶりに聞きますね・・・)が
「超長期住宅」という政策概念を導入して、
「モデル事業」に130億円もの予算を付け、
その後、退陣後の昨年秋の国会で「長期優良住宅法」という形で
長期的な政策課題として、国会の承認も受けた。
そういう経緯をふまえて、不安定だった施策方針が
ようやく見えてきて、
景気のテコ入れという側面もあって、来年度以降も積極的に展開されるようです。

わたしも関係して審議検討してきた
「北海道R住宅推進協議会」が、きのう緊急で会合を開き、
住宅リフォーム事業として、この施策に応募することが決まりました。
事務方として参加している北海道庁から示されたスケジュールは
超忙しいもの。
来週16日には報道発表用のペーパーを発表し、
25日にはこの事業への参加希望企業の募集説明会を開催します。
で、来月6日には、その応募の締め切り。
っていうような目の回るような日程が当面予定されています。

そもそも国の施策として、
既存ストック住宅をどうするか、
という方向に力点が移ってきており、
その政策方向で考えて、住宅リフォームおよび、中古住宅流通策は
必須の課題と目されてきています。
それに対して、いくつかの画期的な制度提案を行っているのが
この「北海道R住宅」構想。
すでに3年間の市場実験という実績もあり、
応募については、優位性があるとは思われます。
まぁ、だからといって、絶対確実かどうかは、わからないところですが、
全国の中でも、特異的に住宅政策が一貫して実績を上げている
北海道地域としては、まずは応募申し立てしなければならないでしょう。
全国の住宅リフォーム市場をリードするような気概を持って
なんとかこの事業を成功させたいと念願しています。
わたしどもReplanとしても、
大いにその趣旨をアピールして、
可能な限りの活動に取り組んでいきたいと考えています。

ぜひ多くの住宅ユーザーのみなさん、
多くの住宅リフォームに関連する事業者のみなさん、
この事業を活用していただきたいと思います。
とくにユーザーのみなさんにとっては、
工事金額の10%が「補助金」として支払われるもの。
こんなチャンス、活かさない手はありませんよ!
また、16日以降、続報をお伝えしていきたいと考えています。
<写真は本文とは無関係、会津の大名庭園です>



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現金振り込み事件?

2009年02月12日 06時20分26秒 | Weblog



おとといの午後、娘の大学学費を振り込みに銀行へ。
大学では、事務手続きの関係で、
必ずこの振り込み用紙を使って、窓口から手続きして欲しい、とある。
年に1~2回、こういうときくらいしか、
窓口で振り込むと言うことはない。
なので、結構混んでいたATMに十分くらい並んで必要金額を降ろす。
それを持って、窓口に向かうが、
どういうわけか、たぶん休日前で、窓口が混み合っている様子。
時間が相当かかりそうだったので、
順番待ち番号、10番先くらいなのを見越して、
お向かいの郵便局からの振り込みにチェンジしようとしました。
郵便局と、銀行、両方の印字された振り込み用紙が使われているんですね。
こっちは、並ぶことなく、すぐに手続きしてくれました。
が、・・・
「あ、娘さん本人の確認できる書類は・・・」
「あの、わたしは父親で、わたしが振り込む本人ですが」
「・・・あ、そうですか、では免許証、コピー取らせてください」
「え、そんなこと必要なんですか?」
「金融官庁からの、通達で、必要なんです」
ということだそうです。
免許証を渡して、コピーを取って、不審そうな顔をしている。
なにか、まるで犯罪者でも見るような目つき。
こっちは現金を振り込みにきた「お客様」なハズなんですが、
どうも、面倒でイヤなヤツがきた、
っていうような気持ちが担当窓口のおじさんの顔に書いてある。
やおら、携帯電話を取り出して、
「ちょっと、本部に確認を取ります」
という答えで、なんと、電話の内容を聞かれては困るのか、
そのまま、席を外して奥の部屋に入っていってしまう。
その間、わたしの出した現金封筒は無造作に机の上。
その机には、今度は違う人間が来て、
他の窓口業務を始める。
そこそこの金額封筒なのですが、書類と一式まとめてよっこしてしまう。
ちょっとその扱い方がたまらなくなって、
ちょうど戻ってきたけれど、相変わらず犯罪者を見るような目つきの
「怪しそうな」表情の担当者に
「わたしは娘の学費を送金しに来ただけなんですが、なにか怪しい犯罪扱いみたいな扱い方は
おかしくありませんか」
と、苦情をつい言ってしまいました。そうしたら、
「こういうケースは、仕方ないんですよ」
と、さらに詰問口調。
さすがにこちらも我慢限度を超えてしまったので、
「じゃぁ、いいです。銀行に行きます」
ということで、書類・現金封筒を返却して貰う。

で、再度銀行窓口へ。
今度は、スムーズに順番番号札が役に立って、
すぐに対応して貰えました。
免許証はコピー取られるのは、いっしょ。
で、窓口の方にいま、郵便局での一件を話すと、
「ご説明いたします」と
男性の上司の方が、席を勧められてお話しされました。
マネーロンダリング対策で、このような手続きを官庁から指導されている、ということ。
まぁ、話はわからないことはないけれど・・・。
ここまで不愉快なことをさせられる時代なんでしょうか?
お金を振り込むのに、まるで犯人扱いの対応って、
こんなことが続いていったら、
手続きが膨大になって、経済活動が窒息しかねないのではないでしょうか?

帰り際には、大学から送られてきた振り込み用紙の印字記載方法が
ちょっと不明瞭なところもあったようで、
そのことでも注意を受けてしまいました。
って、これ、わたしのせいじゃないんだけど・・・、
と思うのですけれど、こう考えるわたしの方がいまの時代、おかしいのでしょうか?
本当に不愉快な思いをさせられた銀行振り込みでした。
さて、どうなんでしょう、ふ~~~~。
<写真と本文は関係ありません>


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イベントの動画配信

2009年02月11日 05時26分20秒 | Weblog



あまり大がかりにはせず、地道に始めたいと思って着手した
「北のくらしデザインセンター」イベントですが、
こちら側の予測を超えて、反響が広がってきています。
ユーザーのみなさんの登録は地道なペースですが
堅実に増え続けてきています。
いろいろな反響が出てきていて、
具体的にこちら側に相談が寄せられるようになってきています。
実際に建築家との家づくりを希望されるみなさんとのお話は
こちら側も、追体験できて共感できる部分も多く、
また情報事業者としては、ナマな思いに触れられる機会なので、
たいへん多くの実地取材につながっている部分です。

こういうユーザー反応とは別に、
いろいろな企業や団体から、実にたくさんの反響が寄せられています。
きのうはある地方自治体の方たちからの相談も。
各企業のみなさんからは、さまざまな協力申し入れもいただいています。
大変ありがたい次第ですが、
まぁ、基本的には毎回のイベントをしっかり運営して、
ユーザーのみなさんの利便性や、思いのようなものを
汲み取り、いいイベントとして利用していただけるような取り組みが第1。
今週末も、土日連続開催ということで、
だいぶん慣れてきた運営、頑張っていきたいと思います。
イベントでは建築家のセミナーが一番の聞きどころ。
ユーザーのみなさんが、セミナーに毎回全部参加するというのは大変なので、
会員登録して、セミナーに一度でも参加いただいたみなさんには
建築家のセミナー部分を撮影した動画を
北のくらしデザインセンターHP会員専用ページでムービーとして配信していきます。
初めて取り組む企画なので、
当社スタッフも少ない時間のなかで、頑張ってくれまして、
ようやく一般トップページで「紹介デモムービー」をお見せすることができるようになりました。
(下欄の北のくらしデザインセンター・リンクをクリックしてください)
今後、順次、各建築家のセミナーの様子をアップしていく予定。
運営の仕方が変わってきてもいるので、
時間の長さは違いがあります(汗)が、やはり動画の迫力はわかりやすい。
肉声を聞くことが出来るというのは、参加のみなさんにとって
大きな参考になるのではないかと考えています。
イベントを核として、こういうようにWEBでの情報提供にも
大いに注力していきたいと考えています。
このあたりの情報サービス提供って、
ちょっと前には考えられないようなことですが、
やはり技術の進歩というのは凄いものだと実感させられますね。
わたしたちのような存在でも、画質はともあれ、
まるでテレビ局のように、ひとつのコンテンツについての突っ込んだ
わかりやすい情報を提供することが可能になっているということ。
景気の最悪な時代ですが、できる限り、革新的に手法も開発して、
「家を建てる楽しさ」をくっきりと浮き立たせるような
そういう情報センターになっていきたいと考えています。
ぜひ、WEBページもごらんいただければ、と思います。

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かわいいお客さんたち

2009年02月10日 05時31分04秒 | Weblog



写真はイベントの時の子どもさんたちの託児施設(?)。
住宅って、建てようと考える動機の中で
一番大きなものって、やはり生物的な部分での子育ての安全志向。
安らげる環境の中で、いのちを育みたいという保護意識が
大きな部分を占めていると思います。
親御さん達は、そのためにイベントに聞き入っていて、
かわいいお客さんたちは、その時間、なんとか遊んでいて欲しいというわけ。
なんですが、これがなかなか、難しい。
当社の階段は、シャープな造形のスチール階段。
この上り下りが、やはりお預かりする立場からすると、
ちょっと辛いものがある。
裸足になって貰うことで、危険な条件は緩和はされますが、
やはり気が気ではない。
写真は、イベント開始の当日の様子でして、
いまでは、木質に包まれた個室で
親御さんの目が届く範囲の部屋に入っていただいております。

なんですが、やっぱり子どもさんたちは可愛い。
絵を描いていただいたのですが、
描いている様子も微笑ましく、また画面もさまざまな想像力に満ちていて
思わずにこっとさせられる。
わたしたちを育んでくれた住宅の環境と比較して
いまの子どもさんたちは、ずっとステキな環境で過ごせるように
と、心から願ってやみません。

さて、今週末から来週に掛けては超多忙。
週末土日はふたたびイベントの開催。
先週土曜日には、1週間間違えて来られたお客様もいらっしゃいましたが(笑)
住宅相談の方は、予想以上の盛り上がりぶり。
また、いいイベントになるように努力していきたいと思います。
で、イベントの終わる日曜日には、最終便で仙台へ移動。
翌日月曜日には、東北電力さんのリフォームイベントでコーディネーター。
火曜日からは、東北電力岩手・水沢から北海道住宅見学ツアーの一行が
来られる予定になっていて、そのご案内。
っていうようなスケジュール。
見学ツアーって、毎年、冬の時期に
全国各地から、北海道に来られる方が増えています。
やはり性能的にも、デザイン的にも、
北海道の住宅はちょっと、日本の中では特異的。
東京に見に行くよりも、ずっと面白いと思います。
そういうことで、毎回見学先を調整するのですが、
これがなかなか、綱渡り的な作業の連続になる・・・。
まぁ、なんとか、メドが立ってひと安心っていうところです。
ことしは本当に盛りだくさんのスケジュールで進行していまして、
年明けから、多忙状態が連続して継続中。
なんとか、頑張っていきたいと思っています。よっこいしょっと!



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十三湊と北海道の関係

2009年02月09日 05時37分19秒 | Weblog


以前も一度、書いたのですが、
平安末期、北海道では刷毛でこすったような文様のついた
「サツモン」土器の生活様式をもった文化が栄えていました。
このひとびとの活動範囲は広く、北上川河口付近でも
この土器が発見されていることから、
東北北部、あるいは政庁である多賀城都市などとも交流を持っていたと
推定されています。
しかし、一般的に考えれば、北上川河口ということから、
平泉藤原氏との交易のために
北海道に生活文化をもっていた人々が、拠点として
造営していた痕跡だと思われます。
北海道と、平泉との交易とは、陸を行くよりも
普通に考えれば海の道、水の道を使うと考える方が自然。
そうすると、相当長距離の航海になります。
そういう困難を超えても魅力ある交易があったということでしょう。
ただし、それはあくまで北海道に暮らす人々にとっては
特殊な交易であったに違いなく、
通常的な、鉄器やらお酒といった交易品は
もっとも近い本土側の港としての、津軽半島西岸の十三湊を使っていたのは疑いない。

この福島城は、創建の年代が平安末期と言うことなので、
従来、鎌倉期の安東氏拠点と考えられていた通説が
覆されてしまっている。
そうすると、この城はだれが、なんのために造った城なのか、
というようなことになっているのだそうです。
しかし、それが平泉藤原氏の関係の氏族による築城と考えても
やはり、基本的な用途としては、
対北海道交易の利権を考えていた城であることはある程度、確定すると思う。
この築城年代より古い記録では
蝦夷地のひとびとが秋田城(王朝政権の出先機関)を攻めたという記録もあるので、
この福島城も、そうした対北方民族への備え、という要素をもっていただろう。
もちろん、交易も戦争も、両方考えていたのが実態。

実際にここに行ってみた実感では、
やはり津軽平野の産品を、海路に乗せて運ぶ基地という
要地に当たっているというのが、ありうべき存在理由ですね。
そして、それは北方世界全体と、より南方の「日本国家」との
中継的な国際交易の拠点でもあった、といえるでしょう。
そう考えれば、日本の玄関口として長く機能してきた
西の「太宰府」と、似たような機能を果たしていたと考えられます。
それを、日本の正史記録を書く勢力ではないひとびとが
そういう機能を押さえていた。
このあたりの、日本国家と現地勢力との間合いの取り方というのは
きちんと正史に書かれることのない部分。
やむなく想像力を働かせるしかない。

平安末期といえば、人物で言えば義経なども出てきますね。
「蝦夷渡り」の伝説も生まれる素地は、やはりあるようです。
本日は、久しぶりに歴史ネタブログということで・・・。



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